テラーノベル
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「…はっ、ねえ、」
「…なに」
「…俺らやりすぎっ」
「…加減するから」
「…しなくていいッ」
「…ばかマジッ」
「…んっ、んっ」
部屋に入った途端に引き寄せられるように抱き合った。
止められない。
もっとして欲しい。
勇斗が欲しい。
俺をめちゃくちゃにしてっ…。
「…あっ、あっ」
「…も、はいりそう」
「…や、んっ」
「…挿れるよ」
「あっ、あああッ」
玄関で脱がされて、冷たいフローリングに顔が付く。
背中から押さえつけられる格好で勇斗が覆いかぶさった。
あっ、もう、入ってる……、
「…中、ユルくない?」
「…あっ、はやと、のせいッ」
「…はっ、じゃあもっと締めてよっ」
パンッ
「ぁああッ、」
「…まじで締まったっ」
「あっあっ、も、っとしてッ」
パンッ
パンッ
後ろから挿れられながら尻を打たれる。
その度に中がぎゅうっと締まるのがわかる…。
勇斗を…逃がしたくないって、キツくなる。
「あっあっ、あああ〜ッ♡」
「…ん、」
「奥ッ、んんっ、ら、めぇッ」
顔を床に付けたまま両腕を後ろに引っ張られて、身動きが取れないまま貫かれる。
「きもち、ぃッ、あっあっ、」
「仁人、」
「あっあっ、はや、とッ、あっ」
「…やばい、」
「あああッ、お尻ッ、イきそッ」
「…まじで」
「…イクイクイクッ」
パァンッ
「あああ〜〜〜ッ♡イ、ぐぅぅッ♡」
思い切り尻を打たれた瞬間中がビクビクと痙攣して、達した。
「あっあっ♡んっ、ん〜〜ッ」
「…俺まだイッてねえから」
「んんッ、あっあぅ、あああッ♡」
グンッと後ろに引っ張られて身体を起こされる。
両脇に勇斗の腕が差し込まれて引っ張られ、身体が仰け反る。
「あっあっあっ」
上半身を起こされて後ろから突き刺されてる。
やばい、この体勢、なにも、出来ない、なにも……ッ
「あー〜〜ッ」
「…お前、エロすぎっ」
「あっ…!…イぐイぐッ、まだイグぅぅッッ」
深く突き刺さったモノが奥を貫く。
「ソコッ、あっ!!ダメッ…!」
「あっ…」
「ひぁあッ、にゃ、ひッ…!」
グポッグポッ、て中から変な音が聞こえて、ブルブルと震える前が精液を撒き散らした。
「あっ、あああッ♡♡、おなかっ、らめッ」
「…腹まではいってんの、」
「あー〜〜ッ♡♡」
グニッとした感触をお腹の底に感じて、またイった…。
「いぐいぐいぐッ、あっ!イッ、でる、ああ〜〜ッ♡」
「やばぃ、」
「イッでる、いい、でる、から、ぁッ、」
「…も、出すっ」
「あー〜〜ッ、あ、つッ、熱いッ、んん〜〜〜ッ♡♡♡」
「く…っ」
ガクガクと痙攣が止まらない。
お腹が熱い……あ……やば……
「あー…あっ……、」
まだ襲ってくる快感に、意識が途切れそう……。
あ……だ、め……。
………
……
…
―――
「…ん」
「…仁人?」
「……はや、と」
目が…開けられない。
声が掠れて…うまく喋れない…。
「……ん」
唇にふんわりとした感触がしたあと、冷たい物が注ぎ込まれる。
「ん…ん…」
…水……?
