テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
ー千草目線ー
🔵🍑「はぁッ、はぁッ」
つ、着いた_ッ
コンコンコン
🔵「晶くんッ!!」
お願いッ、出て_ッ!!
🟡「……どうしたの、」
🔵🍑「ッ-」
その声は、とても力細かった。
そりゃ、ずっと家にこもってるんだもんなぁ、
あ、ご飯とか食べてないんじゃ_
バンッ
🔵「え、け、啓太!?」
啓太がドアを思いっきり開けた。
🔵「な、何してんの!?」
🍑「晶くん」
🔵「え?」
俺が目線をドアの先へ移すと_
虚ろな目のような、驚いた目のような、感情が読めないような顔をしている晶くんが立っていた。
🔵「あ、晶くん、?」
🟡「ッ…….入っていいよ」
と晶くんが言うと、啓太は迷いもせず入っていった。
🔵「お、置いていかないでっ」
🟡「はい、座って」
🍑「うん」
🔵「あ、ありがとう」
少しの間沈黙が流れてから、晶くんが口を開いた。
🟡「….どうして来たの?」
🔵「あ、えっと」
🍑「晶くん、大丈夫かなって、」
🔵「怖かったんだ、晶くんが、壊れちゃうんじゃないかってッ」
🟡「ありがとう、でも俺は大丈夫だよ(ニコッ」
🍑「ッ偽物だよね、? その笑顔、何年一緒にいると思ってるのッ」
🟡「ッ!? そっかぁ、やっぱ分かっちゃうか(ニコ」
晶くんは呆れたような笑みを浮かべ、話し始めた。
🟡「龍騎、死んじゃったでしょ?」
🔵🍑「…..(コク」
🟡「ショックだったんだ。俺、龍騎のこと大好きだったから」
そうだよね、晶くんと隼人くんは、龍騎くんのこと、だいすきだったもんね、ッ
🟡「それで、思ったんだよ、俺なんかが生きてていいのかなって」
🔵「え、?」
🍑「なんでそんなッ_」
🟡「だって、そうじゃん。俺みたいな人間が生きてたところで、別に誰も救われない。逆に迷惑をかける。それならいっそ_」
🔵「やめてッ!!!!」
🟡「ビクッ」
🔵「そんなこと言わないでッ!!!……俺だって、龍騎くんがいなくなって悲しい、! でもそれ以上にッ、晶くんが自分を攻めるのも悲しいッ、! 俺はッ、俺はッ……、!! 晶くんにはまだ、死んでほしくないッ、!!!!!」
🟡「ちぐ、ちゃん…..」
🍑「僕も一緒、一人欠けちゃったけど、心には傷が残ってるけどッ、! 龍騎くんが、笑っていられるようにッ、安心して、見てもらえるようにッ、!!……..今はみんなで、笑顔でいようよッ…..」
🟡「……!」
🔵🍑「ギュ」
🟡「…..!?」
🔵「一人で抱え込ませてごめんッ、!!」
🍑「僕たちがいるからッ、」
🔵🍑「頼るときは頼ってねッ」
🟡「ッ、うんッ、!」
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!