この作品はいかがでしたか?
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ふわふわな狐のような茶色の尻尾。細長い三角の耳。肌色でふわっとした胸毛。四足歩行のてちてちと歩くと音がなるキュートな肉球。
水面に映るコイツは私なのだろうか
(…やっぱり、私が手を挙げると水面のコイツも手を挙げるし、耳もピコピコと自分で動かせる…)
まんまるのお目めはとても愛らしいし、女子受けしそうなコイツは自分だと悟るのに時間があまりかからなかった。
「エフィ?」
そしていつの間にか私の隣に優雅に座った薄紫の体毛を持つ、猫のようなシルエットをもつソイツは私のママ。綺麗好きで日中はずっと日向ぼっこしてる。
え?私とママの姿が全く似てないって?知らねぇそんなの。
ママが言うには、昔は私と同じ容姿だったらしいけど、進化したら姿が変わったとか…すげぇな進化。
ちなみに、私には兄妹がいて、私はその中の1番末っ子。
兄妹みんな進化していて、容姿がバラバラで、たまに自慢されるけど、今の小さい狐のようなフォルムも可愛くて気に入っている。
「フィ、エフィ(そろそろご飯の時間よ。巣穴に戻りなさい)」
「イブ、ブブイ(わかった)」
そして鳴き声も違うんだよなぁ…本当に家族なのか?って疑うほど
ママに付いて歩くと、森の中はファンタジーで、ミカンのアオバージョンのきのみや見たことない鳥。
冒頭から気づいてると思うけど、私は転生者で、この摩訶不思議な地に降り立った魔物?です()
人間はいるかわからないけど、もしいたら見てみたい気分。冒険者みたいな感じだったら気分爆上がりですよ。
ママに付いていくと、木製の小屋が立っていて、その中は丸太の机や藁の毛布とかがある。
小屋の中には兄妹ももういて、各々きのみを頬張っていた。
ママから小さいモモみたいな物を貰って、口を開けてカプリと齧る。淡い味で、ほんのり甘い。
この地に産まれて一年。茶色のふわふわボディで家族と支え合い、頑張ります。
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ポケモン用語
・進化
ポケモンが一定の経験やレベルが上がると、姿が変わる現象。進化方法は様々であり、人に懐かないと進化しないポケモンや、貴重な石で進化するポケモンもいる。
・イーブイ
ポケモンの1種。遺伝子が不安定で、色んな進化先がある。今作の主人公はこのポケモン。ちなみにタイプはノーマルタイプ
↓イメ画(コイツがイーブイです)
・エーフィ
イーブイの進化先。エスパータイプになり、サイコパワーを操る。日中は太陽の光を浴び、パワーアップする。今作ではイーブイのママ
↓イメ画(コイツがエーフィです)
・オレンジ、アオバージョン
正式名称は「オレンのみ」。食べると体力を10回復するきのみ
コメント
5件
フォロー返してんきゅ
ポケ○ンだー!ポケ○ン知ってるだけあって用語とかめちゃ分かった!
お!新連載?