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執事は貴方に恋をする
第2話『おかえりなさいませ!ご両親様!』
【翌朝】
[ガチャ]
「おはようございます☀︎お嬢様!朝ですよ!」
『ふぁ⤴⤴⤴、おはよう…執事…』
「はい、おはようございます。今日は、お嬢様のご両親様がお帰りになられますよ!」
『え?帰ってくるの?やった!!楽しみだなぁ🥰』
「お嬢様…、そうですね😊ふふ、お嬢様は昔と変わりませんね笑笑いい事です!」
『もう、からかわないでよ!』
「ふふ、申し訳ございません。つい、昔の話を思い出していました!さてと、ご両親様方を迎え入れられる状況にしておきましょう!」
『うん!そうだね!執事、私もお掃除手伝うよ?』
「いえ、お嬢様のお手を煩わせる訳には……」
『いいのいいの!執事は気にし過ぎだよ…』
「申し訳ございません。でも、お嬢様がそう仰るなら…窓拭きをお願い出来ますか?」
『もちろん!』
「ふふ、ありがとうございます。掃除が終わる頃くらいには、お帰りになられると思いますよ!」
『ほんと!ふふ、楽しみ🥰久しぶりにお父様とお母様に会えるんだね!』
「ふふ、そうですね。楽しみに待っていましょうか!」
『うん!』
【数時間後】
《帰ってきたのは、お母様しか居なかった…》
『お母様……お父様は?』
「おかえりなさいませ、長旅お疲れ様でした。って、お母様方…お父様方は……一緒じゃないんですか?てっきり一緒かと……」
『え?お父様亡くなった!!』
「え?お父様方お亡くなりに……お嬢様……大丈夫ですか?」
『執事……ごめんね。何も心配要らないよ……ちょっと今は1人にさせて欲しい。お墓は?どこ?………南の墓地ね。ありがとう。執事、ちょっと自室に行ってくる……』
[コツコツコツ……]
「お嬢様………お辛いでしょう……いつの間にか、お母様方も居なくなってました……お嬢様、お2人がお帰りになる事を楽しみにしていましたのに……どうして、こんな事に……お嬢様を癒すのが私の仕事!少ししてから、お嬢様の好きな紅茶を淹れてあげましょうか!」
【数時間後】
《南の墓地》
『お父様………どうして……私、楽しみにしてたのに……うっ………』
【お墓にお花を添える】
『お父様が、大好きだった花を屋敷から持ってきたから、これで元気出してね!…………お父様………戻ってきてよ……こんな現実嫌だよ……』
[ザッザッザッ……]
「お嬢様?やはりこちらにいらっしゃったんですね。探したんですよ…お母様方に聞いても見てないと仰って居たので、あ父様方のお墓参りに来てるのではっと思いまして……」
『執事……心配掛けてごめんね。どうしても受け入れなれなくて……』
「お嬢様……家族の死と云うのは、お辛いことですよね……私にも経験があります……」
『執事にも?そんな事が………』
「そうですね……私は、昔の話ですけど……」
『そうなんだ……なんか、ごめんね。過去を思い出させちゃったね……』
「いえ…大丈夫ですよ!私は、ふふ🤭」
『執事?えっと………』
「あ!すみません。お嬢様、こちらをご覧下さい!これは、ラポールの水晶とも呼ばれ御守りとしても、有名な水晶です!!」
『ラポールって、水晶の名産地としても有名な国だよね!こんなの貰っていいの?』
「はい、次は、お嬢様が受け継ぐ番です!」
『受け継ぐ?もしかして、誰かから貰ったの?』
「そうですね……あ父様の遺跡って物ですね…お父様が最後に私に残してくれた物です!」
『そうなんだね……そういや、執事の胸元にある、紋章って何?』
「紋章ですか?こ、これは……屋敷に帰りながらお話いたしましょう!」
『う、うん…屋敷に帰ろっか………お父様、また来るね!次はお母様も一緒に!』
「そうですね😊お父様方、私たちはこれで失礼いたします!それでは、帰りましょう!」
『うん!』
【帰り道】
『なるほど……天使と契約した時に、紋章がつく訳だね……』
「はい…そう言うことです……ですが、私の紋章良く見つけましたね!」
『たまたま見えてしまっただけなの!』
「なるほど…お恥ずかしいです……」
『執事……』
「お嬢様?どうかなさりましたか?」
『疲れちゃった……』
「すみません。早かったですか……ん〜そうですね…疲れてしまったんですか……あ!そうです!執事としていけないとは思いますが、お嬢様をおんぶして、帰りましょう!その方が早いです!」
『え?執事!私をおんぶするって……は、恥ずかしいよ…自分で歩けるから大丈夫だよ!』
「何を仰るんですか?お嬢様の足をこれ以上歩かせる訳にはいきません!さあ、私に身体を委ねてくれて大丈夫ですからね!」
【お嬢様をおんぶする!】
「よいしょ!?」
『お、重くない?大丈夫?』
「ふふ、大丈夫ですよ☺️さぁ、すぐにお嬢様を屋敷に送り届けます!ん〜ここは、解放した方が早いですね!」
[スプロール!]
