連載中にサボって太中太の喧嘩(すれ違い)が書きたくなった…!
って事で設定!!
太宰治 18歳
好きな物 蟹・日本酒・中也?
嫌いな物 中也…?
中原中也 18歳
好きな物 帽子・ワイン・太宰?
嫌いな物 太宰…?
注意
かっこいい太宰さん・中也さんはいません
ちなみにどちらも泣かせます
ハピエンです大丈夫です(?)
えっっっr いのはありません
大丈夫ならばどぞ!
太宰side
太「中也その奥に5人、サッサとしてよね」
中「分かってるっつーの!!」
今夜は双黒の二人での破滅任務だ
今回破滅する組織は元はポートマフィアの配下にあったが、そのポートマフィアの異能者や幹部のリスト、情報を他組織へ流して金儲けをしていたらしい
任務の数日前、 その組織の詳細だけを聞きに首領室へ中也と向かった
しかし…
森「その組織をね~排除してもらいたいんだけど…二人で行けそうかな…?」
と首領に無茶ぶりを言われ、なんと中也が後先考えず其れを了承してしまい、一時期僕の仕事量が有り得ないほど増量されてしまった
元はポートマフィアの配下とはいえ裏社会で名を馳せている双黒の二人の異能力、戦闘方法、弱点、そして汚濁について大体のことは認知済みのはずだ
双黒についての大半の情報を知られてしまっては戦闘も難しくなる、 任務までの数日、僕は思考に思考を重ね、何徹もかけてなんとか作戦を考えた
しかし、徹夜して作戦を考えた ものだから矢張り激しい動きは難しい…ってかやりたくない、だから今回はほとんど中也に動いてもらうことにした
中「なんで俺が?!」
と中也は怒り狂っていたが、わけを言うとすんなり黙った… それに加え
中「俺がほとんど動く、だから御前は俺の後ろで戦況の把握でもしておけ」
っと、心配もされてしまった
まぁ今回はお言葉に甘えて、指示を出すだけにするつもり
だった…
太「そろそろ組織の最上階だ、何が起きるか分からないから僕から先に入ろう」
中「はぁ?!!疲れて思考止まっちまったのか!此処は俺に任せとけよ!!」
太「彼処に異能者がいるか、もし居たとしてどのような異能力なのか、彼処には情報が山ほどあるが此方の情報量が圧倒的に少ない、其れに彼処の脅威は戦闘に特化した異能、重力操作を扱う中也…君だよ」
太「戦闘力のない僕が入った後なら幾らでも中也を使った奇襲がかけやすい、此が一番の最適解なんだよ中也」
太「あっ、ちなみに幹部命令ね!」
そう言うと中也は口を噤んだ、気に食わないのかそっぽを向き小さく舌打ちをする
太「OKって事でいい? じゃ行ってくるよ 」
重い鋼鉄の扉を押し彼に背を向け、そっと扉を閉めた
中也side
強烈な破裂音と共に微かに相棒の呻く声が聞こえた
中「ッッ太宰?!!」
目の前の鋼鉄の扉を重力操作で前方へ吹っ飛ばす
目に飛び込んだ月明かりだけが射す部屋、其の中心には…確かに確かに居た
血の流れる腹部を押え、目の前に居る敵に向けて銃口を向ける歪んだ顔の太宰が
その後の記憶は無い
部下によれば
「感情のない眼で敵を抹殺し、誰の手も借りず走って本部まで戻って行った」…らしい
起きた時にはポートフィアの医務室に居た
隣には確かにあの忌々しい相棒の気配が
俺はカーテンを開け、隣にいる相棒に目を向けた
視線の先には窓の外を眺める相棒がいた
中「おい、太宰」
太「…なぁに中也?」
その声は妙に静けさを帯び、それに加え、とても忌々しく聞こえた
中「御前の脳みそなら早めに俺を呼ぶ事ぐらい出来ただろ、…なんで呼ばなかった」
太「ただの判断ミスだよ、どうでもいいだろうそんな事、任務は成功したのだから」
どうでもいい?
