女将「あら、こりゃあまたブサイクな子達だねぇ。」銀さん「(ぶ、ブサイクって悪かったなぁ!)」赤ちゃん「(あのおばちゃん、後でぶっ殺すぜ!)」バナナ「(殺す…)」旦那「うーん、ちょっとうちでは….」マネー「そこ何とかくれませんかねぇ?俺、忙しんで1人くらい貰ってくれないかぁ?」女将「じゃあ、真ん中の子を貰おうかね!真面目そうだし!」旦那「ええ!?」銀さん「よ、よろしくお願いします!」銀さん採用。
バナナ「おいミスターマネー。何で僕達なんだ?」マネー「ハァー!!それは、体験をやろうと思ってなぁ!」赤ちゃん「ん?何か人が集まってんぞ!」マネー「んん?あれは、ときと屋の鯉夏花魁だな。それにしても派手だなぁ!」バナナ「ほーう、これが遊郭か。」赤ちゃん「なんか、足遅。でも何で人が集まるんだ?…ん?」女将「ジーー」女将「ちょいと坊主、その子を貰っても良いかい?」マネー「あー、確か貴様は…」女将「荻元屋の女将さ。私の目は狂いはないさ。」マネー「荻元屋の女将!こりゃあありがたいなぁ!」赤ちゃん「はぁ?何で俺?」マネー「ハァー!!達者でな!赤子!」赤ちゃん採用。 バナナ「おーい、僕が余ってるぞ。」マネー「ハァー!!付いてくるがいい!」バナナ「?」
女将「どうよ、これ!」女「まぁ!すごい!」女将「顔を拭いたらこうよ!良かったわこの安い子が買えて!」赤ちゃん「?」女将「仕込むわよ!仕込むわよー!京極屋の蕨姫や、ときと屋の鯉夏よりも売れっ子にするわよー!」赤ちゃん「(なんだあのおばさん達?変なの。)」
べべべべん!べべべべん!バナナ「シイイイ。」べべべべべべべべべべん!女A「ねえ、あの子は?」女B「あー、新しく来た子よ。女将さんは仲良くしな!って言われてたの。」女C「それにしてもブサイクじゃない?よく入れたね、この店に。」女D「アタイには分かるさ。この子、店に入る前にあの男がいてたの。」女A「ええ!どんな人なの?」女D「メガネをかけてる男!かっこよかったわー!」女B「えええ!私も見たかったなー!」女C「私もー!!」女A「私もー!!」マネー「コイツ何でも良いんで貰ってくださいよー。便所でも良いんで。」バナナ「💢(絶対にあの男を殺す。後、絶対に吉原の花魁になる…!)」
女A「銀子ちゃん!銀子ちゃん!」銀さん「はい!」女A「荷物を運んでくれる?人が足りなくてね。」女B「手伝ってくれる?」銀さん「はい!分かりました!」女A「なんか、力強くない?」女B「強。」女の子A「…京極屋の女将さん。窓から落ちて死んじゃったんだって!怖いね?気をつけようね?最近足抜けする人が多いみたい。」女の子B「怖いね…」銀さん「足抜けって何?」女の子A「銀子ちゃん!すごーい荷物だね!」銀さん「鯉夏花魁からの贈り物だよ。」女の子B「銀子ちゃん、知らないの?足抜けって言うのはね、借金を返さずに逃げる事だよ!」女の子A「この間って須磨花魁が…」銀さん「ッ!(須磨…須磨さんの名前だ!宇髄さんの嫁!)…あの!」鯉夏「噂話はよしなさい。本当に逃げ切れたかどうかなんて…誰にも分からないのよ?」2人「はーい。」鯉夏「運んでくれたのね。ありがとう。おいで?」銀さん「はい!」鯉夏「お菓子をあげようね。1人でこっそり食べるのよ。」女の子A「わっちも欲しい!」女の子B「花魁!花魁!」鯉夏「駄目よ。さっき食べたでしょう?」銀さん「あ、あの!須磨花魁は足抜けしたんですか?」鯉夏「!どうしてそんな事を聞くんだい?」銀さん「(警戒されてる!うまく聞かないと、須磨さんの事を…)ええと…」女の子A「お菓子〜!」銀さん「須磨花魁は私の…私の…姉なんです!」3人「ええええ!?」
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!