TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

【企画】ファインダー　🧡💚

一覧ページ

「【企画】ファインダー　🧡💚」のメインビジュアル

【企画】ファインダー　🧡💚

第5話 - 第5話

504

2025年05月25日

#こじあべ

michiru

シェアする

この作品はいかがでしたか？

504

michiru

プロフィール

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール

テラーノベルのスクリーンショット

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

ホーム

検索

通知

本棚

🧡「大丈夫か？」

💚「ん、大丈夫…康二が欲しい」

指3本使って入念に解して、ゴムにも乳液塗りたくって、ゆっくり繋がっていく。

荒い息をしながら圧迫感に耐えている阿部ちゃんが健気で可愛い。絶対に傷つけないように慎重に進む。

🧡「阿部ちゃん、頑張ってくれてありがと。全部入った」

💚「はぁ、はぁ…俺、康二のになった？」

🧡「なってるで、俺の可愛い阿部ちゃん」

汗ばんだ髪をかき上げるように撫でて、キスをして、ちょっとずつ動く。

💚「んっ、ふっ…」

阿部ちゃんは呼吸に必死。初めてだしそら気持ちよくはないよな。俺はめっちゃ締まって結構イイねんけど。

あ、そうやとゆっくり動かしながらカメラを手に取った。

繋がった部分や、大事なところは写らないようにシャッターを切る。

🧡「阿部ちゃんいい顔してるわ、めっちゃ綺麗」

💚「はぁ、はぁ、康二…好きぃ……」

🧡「俺も好きやで、大好き」

カメラを置いてしっかり抱き合って、キスしながら俺はイッた。

🧡「泣きな」

💚「だって嬉しくて」

うつ伏せで顔だけこっちに向けた阿部ちゃんの髪をくしゃくしゃ撫でる。

🧡「ついこないだまでメシ食えんほど落ち込んでた人とは思えんわ」

💚「それは康二のおかげだから」

ちゃんと食べたら前向きになれて、思ったほど周りは自分のこと見てないなって気付いて楽になったし家の事もちゃんとやろうって思えた、って阿部ちゃんは言う。

🧡「阿部ちゃんのためならこれくらいいくらでもできるで。いっぱい愛させてや」

💚「もちろん。いっぱい甘える」

後日、現像した写真を一緒に見た。

植物園の写真はニコニコ見とったけど、ベッドの写真になったら真っ赤になってた。

🧡「見たいから撮ってて自分で言うたんやん」

💚「そうだけど……」

🧡「で、どぉ？俺に抱かれる自分の顔」

💚「言わない」

🧡「えーっ、感想なしはきついわぁ」

そう言って抱きつくと困ったように笑う阿部ちゃん。

そっと写真をテーブルに伏せたので『今日もいっぱいしよな』と囁いて、キスをした。

終