テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
「何か‥‥見ましたか?」
「‥‥‥‥いえ、何も」
「見ませんでしたか?あの子のもう一面を」
「‥‥‥‥‥‥」
なんだ?
この人は何をしたいんだ?
「凄いでしょ?あの子は特別なんです」
「特別とは?」
「あの子は犬なんかじゃない‥‥狼人間なんです」
「‥‥‥‥‥‥」
そんなことはとっくに知ってる
狼になった所は初めて見たが‥‥
「どこで彼と知り合ったんですか?」
「貴方もあの子に興味が出ましたか?良いでしょう、この家にいる者以外秘密にしていましたが、特別に教えてあげましょう」
恍惚に浸りながら主人はソファーに座り俺に向かい話し始めた
「ロウがここに来たのはもう2年前になるか」
「‥‥2年」
「私が趣味の狩猟をしていた時に傷付いた狼が突然目の前に現れてね。その美しさに私が剥製にしたくて捕まえようとしたが、こちらが危うくやられそうになってしまって、一度は諦めたんだ」
剥製‥‥?
コイツ小柳君になんて事を‥‥
「その出来事を街の繁華街で酒を飲みながら話していると、1人の男が話しかけてきた。彼は凄腕のゴーストハントでね。もしかしたら普通の狼じゃ無くて狼人間じゃないかって。それを聞いたら余計に手に入れたくなってしまったんだよ」
「‥‥どうやって手に入れたんですか?」
「狼人間には銀の弾が効くらしい。それで仕留めて俺の所に連れて来られたんだ」
「‥‥‥‥へぇ」
「弾を全て取り除いてしまうと力が復活してしまったからね、ロウの身体には小さな銀の破片が埋め込まれているんだ」
「‥‥‥‥‥‥」
「そのおかげでこちらで薬を与えると狼になったり人間になったり出来るんだよ。まったく面白い体だよ」
「‥‥‥‥そうですね」
胸糞が悪い
でもまだ‥‥
我慢しないと
「狼の姿でも人間の姿でもどちらも綺麗なままなんて、私は素晴らしい物を手に入れたもんだと思いまして」
「じゃあ彼のこと知っているのはハンターの方とこの家にいる方以外にいないんですか?」
「そうです。私がこの世からいなくなる時に一緒に連れて行こうと思うくらいですから」
「では‥‥なんで俺に見せてくれたんですか?」
「なんでしょう‥‥この子の事を誰かに自慢したかったのかもしれません」
自慢?
そんなもんじゃない
どうせ俺に見せつけたかったんだろ?
ただの変態じゃないか
.
コメント
6件
わあ、星導さん早くこれ取り返して欲しいですね!モブは星導くんが消してくれると助かりますねw
あ〜〜第5話読み終えたよ😭💔 主人の小柳君に対する「剥製にしたい」発言とか、体に銀の破片埋め込んでるとか…胸糞悪すぎるし怒りしか湧かないんだけど!!でも主人公が「まだ我慢しないと」って耐えてるのがまた気になる…この後どう動くんだろう、めっちゃ続き気になるよ😣✨
53
#にじさんじBL
蒼月
3,639