『スプロール?初めて聞いたって、執事から天使の羽が………空飛んでる!!』
「お嬢様、私のチョーカーに触れてくれますか?」
『え?う、うん…これでいいの?……うわ!びっリした!急に光ったと思ったら、……』
「ありがとうございます。これで解除されました!」
『お役に立てたならいいんだけど……でも、すごいね……そういや、執事って何年生きてるんだっけ?』
「私ですか?もう、4000年くらいには、なるんじゃないですかね……不老不死って云うのも何かと辛いものですね………」
『もうそんなになるんだね……私が産まれる時には執事いたもんね!執事の事、昔は、お兄ちゃんの様に思ってたよ……』
「そうなのですか?それは、家族として受け入れてくれたってことですか?嬉しいですね✨」
『そうだね、今でも、大切な存在だよ!』
「お嬢様……ありがとうございます。そう言ってもらえて嬉しいかぎりです!とても光栄な事ですね!昔なら、きっと無かったでしょう。大切な存在だなんて。」
『執事は、お父様とお母様がいたの?あまり、執事の家族について聞いたことないなぁって思って、ずっと前から思ってて……』
「確かに、お嬢様には、あまり話したこと無かったですね……いえ、私は、産まれた時から、お父様だけでした……私が物心付きかけた頃くらいに、お父様から言われた言葉が、「(執事の名前)が産まれた時に、お母さんは居なくなったんだ。」って、言われました……そのときから、私は、お母様の代わりに、お父様を大切にしよって、決めてたんですけど、とある日………」
【XXXX年前】
『お前だけでも、長く生きるんだぞ!お父さんは、いつも見守ってるからな!元気でな!(執事の名前)』
「お父様……どうして、僕を置いて行ってしまうんですか?ねえ、お父様……お父様!!!うっ……」
〈○時○○分死亡が確認されました!!〉
「先生!やめて!お父様を連れて行かないで!お願い……お父様……お父様!!嫌だよ……どうして……僕はこれからどうすれば……」
【現在】
「私は、お父様が居なくなる事が怖かったんです……お母様も居なかった私……、そんな私を雇ってくれる、屋敷を見つけ、お嬢様のお父様方やお母様方をお支えしておりました!」
『なるほど……初めて聞いた!なんか辛いね……一人で人の死を目にするんだから。怖いよね……』
「まぁ、もう何年も前の話ですけど、だから、今のお嬢様の気持ちがなんとなく分かる気がするのです……大切な家族の死が……どれだけ辛い物か……ですから、お嬢様がお辛い気持ちもよくわかるのです!」
『そうだったんだね………なんかごめんね…思い出させてしまって…嫌だったよね……どうか、これだけお願いなんだけど、お父様の死を自分のせいにしないでね!』
「お嬢様……ふふ🤭お嬢様も私の事をよくお分かりなのですね。ですが、大丈夫ですよ!お嬢様には私が着いてますし、お母様方もいらっしゃいますから!2人で、守って行きましょう!」
『うん!お母様だけでも、守りたい。執事をこれ以上思い出させたくないから……』
「お嬢様……」
[ギュ]
『執事?大丈夫だよ!?急にハグされるからびっくりしちゃった……』
「(涙目)お嬢様、ありがとうございます。こんな事で泣くなんて笑笑、やはり私は弱いものですね笑笑お嬢様や、お母様方だけは、私が近くでお守りします!ご安心くださいね!」
『執事……ありがとう。』
《あらすじ》
お嬢様は、ずっと会いたかった、両親の帰りを待っていたら、帰って来たのは、お母様だけ……不安になり、聞いてみたところ、旅行先で、お父様がお亡くなりになられ、帰らぬ人となった……それが分かって、お嬢様は、すごく落ち込み、執事に甘える姿の目撃も!さて、これからどんな感じになるのか楽しみですね!
最後までご視聴いただき誠にありがとうございました!沢山のリクエストもお待ちしております!
次回予告
第3話
『お嬢様とお母様方だけは、私がお守りします!』
どうぞ、お楽しみに!!!!