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停学を免れ久しぶりの自由に伸びをする。
すぐにスマホを開く。
今日は誰か誘ってみよ。
隼人でも悠でもない、漢字も知らないなおとに電話をかける。
学校まで迎えに来てくれるとの事で校門の前で待つ。
30分くらいした時に見覚えのある車が停まる。
私は慣れたように乗り込んだ。
そのすこし前。
翔は職員室の窓から校門の前に秋がいる事に気付いていて、プリントの採点中に何度か窓の外を見ていた。
車が停まり秋が乗っていくのを見て立ち上がる。
近くにいた先生に「どうしました?」と聞かれ、無意識に「いえ、…なんでも。」と答え、座り直した。
(何人男いるんだよ…)
深くため息をついて採点を進める。
が、秋の事を考えてしまい、後にする事にした。
その日私は家には帰らずになおやの家に泊まった。
次の日の昼前に学校に送ってもらった。
くる途中に寄ったコンビニのご飯を食べようとひとりになれる屋上に向かった。
屋上の手すりに肘をかけて景色を眺めながら菓子パンを食べる。
すこしするとガチャっと言う音とともに翔が姿を見せた。
私は一瞬先生を見るがまた校外に目を向ける。
先生は横に来て同じように手すりに肘をかける。
私は無言のままカフェオレを飲む。
翔「昨日、泊まった?」
聞かれてすこし睨む。
秋「…なに?学校の外の事なんて先生には関係ないでしょ?」
先生の顔が秋に近付く。
翔「タバコの臭いがする。…昨日の放課後、男とどっか行ったでしょ?さっきもその車で登校してなかった?」
秋「…だったらなに?」
めんどくさそうに答える。
翔「別に交友関係まで口出すつもりはないけど…、…この前あれだけ早く理解できたから勉強しないのは勿体無いと思うんだよね。」
その言葉は担任としての本音ではあるが、すこし、私欲も混じっていたのかもしれない…