嘘つき

こんにちはこんばんは

主です

話すことないのでGO

青side

またここか

何回目だろう

毎回出てくるあの人は誰なんだろう

そういや喋り掛けたことないし、

やってみるか

『…終わるまで、頑張ってね』

青「ねぇ君は誰？」

………

いつまで経っても返事が返ってこない

やっぱり前と同じこと言ってるし

いつか、君は誰かを知れるかな

ﾊﾟﾁｯ

青　くあぁ、朝か

あの夢見たときあの声聞いてすぐに目覚めるんだよな

なんでだろ

紫　朝ごはんだよ〜(下から

青　はーい、今行く

あぁそういえば

今日は『黄くん』を調べるんだ

誰なんだろう

あの人と関係あるかも、なんて

流石にそれはないよねぇ

紫　青ちゃん？

青　あ、ごめんちょっと待って〜

まぁ、それは後でいっか

紫　俺会社行ってくるねー

皆　行ってらっしゃい

青　よしっ

メンバーもなんか知ってそうだから

見つからない様にしないと

なんか深夜にゲームしてる感じだなぁ

いけないことしてどきどきして、

でもすっごい楽しいみたいな

別に知りたいから調べるだけだもんね

悪いことはしてない！

でも約束破ることになるのか、

いやでも何にも言ってくれない方が悪いし？

ちょっとくらい教えてくれたっていいじゃん

青　よし、やっぱ調べよ

まずは、G00gle使って

青　ぇｯ

『黄くん』ってメンバーなの？

僕、知らないよ？

もともと、とかでもないし

そうだとしても僕は最初に入ってたから全員知ってるはず………

青　誰？

『青ちゃん、』

青　ｯうぁｯ頭いたいｯ

誰の声？

懐かしくて涙がでる

僕は知らないよ君のこと

なのになんで僕は泣いてるの？

『大好きですよ』

ねぇｯ君は誰なのｯ？

『…せいが終わるまで、頑張ってねﾆｺｯ』

待ってどこにも行かないでｯ

やだｯ

ずっと一緒って約束したじゃんｯ！

あれｯずっと一緒？

どういう、こと………

青　あ、ﾎﾟﾛ

あぁ

そうか、思い出した

そうだったね

君は

可愛くて、腹黒？で

ゲームがうまくて

たまに最年少感があって可愛くて

綺麗な、人に寄り添って人を救う音楽を

つくる

同じグループの仲間だ

そして、

君は僕の可愛い可愛い彼女だったね

ツンデレで、いつもは甘えてこないけど

たまに甘えてくるのがすごく可愛かったね

たまに無理しちゃってしんどくなって

溜め込んでひとりで泣いてたね

いつもあたり強めでも

誰かが落ち込んだ時は心配して

慰めたりしてたね

喧嘩しちゃったりもしたけど

結局すぐに仲直りしてたね

僕にしか見せないところもいっぱい見せてくれてたね

君は

優しかったね

青　なんでわすれてたんだろ、

青　こんなに好きなのに

青　大事に思ってるのに

青　君のせいかなぁ、ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

　　　

あぁ、そうか

このままだと僕が死ぬって時に

君は臓器提供者になったんだね

あの日はふたりで歩いてたね

トラックが突っ込んできて、

僕はそこで意識をなくしたけど

君は意識があったんだろう

それで、

君は命をくれたんだ

『人生が終わるまで、頑張ってね』

君が僕に言った

僕が起きたあとに自分を傷つけないための

優しい嘘の言葉

　

その最後の一言だけが

脳内に残って

夢に現れた

　　　

これが 君の言葉

僕に伝えたかった言葉

黄くんの、僕への優しさが詰まった嘘

黄ちゃんの、最後の愛の言葉

『ごめんね、嘘ついて』

『僕だって一緒に居たかったです』

『もっと、ずっと寿命が尽きるまで』

『貴方と一緒に居たかった』

『でもこうしないと貴方をもう見れなかった』

『貴方に会わずには生きれないから』

『ごめんね』

『思い出したら貴方は自分を責める』

『そんなことしないでよって泣き叫ぶ』

『それはいやです』

『だから、』　

『僕は最後に嘘をつく』

『ねぇ青ちゃん』

『僕の嘘を赦して』

『僕の嘘に気づかないで』

『何も知らずに、幸せに生きてください』

『大好きですよ』

『人生が終わるまで、頑張ってね』

青　ずっと一緒にいようって、

青　約束したのにね

　

事故が起きたのはその次の日だったっけ

青　嘘つき、

君は

本当に、ばかで優しい

嘘つきだ

　　　　　　　　嘘つき

　　　　　　　　 end

しゅーりょーです

主的には満足してます

また次の連載などでお会いできたら嬉しいです

コメントとかもしてってね

じゃね

おつ秋〜