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お疲れさまです、第24話読みました! 「脱獄計画」ってタイトルからしてワクワクするけど、実際の主人公の心の揺れがめちゃくちゃリアルで笑った。「ここに住むのでいいんじゃね?」ってすぐ揺らぐの、完全に監禁のやばさに麻痺してるやつだ(笑)。でも最後、寝言でうなされる副委員長の額にキスするところ、胸が締め付けられたよ。彼女の「置いていかないで」が、単なるヤンデレじゃなくて、ちゃんと過去とか背景がありそうで、設定の深みを感じた。 脱獄準備と甘やかしのバランスが絶妙で、次がすごく気になる!
ぐっと堪えて平気そうにする。
ここでバレたら俺のパンツ自死は水の泡だぞ。
俺はイライラと死に戻りの苦しみをガンゲームの味方にぶつけ、前回受け取った祝福の言葉をそのままそっくり返した。
副委員長が訝しげにこちらを見つめる。
でも決定打に欠けるのか特に何も追求されず、彼女は俺のポテチを取りに行った。
ふぅー。
飛んでくるフレンド申請を拒否し、俺は椅子に持たれかける。
バレなかったよな?
数分後副委員長は戻ってき次第俺の肩を揉み出す。
「どうしたんですか?西宮君♡何かあったんですか?」
俺の頭を撫で撫でしてよしよしして甘やかそうとする。
美少女お姉さんにあやされてる感じがして悪くない。
おっと騙されるな。こいつはあの水色の悪魔だぞ!!と俺は自分の気を引き締める。
俺は自然な感じでそっぽをむく。
副委員長は空気が悪くなったのを察したのか、なでなでを中断して買い出しに出かけた。
玄関で見送り、足音が遠ざったのを確認して俺はソファーに身を投げ、
どうやってこの家を出るかを考える。
このままここに留まっていると遅かれ早かれまた副委員長の逆鱗を踏み、俺は体のどこかの部位と永久おさらばする未来が見える。
どうにかして虹に助けてもらうか?
でも電話番号しらないんだよな。虹の。
俺は頭を掻きむしって考える。
どう脱出するんだ?
玄関の扉と、窓は全部外から鍵がかかってるし。
うーん。
考えてもわからない俺はダイニングテーブルのトレイにあったバナナを勝手に食う。
我ながら今の状況はまるで刑務所にいるみたいだ。
どこにも逃げ場はない。
水色の看守は愛が重すぎるヤンデレだし。
決まってゲームしかできないととても窮屈になるものだと感じた。
俺が当時ゲームしまくってて楽しかったのは自分の自由があったからだと気づいた。
そう自由。
この監獄から自由になりたい。
…………
…………
………..
ちょっと待てよ。
脱獄てどうやってやるんだ?
俺は映画の知識を思い出し、犯人たちがスプーンで壁に穴を掘って脱獄するのを思い出した。
脱出方法あるじゃねーか!
そう扉と窓が閉まってて逃げ道がないなら、壁を壊して逃げ道を作ればいいじゃないか。
でもすぐには決行できないな。
まずは壊す場所と道具を見つけないと。
俺は腐ったバナナの皮をゴミ箱にシュートしてから、部屋をくまなく手でペタペタ触りながら良い場所を探し始めた。
一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一
賢い俺はリビングルームの角の通気口を見つけた。
ソファーの後ろにあってここなら副委員長も普段はあんまり確認しないだろう。
通気口のネジを外して周り少しづつ削ればワンチャン外に逃げれるんじゃね?
道具は物置部屋に置いてあったマイナスドライバーと、パールを使うことにした。
体感30分ほど立ったら副委員長が戻ってくるので、脱獄準備は明日から進めることにした。
それにして慎重にいかないとな。
ソファーを元の位置に戻して。
ソファーの上に寝っ転がって帰ってきた副委員長を待つことにした。
あともうちょっとで戻ってくるだろう。
一一一一一一一一一一一一一一一一
案の定暫くしないうちに副委員長は大きな袋を数個持って帰ってきた。
一回殺されたとはいえ女の子に重い物を持たせるのは悪いと思った俺は玄関からそれらの袋を代わりに引き受けた。
モノを適当に冷蔵庫にぶち込んだ俺に、副委員長はご褒美のちゅを不意にかましてくる。
ドキッとした。
心臓に悪いな。
でもなんだろう。めっちゃ嬉しい。そういえば俺この前この子のパンツ喉に詰まらせて死んだんだよな。
くそ。今思えばなんでもっと味わっておかなかったんだろう。
俺は自分をビンタする。
ちゅも可愛い。キスしたい。
もうここに住むのでいいんじゃね?
脱獄失敗したらゲーム三昧美少女嫁あり生活も悪くないかも。
俺は血迷っていくのだった。
一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一
夕食は愛情たっぷりタコライスで、副委員長が俺にあーんして食べさせてくれた。
お風呂にも一緒に入ってくれるという副委員長の誘いを俺は断った。
やっぱりそういうのは付き合ってからにしたい。
俺は湧き出る鼻血を片手で抑えつけながら、湯船に浸かる。
寝る前まで足の鎖は外していいらしい。
水に浸かっていると
ドゴーン!
と、近くを雷が落ちたようだ。
俺は慌てずにしっかり楽しんでから風呂から上がった。
一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一
彼女の体温はかなりあったかい。
俺を後ろから抱きしめるのが好きみたいだ。
スゥー。
スゥー。
スゥー。
規則正しい寝息が聞こえる。
寝返って彼女の整った顔を見つめる。ちょこんとした鼻。泣きほぐろ。ぷにっとした唇。
そしてすっごい谷間。
ゴホン。
俺を殺した事さえ見なければ、どっからどうてみてもただの正統派お淑やか美少女お姉さんだ。
「ん…..っ。」
彼女はうなされているようだ。
「どうして…..だめっ。置いていかないで……」
寝言を言う彼女が苦しそうなのは、なんだか胸が締め付けられる。
俺は彼女の額にキスをした。
夕方のお返しだ。俺はなんだかんだでこの子に少し好きになっていたのもしれない。
俺はうなされる彼女が寝付くまで頭を撫でてやるのだった。
今度起きたら俺を解体するのはやめてくれよな?
彼女はやっと安らかに眠りについた。