此奴、自殺願望持ちだからといって苦痛を味わう事についてはとことん背を向ける奴だ
其れに…【どうでもいい?】
中「…ッんでだよ、 何で御前は自分の事を何時も大事に出来ないんだよ…」
太「大事にする必要無いじゃないか、こんな人間失格の命なんざ」
中「…そう思って居ても、てめぇ痛い事…とことん嫌がるだろ 何で今回だけ…..」
太「ッ………」
あぁ、この時だ
黙り俯く太宰に
答えない太宰に
他人より自身の命を軽く量る
その瞳に
俺の中の何かが切れたのは
中「…心底イラついたわッ」
中「こんな使えねぇ相棒もういらねぇ」
太「はぁッッ?! 何でそうなるの!!」
中「てめぇの態度にイラついたんだよ、其れにこんな頭の回らねぇ奴俺の隣に要らねぇ」
太「ふーん、そこまで言うなら別にいいよ、やっっとこんな考え無しの脳筋チビからは離れられる」
中「こっちも御前にはうんざりしてたんだ、丁度良いじゃねぇか、もう俺は御前の相棒じゃねぇ 分かったか?」
そう言うと太宰は瞳を冷酷な冷たい剣に変え、こう言った
太「分かったよ、じゃあ早く出て行ってくれないかい?」
太【中原中也くん】
その言葉が妙に胸に刺さりいても経ってもいられなくなり、病室から逃げるように出てしまった
中「クソ野郎…ッ」
太宰side
…..苛つくッ
太「何も知らないくせに…」
あの時、中也が見ていない所で何が起こっていたのか..
ボ「久しぶりですね…太宰幹部 」
太「あぁ…そういや君だったね、あの組織のボスは」
彼は異能も何も持っていなかったはず…警戒することは特にない…
ボ「…..中也さんはお元気ですか..? 」
太「何故そこで中也の名が出てくるッ…?」
僕が双黒の二人で来ている事は予測済みなはず…普通なら「中也さんは何故来ないのですか?」等を聞くはず…
ボ「何故って…? そりゃあ」
ボ「中原中也が欲しいからに決まってるじゃないかッ!」
あぁ、そう言う事か
太「…ポートマフィアを裏切ったとはいえ自身の領土を拡大する為の力を持つ人間が居ない、そこで今夜、確実に来る僕達双黒を捕まえ、戦闘と共にあらゆる物を壊す異能、重力操作を扱う中也を自分達の物にする心算…..って訳か」
ボ「流石ですな幹部殿、少しの言動で全てを見透かされて仕舞いました…」
太「けど…どんな事をしたって中也は御前らには従わないよ、アレは組織に忠実なコマなんだから」
ボ「……」
私が話し終わるとボスは静かになった…
まるで何かを察してくれ…とでも言うように
太「まさか?!…..御前ッッ!!」
ボ「そう、私の異能は選んだ人間を自身に絶対服従させるという異能だ 」
…..もし先に中也を突入させていたら
ボ「中也さんが先に入ってくると考えていたが、まさか太宰幹部が来るとは…まぁ手間が省けたから良しとしようか」
太「私を殺す気かい…?」
話し終わる間もなくボスの手元の銃が私の胸元へ向けられていた
ボ「さようなら、太宰幹部」
太「相棒解消なんて…とんだ馬鹿にも程があるでしょ…」
中也side
相棒を解消してはや一週間
首領には何も言っていないが噂として耳にはしているだろう
一週間前に比べ太宰との任務が明らかに減っている
今までの喧嘩だったらもうそろそろ折れる時期だが、未だに怒りが抑えきれていない
中「クソ鯖…、何でだよ」
ブツブツと例の相棒の事を呟いていると暗い廊下の奥に見覚えのある姿が見えた
中「ッ…、おい太宰!!」
距離が近くなり今までの鬱憤を全て込めて叫んだ…
途端に、太宰は外套から銃を取りだし中原の頭部へ向けた
太宰「幹部に対してその言い草はなんなの?君、元は姐さんの部隊に居たんでしょ。そこら辺しっかり出来ないの?」
鋭く、冷酷な眼だった
中「おいッ…..なん…だよ、急に」
太「今すぐ撃ち殺されたいのかい…?」
頭に突きつけられた銃口が光を受け黒々と輝いている
中「…….すみませんでしたッ、太宰幹部」
太「次は無いよ…」
…その騒動から、 さらに1週間が経った
俺らの噂は組織全域に広がり、最下層の部下まで噂しだした
