※❤️×💛 付き合ってます
💛視点
とあるオフの日。暇を持て余した元貴に家に呼び出されて一緒にゲームをしている。ちょうどやっていた対戦ゲームが終わった所で元貴が立ち上がった。
「ちょっとトイレ行ってくる。」
「…ん!いってらっふぁい!」
口の中に入っているお菓子のせいで上手く喋れないが、部屋を出ていく元貴に小さく手を振る。
しん、となってしまった部屋を落ち着きなく見回す。そんな時、机の上に置かれている元貴のスマホが目に付いた。
ついこの前3人で罰ゲームをかけて対戦ゲームをした時、あえなく惨敗して検索履歴を晒させられた。不幸中の幸いで、そんなに変な履歴は残っていなく、2人にガッカリされたのを覚えている。
あの時のやり返し、と言うべきか。ロックのかかっていないスマホのホーム画面を開く。よく使われている検索エンジンを開いて履歴を見ると、ずらりと並んでいる単語に目を見開く。
「……何これ…えっちな動画ばっかじゃん…。」
あの時の罰ゲームが元貴じゃなくて良かったと心の底から思った。それでも僕の履歴が晒されていい理由にはならないけれど。
同じような単語の中から1つ押してみる。直ぐにサイトに飛び、動画が再生される。元貴はこういうのを見るのか、なんて冷静に分析してしまうが、あることに気がついた。
「…僕と似てる?」
ただの偶然かと思い履歴に載っている他の動画も再生してみるが、やはり雰囲気が似ていた。画面の中で激しく乱れている姿に何となく恥ずかしくなって顔が熱くなる。
「元貴…こういうのが好きなのかな…。」
いつも自分たちがしているのとはかけ離れていて、元貴の隠れた欲望を見た気がする。
そろそろ帰ってくるかと思い画面を閉じると、暗くなった画面に自分以外の姿が映っていた。驚いて振り向くと、そこには楽しそうな笑みを浮かべて立っている元貴が居た。
「あ………。」
「涼ちゃん…♡」
コメント
1件
おっと?涼ちゃん見つかっちゃたなぁ〜笑どうなるのかなぁ🫣🤭