「…仁人、」
「あ……、はやと…」
「…大丈夫?」
「……う、ん」
「……死んだかと思った」
「……かってに…殺すな」
「…さっきね。グッタリしてるし…意識ないし」
「…俺…寝ちゃった…?」
「寝た…ってか、失神?」
「…えー」
「…だと思うけど」
「…まじ…?」
気持ちよくて、良くて、頭真っ白になって…
「…覚えてないや」
「…また加減できなかった」
「…いーよ」
「…よくねー」
「…ちょっとだけ…ペース、考えないとね」
「…だな」
いつの間にか居た布団の上に沈みながら、呟く。
「…柔太朗…どこまでわかってるのかなぁ」
「…え?」
「…俺たちが…こういう事してるの…気付いてるのかな」
「……」
「…ちょっと気まずいなぁ」
「…そーね」
「…ね」
「……てかさ」
「…ん?」
「目覚めてすぐに、柔太朗なの?」
「…え」
「さっきまで意識なかったのに、なんで今柔太朗のこと思い出したの?」
「…なんでって…わかんないよ」
「……」
「…なんとなく思い出しただけ」
黙り込んだ勇斗に気付いて視線を向けると、背中を向けて座ってた。
「……はやと?」
「……」
「…はやと」
「…なに」
「…遠いよ」
「……」
「…ねえ…こっちきなよ」
「……」
振り向きもしない勇斗に、だんだん不安になってくる。
「ん…、」
「…あっ、動くな」
「…あ、きた」
「……」
「…はやと」
起き上がろうとした俺を止めるように伸ばした手を、逃がさないように抱き締める。
「…はやと」
「……ああ。」
「……なに?」
「……仁人にピッタリの言葉思い出した」
「…ん?」
「キュートアグレッション」
「…え」
「…可愛くて…捻り潰したくなるよね」
「……こわ」
「…あと、今日はもう柔太朗の話はやめてね」
「…え?」
「…俺が嫉妬するから」
「…まじ?」
「…うん」
「…ふふ」
「…なに」
「…かわいーね」
「…ガチめに殺すよ?」
「…ふふ、どうやって?」
「…そりゃ…セックスで?」
「…じゃあいーよ」
「…はあ〜。もう降参だわ」
「…ふふ」
抱き締めていた腕がするりと抜けて、俺を包んだ。
ギュッと抱き締められながら、安心して目を閉じた。
「…好き」
「…はい、俺も好きです」
「…勇斗が…好き」
「…仁人が好きだよ」
「…うん」
…そのまま、眠りについた。
夢を見た。
ちょっと怖い夢。
知らない誰かが俺を組み敷いて押さえ付けてる。
怖い…勇斗…勇斗……。
ぎゅっと目を瞑って、薄らと目を開けると。
俺を見下ろす勇斗が居た。
…助けに来てくれた。
じゃあさっきのは誰なんだ…?
ぼんやりと顔が浮かんで、消えた。
温かい勇斗の腕と、優しい目。
その顔が降りてきて……俺にキスをした。
…………
………
……
…
「仁ちゃーん」
「……」
「おーーい」
「…ん」
「遅刻だよーー」
「…あ…やばっ」
「…うっそ」
ぎゅっと抱き締められた。
「…おはよ」
「…おはよう」
まだ朝日が少し薄暗くて、肌寒い。
「…体調どう?」
「…うん…いいよ」
「…ほんとに?」
「うん…大丈夫」
「無理しないでね?」
「うん……あっ、」
「…なに?」
「いま、勇斗の夢見た」
「…え、まじ?」
「…うん」
「どんな夢?」
「…えっと……、最初は…怖い夢」
「…うん」
「誰かに押さえ付けられて動けなくて…それで、助けて、って思ったら…」
「…たら?」
「…勇斗がいた」
「…うん」
「…さっきのはもう消えてて、勇斗が俺を見下ろしてた」
「…」
「…めちゃくちゃ安心して…それで…キスされた」
「…俺に?」
「そう」
「…」
「…キス…した?」
「え?」
「…さっき、キスしてた?」
「…いや、夢は知らんけど…」
「…そっか」
「キスはしたよ」
「えっ」
「…仁人全然起きないから、キスした」
「…それじゃん」
「…それかな?」
「うん…きっとそう」
「…てかさ」
「うん?」
「その夢……似てるね」
「…?」
「俺らがこういう風になる前の夢に、似てない?」
「…あー」
「…怖くなかったの?」
「…今?」
「…うん」
「全然。むしろ安心したし」
「…」
「勇斗が助けに来てくれたーって。思った」
「…そっか」
「…うん?」
「なら、良かった」
「…ふふ、うん」
夢は夢だけど、侮れない。
今勇斗とこうして居られるのは、あの夢のおかげかもしれないから。
そして今の俺は、勇斗のことを怖いなんて思わない。
負けてもいい。
抵抗出来なくても構わない。
そんな風に思える。
「…もっといじめてね」
「…もっとって…まじ?」
「…痛いのも勇斗も好きだから」
「…加減とかは?」
「もうしてんじゃん」
「えっ」
「勇斗なら…俺をもっとボコボコに出来るのにしないでしょ」
「…いや…したくないし」
「…少しならしてもいいよ」
「…まじっすか」
「…でもちょっとは加減してね」
「…めっちゃムラっときたわ」
「…まじで?」
「うん…」
「…俺ら相性よすぎん?」
「それは…そうね」
「楽しみだなあ」
「…まじ、ちょっ、お前覚悟しとけよ」
「…こわ」
「…でも今ゾクッとしたっしょ?」
「…うん」
「…可愛い」
痛みから始まった恋は、もう以前には戻れない事を、二人ともわかってる。
俺を優しく撫でる手が、ある日は俺を酷く追い詰める。
それが…こんなにも心地いい事を、もう知ってしまったのだから…。
もっと酷く愛して…もっと、もっと……。
fin
コメント
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こういうお話を、心から探し求めておりました……!!!!! 本当に本当に本当にありがとうございます😭 無自覚ドMが包容力カンストSに性癖を自覚させられるの最高です!!! そして双方が体から気持ちも自覚するってところも良すぎます… それと、ここまで容赦なくしっかりスパを書いてくださる作品は少ないので感謝でいっぱいです。 もう本当に大満足極まりないのですが、 もしもご無理でなければ、更に続きを書いていただけると非常に幸せに存じます😭