この作品はいかがでしたか?
29
この作品はいかがでしたか?
29
『 ステラ side 』
今までお母さん達には言いたい事の半分も言えなかったのに不思議とういと警察官にはスラスラと素直に話せた。
私の未来が変わりますように…
家に帰ると
綺麗なスノードロップがあった。
私はまだ分からなかった。スノードロップの花言葉を_
「何あんた、出ていったくせに戻ってきたの?」
「 … 」私は何も言い返せなかった。
喉に何か引っかかったように何も出なかった。
「それ、あなたにあげるわ。」
「え!いいの、?!」
初めてお母さんにプレゼントをもらい喜んでいた私の耳に届いた言葉で私は深く絶望した。
「スノードロップの花言葉ステラは知ってる?」
「知らない。純愛とか…?」
「バカね。私があなたに対して純愛とか無いわよ。
スノードロップ…あなたの死を望みます。」
「…っ?!」
お母さんは何も変わってなかった。私はどこかで信じていた。
『…お母さんはまだ私の事が好き』少ない希望を信じていたのに
、待っていたのに、簡単に壊れた___
「私は最初から貴方を愛してないの。だからそのスノードロップと一緒に死になさい。」
私の零れ落ちた透明色の涙がスノードロップにかかる。
スノードロップ…あなたの死を望みます……。
呪文のように繰り返されるお母さんの声、絶望した私の涙、
全部、全部偽りだと_思った。
「ステラ。」
「お母さん…、」
「私はあんたのこと大嫌いで仕方ないわ。この役立たず」
_ガシャン…
お母さんが私に向かって色々物を投げる、物を投げる度に私の嫌いな音が何度も繰り返される。痛くて、辛くて、独りで、誰も私をアイシテナイ_
「死ね、死ね、死ね!!!!!!早く死になさい!!その汚いスノードロップと一緒にね!!!!」
顔を真っ赤にし私を睨みながら汚い言葉を何度も、何度も、吐き続けるお母さんを側に私は涙を流すことしか出来なかった_
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!