…俺はと言うと、正直あの時はついカッとなって言い過ぎちまったとほんの少しだが反省している
彼奴のいない生活は心底面白くない
俺は意外と太宰との波乱の毎日が楽しく感じていたのだろう
….感じたくは 無いが
今日は久々の太宰との任務だ
しかし2人だけではなく、太宰の元にいる構成員たちも一緒だ
任務の内容は、ココ最近ポートマフィアに喧嘩を売ってきた組織の破滅
それぐらいなら俺らでも…と思ったが首領の気遣いなのか大量の構成員が呼ばれた
太「もうそろそろ突撃する時間だ、各自準備してくれたまえ」
構「はいッ!!」
ざっと100人近く居る構成員に声をかけ、俺も無線や武器の準備を始めた
いつもだったら太宰が俺の元に来て作戦の内容を一から教えてくれる
けどそんな事はもう無い
中「くッッそッ!!…」
予想より敵の数が多い
戦況も此方が圧倒的に不利だ
今現在、太宰の指示により構成員が次々に後方に戻されている
けど…、それじゃあ
中「はッ..何でおめェの顔が最後に浮かぶんだよ… 」
…此説明出来ねぇ感情に終止符でも何でも打ってやる
だから…
中「….最期くらい何も言わずに聞けよ 」
俺はな…太宰、御前の事が
中「汝 陰鬱なる汚濁の許容よ 改めて我を」
太宰side
構「太宰幹部!! 中也さんがッ…!」
太「ッッ…!!」
振り向いた瞬間まだ満月にとどかぬ月夜に似つかわしくない爆音が響いた
太「あんの馬鹿ッッ!!!」
風が頬や髪の間をスルスルと通っていく
後方に戻って来た大勢の構成員達が驚いた顔でこちらに振り返る
でも誰も止めはしない
理由は単純…
…私にしか彼を止める事は出来ないから
中「ーーあ︎︎︎︎”ぁ”ぁぁぁぁああッッッ!!ーー」
赤い星のように明るく夜空より暗い色に包まれた彼は苦しみの声を上げ…
…泣いていた
太「やぁ、君調子はどうだい?」
任務は完了した
組織は彼の汚濁により消し炭となった
ただ…肝心の彼が寝たきりでは報告書も何も書けやしない
正直言うと、ありがた迷惑と言うやつだ
太「ねえ、何で誰の指示も無しに勝手に汚濁を使ったの?」
…しかし誰も答えない
太「何で私に何も言わなかったの?」
又…誰も答えない
太「…許さなくても いいから…起きてよ..」
もう一度、彼の声が聞きたい
私の名前を呼んで欲しい
自分から引き離したのに、自分のそばに居て欲しい
太「…….隣に…居てよ、…」
中「何をしているのですか?太宰幹部」
ふと、聞き馴染んだ声が鼓膜から脳へと、そして体全域へ浸透していく
けど…未だ彼自身との厚い厚い壁が取り除けていない気がした
中「太宰幹b「名前で呼んでッ…」」
太「…….敬語じゃなくていいからッ、名前で…呼んでよ…….」
怖い…、中也に拒絶されるのが
何故、だろう…?
…そうか
私は中也の事が…..、
中「…..バカみてぇだな、俺達」
あぁそうだね…ほんと、バカみたい
中「拒絶し合ってたくせに、隣に居て欲しいなんて願っちまって…」
君もそんな事、思っていたのだね…
中「太宰とッ…ヒクッ..、いっしょにッ、ズビッいて欲しい..なんてぇ…ッ」
太「…!? ちょっ、中也ッ 」
何で君が泣くんだい…
泣きたいのはこっちなのに…
中「ごめん…、ありがとうッ 太宰ぃ…ッ」
太「ッ………、バカぁ.. 」
中也の本心が聞けた気がした
だからなのか、何故か涙が止まらない
中「太宰、俺と一緒にいてくれるか//?」
急に泣き出してしまい少々恥ずかしいのか、それとも彼の顔含めての言葉なのか…
そんな物は分からない
けれど…
太「うん…」
太「喜んで…..ッ!!」
すっ…すみません…
テストやなんやら人間関係やら
テラーを書く気力が…
ほんとにすみませんでしたm(_ _)m
頑張って他のも出します
♡1000ぐらい? かな…?
じゃ おつナル〜
コメント
2件
今回も最高でしたっ!!めっちゃ涙腺崩壊でした......お互いを思う気持ちを段々自覚していくところがめっちゃ好きめす!素敵なお話ありがとうございます!!