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不破の作り笑いが大好きです。ありがとう。
kid side
今日はアニキが来なかった。
寂しい。
その思いを思いっきりギターにぶつける。
音がとがってる。僕の思ってることはこんなんなんだってあらためて分かる。
ギターってすごいんだなってかんじる。
kid「アニキのところ…行ってみようかな…」
ちらっと覗くだけならいいよ…ね、?
ひえぇ…やっぱ2年生って1番怖くない?
そう思うのはkidだけでしょうか…
確か3組だったはず…
kid「アニキ…」
あ!いた!!
改めて初めてちゃんと顔を見たかも。
…….?
アニキってそんな笑顔だったっけ。
そんなに無理に引きつっている。
僕の前でもそうなのかな。
笑顔を貼り付けてもうピエロみたいだ。
きっとこの人は何されても無理に笑って周りに合わせてきたんだろう。
kid「もどろっ…かな…」
僕は教室を後にした。
放課後
fw「hr〜!!!」
やっぱ今もだ。
kid「ねえアニキ。」
fw「ん?どしたー?」
もうやだやめてよ。
kid「そんなムリに笑わないでよ…」
正直その後アニキの顔を見るのは怖かった。
顔を上げるとそこには
偽りの笑顔はなかった。
fw「hrって結構人のことよく見てるよね。」
kid「ま、まあ人と話すのが苦手なんで…人間観察的なことはしょっちゅうありましたし…」
fw「今まで大丈夫だったけど、分かったのはhrだけだよ。」
fw「わかった。hrの前では無理に笑わない。だけど楽しくないってわけじゃないからね。元々楽しく笑うのが苦手なの。」
kid「そうなんですね。アニキのことまた知れて嬉しいです。」
本当に思っている。正直な気持ち。
fw「そっか。よかった。」
いつか子の人を心から笑わせてあげたい。
kid「今度アニキの本当の笑顔を見れるようにkid頑張ります。」
fw「そっかそっかw hrは頑張り屋さんやな」
fw「ねえ、前弾いてた曲また聴かせて?」
kid「もちろんですよ。」
正直に伝えられてよかった。
だけど気になる点がまたひとつ。
さっきアニキの顔が少し赤かったのは気のせいかな。