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今度あったら、
アカウント名がちょっとこれから出す主人公の名前に似てたので、変えさせていただきました。 開始2話なのにもう最初に書くことが無くなったんで、次からは恐らくここ無くなると思います。
水分補給無しに暑いところを歩き回ったことによる脱水症状にで倒れた7番は、今横になっている場所の慣れないフカフカ感に目を覚ました。
目を開けて1番最初に見えたのは、見慣れないクリーム色の天井だった。
一瞬連れ戻されたのかと思ったが、だとしたらフカフカの場所に寝かされているわけが無い。すぐに叩き起されて、折檻されているはず。
…どこだ?ここ?
目覚めたばかりの7番は少し思考を巡らせてからやっと、ここが知らない場所という結論に至った。
「お、目ぇ覚めた?」
「!?!?」
いきなり目の前にショートカットの女が洗われ、7番は驚きのあまり思わず飛び起きてしまった。そこで、今まで寝ていたのがソファだということに気がつく。
周りを見ると他にも2人、人がいるようだ。
「アスカ、まんまり驚かさないであげな」
2人のうちの1人、黒髪に黄緑のメッシュが入り、両目に同じ色のカラーコンタクトを入れている男性が言った。
「ごめんごめんw」
先程の女性はアスカというようだ。男性と同じように、黄色のメッシュとカラーコンタクトをつけている。よく見ると、体にはツギハギがある。
「体調は大丈夫ですか?」
もう1人の、また同じような青色のメッシュとカラーコンタクトをつけた男性が話しかけてきた。
「あっ、大丈夫…です」
7番は少しオドオドしながら言った。
「君、道に倒れていたらしいよ。そこのナギが助けたの」
「ちょっソウ、言わなくていいから」
会話的に青メッシュがナギ、黄緑メッシュがソウというらしい。
そして、7番を助けたのはナギだそうだ。
「ありがとうございます」
「当然のことをしただけなので」
7番がお礼を言うと、ナギは少し目を逸らして、キッチンの方へと向かった。
何故だろう。避けられてる気がする。
いや、アレが普通なのか。
ソウとアスカの距離が近いだけなのかもしれない。ソウは最初から敬語は使わないし、アスカも先程から何も話していないが座っている場所がかなり近い。少し離れて欲しい。
ナギがキッチンでコップを出したりしていると、アスカが7番に質問した。
「ねえ、なんで倒れてたの?」
「あぁ、道に迷ってしまいまして…それで水分補給もせずに暫く歩き回ったのが原因かと」
「そういえば今日の人間界は最高気温30℃だっけ?」
「そりゃ暑いわ。てゆうかソウ、なんで人間界のこと知ってんの?」
「俺のスマホ人間界のニュースも見れるから」
「ちょっ、ちょっと待ってください!」
ポンポンと話を進めていくアスカ達を7番は止めた。
人間界?一体どういう事だ?
まるでここが普通の世界じゃないかのように話す2人に、7番は質問をしようとする。
「どうぞ」
その時、目の前に少し濁っている水が置かれた。
「これは…?」
「スポーツ飲料です。脱水症状で倒れたならまずは水分補給かなと…あ、変な物は入れてませんよ?」
「ありがとうございます」
何時間も飲んでいなかったせいか、今までで1番美味しく感じる。
そのため、7番はあっという間に水を飲み干した。
「よっぽど喉乾いてたんですね。ちょっとおかわり持ってきます」
そう言うとナギはからのコップを持ってまた、キッチンへと向かった。
「あっ、そっか。まだ起きたばっかだったね。今から質問しまくろうと思ってた…」
「えっと、別に質問されても大丈夫ですよ?」
「結構面倒くさい話になるし、水を飲み終わってからでいいよ」
「ありがとうございます」
知らない場所に知らない人。それなのに何故か、今までで1番安心出来る時間だった。
だが、恐らくまだこちらも質問をしないといけない事が沢山ある。
7番はそう思うと、水を飲みながら質問することを考えた。
お疲れ様です。滅茶苦茶長くなりました。ちょっと長すぎたんで適当に切ってしまいました。
このシリーズ絶対長くなるわ…
まだ主人公は7番のままだ。そろそろ名前付けないと…
次の話は恐らくもっと長くなります。申し訳ございません(>_<)