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果爲「一旦引くべきか…でも街の人が…」
そう思っていると…
毘摩「そろそろ飽きてきたな…完全に膠着してんじゃねぇか」
羅睺「あぁ…もう決着にしていい頃だろ…阿修羅、”あれ”やるぞ」
阿修羅「そうだな、では…」
そういうと、4人は1箇所に集まり読経をし始めた。
果爲(なんとなく…こういうのって合体とかするパターンじゃんかぁ。)
そう思っているのも束の間、思っていた通り4人はひとつになる。
……「儂は駁梵天。先刻の彼の者等の躯体を媒介として新たに生まれたのだ…。肉体は一つだが意識は4人分ある。さぁ、決着と行こうか。」
果爲は思った。こういうのってパワーアップするけど4人の時よりは弱くね、と。
果爲(いや…むしろ狙いやすくてラッキーっちゃラッキーよね。これなら…)
果爲には秘策があった。
果爲(そうだ…あんだけ練習したんだから…本番で成功しなきゃ意味無い!)
そういうと果爲は粒子で弓矢を構成した。
果爲「エイムは練習した…よし、打てる!」
そう言って放った一矢は見事敵の脳天を貫いた、が…
駁梵天「経験が浅いのか知らんが…少々見縊り過ぎではないか?」
頭を貫く矢を抜きつつそういう駁梵天の傷は瞬時に塞がり、即座にそこから消えうせた。
果爲「何っ…どこに…」
駁梵天「甘いな…」
背後に回られた果爲はあっさり捕まり、身動きを封じられた。
駁梵天「子供の割にはよくやった…だが儂に挑むのすら万年早い…」
果爲「うぐっ…どうすれば…」
果爲(今の私に出来ることって…殴るとか蹴るとか…せいぜい矢を作り出すだけ…ん?…)
果爲は思った。無の空間から構造物を生成できるのなら…
果爲(捕まった場所の接面に構造物を生成すればいい!)
瞬間、果爲は捕らえられている腕と足の接面に構造物を作り、そこから抜け出した。
駁梵天「馬鹿なっ力の差は歴然の筈…なぜ…」
果爲「馬鹿なのはあんたの方だったみたいね!」
果爲は拳に粒子を込め、めいいっぱい殴り飛ばした。果爲の放つ撃は莫大なエネルギーを放出する場所に駁梵天を選んだのだった。
駁梵天「不覚…」
戦いは呆気なくおわり、街にはまた平穏が訪れた。
果爲「こういうのって割と終始苦戦してやっとのこと倒せる感じだと思ってた…」
弥恋「ははっw工夫を凝らしたのがかえって仇になったね」
果爲「まぁ楽だからいいんだけど」
弥恋「これアニメと同じなら黒幕とか出てくるよねぇ…いっそ倒しに行っちゃう?w」
果爲「ちょ…流石になめすぎ。でも黒幕はいるかもね。警戒しとこ」
弥恋「そうだね。となると現状のウチらじゃ勝てそうにないね…。練習しなきゃ。」
果爲「たしかに、早速明日からやろう」
???「そんなに目の敵にするなら…
いいよ、相手してあげる。」