テラーノベル
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夕暮れの図書室は、琥珀色の光に満ちていた。静寂を破ったのは、低く心地のいい声。
「またその本読んでる。好きだね、先輩」
見上げると、クラスのモテ男である後輩の**蓮(れん)**が、いたずらっぽく笑って俺の顔を覗き込んでいた。距離が近い。端正な顔立ちにドクンと心臓が跳ねるのを隠すように、俺は慌てて視線を本に戻した。
「別に……ただの暇つぶしだ」
「嘘。耳、真っ赤ですよ?」
耳元で囁かれ、ゾクりと背中が震える。蓮は俺の隣に腰を下ろすと、長い指先で俺のページをめくる手をそっと重ねて止めた。
触れ合った体温が熱い。
「俺、暇つぶし相手なら、その本より自信あるんだけどな」
捉えられた視線から逃げられない。彼の真っ直ぐな瞳の奥に、いつもとは違う真剣な光が宿っていることに気づいてしまい、俺は息をするのも忘れていた。
コメント
1件
ちょっと待ってこれ、1話目からすでに距離感ゼロじゃない??笑 「耳、真っ赤ですよ?」って耳元で囁かれるの、反則すぎんだろ… 図書室の夕暮れってシチュエーションも、めっちゃ甘い空間にしてて良かった。 先輩が逃げ場なくて固まっちゃってるのも、蓮の「その本より自信ある」ってセリフもズルすぎるわ。 続きで蓮がどう動くのか、めちゃくちゃ気になる🔥
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