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サウナに寄って、家に帰る。

モヤモヤを吹き飛ばしたくてだいぶ長居したから、もう日付が変わろうとしている。

今日は朝早かったし、もう寝たかなぁ。


今日の現場でホワイトデー兼ねて、と差し入れに配られたクッキーがポケットに入っていたのを思い出して食べる。

予約必須で、並んで買う店のものらしい。

コンビニのお菓子で喜んでる俺には正直違いがそんなにわからない。

いや、たぶんホワイトデー当日をもう逃すんであろう俺の気持ちが上がらないのが原因。


💙「はぁ」


ソファに寝転んでウトウトしていると、スマホが鳴った。


💙「え」


そこには、俺が本命チョコを渡して、今日はもう会えないんだと内心悲しくなっていた相手、阿部ちゃんの名前が表示されていた。


💙「もしもし!」

💚「翔太、夜中にごめんね。寝てた?」

💙「起きてた。てか阿部ちゃん寝てなかったの?」

💚「んー、翔太にホワイトデー渡したくて。そろそろ帰ってるかなって」


サウナに長居した事を後悔した。

さっさと帰って、仕事終わったよとかなんでもないていでメッセージでも送っておけば良かった。


💚「でさ、今翔太のマンション着いたんだけど降りてこれる?」


頭が良いのに時々ぬけている阿部ちゃん。

外でもらって誰かが見たらどうするんだ。


💙「あがって。いや、すぐ上がれ」

💚「えー、じゃそうする」


オートロックを開けて少しすると、インターホンが鳴った。

ハッピー・ホワイトデー

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