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꒷꒦꒷꒦꒷ 瑞希視点 ꒦꒷꒦꒷꒦꒷

 

 

 

弟くんに連れられ、絵名が入院しているという病院に連れてこられた。

 

 

「430号室だ……行ってこい、」

 

 

『……うん、行ってくる』

 

 

弟くんに背を向け、ボクは絵名の病室へと向かった。

 



 

 

コンコン、と軽くノックをし扉を開けた。


 

 

 

『……失礼します、』

 

     

   

ベッドの上に座っている絵名に向かって優しく話し掛ける。


 

  

「……は、」

 

 

  

絵名は目を大きく見開き、とても驚いているようだった。

 

 

 

『…お見舞いに来たよ~!』

 


 


 

笑顔を貼り付け、絵名に袋を渡す。

 


 

 

『これ、フルーツ!好きな時に食べてね?

あ、良かったら剥いてあげるよ!』

 

 

 

まだ状況が飲み込めていない絵名を無視しながらボクは近くの椅子に腰掛けた。


 

 

 

 

「………………な、んで…、」

 

 

 


 

絵名の目はまるで少し前のボクのように真っ黒で、凄く絶望していた。


 

 

 

「どうして…、瑞希……、 」

 

 

「……お見舞いに来なくて、良かったのに」

 

 

  

静かな空間に絵名の声は虚しく響く。

 


 

 

『…弟くんから聞いたんだ、…絵名も、日記を書き始めたんだってね? 』

 

 

 

「っ、!」

 

 

「それ、は……」

 

 

 

『……でもね?絵名、』

 

 

 

ボクは絵名に近寄り、ソッと絵名の手を持つ。

 

 

 

『…ボクは、絵名のせいで壊れたんじゃないよ、……誰も、悪くないんだよ』

 

   

「……、!」

 

 

誰かさん受け売りの言葉。

 

でも、それって凄く素敵だと思うんだ。

 

 

 

「……で、も…、」

 

 

『大丈夫!ボクはね……?』

 

 

 

『  *救われたんだ* 』


 

59日目

 

 

 

今日はね、絵名のお見舞いに行ったんだ!

 


 

…誤解を解いたりしてね……、?

 

  

  

…、ボクが、絵名を救えてたらいいなぁ。

 


   

なーんて、笑


 

 

 

……でも、本当にボクは感謝してるよ。

 

 

 

…ありがとう、皆

 

 

 

瑞希

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