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カイガ
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カラス

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皆様皆様お久しぶりでーす!これはなんか勢いで書きなぐった冰剣の魔術師が世界を統べるの二次創作でーす!レイが女体化してるよ、にょた化って本当はそんな好きじゃないんですけど、なんかにょた化させちった、、、
あと2話書きなぐってるやつがあるので良ければ読んでくださいな。
戦争があったその日、リディアは1人の少女を保護した。「おい!大丈夫か!」
少女はゆっくりと顔をリディアに向けジッと見つめる。
「もう大丈夫だからな、安心しろ。」
「安心、、、?」
「あぁ、安全だということだ。」
少女は少し下を向き、考える。
「ありが、とう、、、?」
リディアはその言葉にパッと顔を輝かせ、少女の手を引く。
「お前、名前は?」
「名前?名前はレイだよ」
レイ、レイか、、、会ってからレイの表情が動くところを見ていない、普通安心だと、安全だと言われたら顔は緩むだろうに何も変化がなかった。どんな環境で育ってきたんだこの子は、、、
「レイ、いい名前だな。私はリディアだ。」
「リディア?」
「あぁ、リディアだ」
もう大丈夫だレイ、絶対に私がお前が幸せに暮らせる家を探してみせる。
「なんだって?!ここは国が管理してる訳じゃないから保護できない?!」
「落ち着けリディア、怒鳴ってもどうしようもないだろう。」
「だが!、、、いや、そうだなすまない。」
リディアは親友であるアビー・ガーネットに諭され、荒立つ心を落ち着かせる。
「リディア、お前はどうするつもりなのだ、ここは軍だ、あのような幼い子をここで保護することはできまい。」
「私が養子にとってくれる家を探します。」
「えぇ、でもリディアちゃんそんな時間なくなぁい?」
確かにキャロルの言う通りだ、だが、だからなんだ、この子を幸せにすると決めたのだ時間がないなら作ればいい。それだけの事だ。
「あ、」
「ん?どうしたキャロル」
「いや、リディアちゃん、後ろ、、、」
「え、後ろ?」
あ、、、
「レイ?!お前、どうしてここに、、、」
まずい、聞かれてしまった。保護されたばかりなのにどこか別のところに連れてかれるなんて聞いてしまったら不安にさせてしまうのに、、、
「、、、」
「レイ?」
私の服の裾を摘むレイを見た時、どうしようもなくレイが愛しく見え、守らなければ、幸せにしなければという気持ちが溢れて来た。
「レイ、お前はどうしたい?」
レイは何も言わない、だが暫くしてから、レイはしっかりとリディアを見つめハッキリと言う。
「一緒に、居たい。」
リディアはレイを抱きしめる、キャロルやアビーも嬉しいが、軍にいさせたくないという気持ちを抱きながらも、微笑む。
「もちろんだレイ、一緒に居よう。」
「うん」
初めて、レイが笑った。きちんと見なければ分からないほどの小さな笑顔だが、笑ったのだ。
「お前のことは、絶対に幸せにする。」
口に出して、そう誓う。これは子育てなど何も分からない私がレイにしてあげれる、唯一の家族としての愛情表現だ。
幸せにするなんて、初めて言われた、、、
よく分からないけど、胸の当たりが、すごくポカポカする。
これは、なんなんだろう?
「ポカポカする、、、」
「ポカポカ?今日はどちらかと言うと涼しいと思うが、、、」
違う、そうじゃない、、、
なんて、いえばいいのかな、、、
「胸のあたりが、、、するの」
「レイちゃん、それは嬉しい、だよ」
嬉しい?これが嬉しい?
「嬉しい?」
「そう、嬉しい、だよ」
「キャロルは物知り?」
「違うぞレイ、これはただの調子乗りだ」
「ちょっと!アビーちゃんったら酷いぃ!」
キャロルは騒がしい、ちょっと苦手。でもあったかい。アビーもちょっと怖いけど、優しい。リディアは分からない、、、でも一緒にいるとポカポカする。
「お前ら、騒がしすぎだろ、、、」
「うるさいぞハワード。」
「そうよそうよ!こんなに可愛い天使ちゃんなレイちゃんを構わずに何をしろって言うのよ!」
「ハワード?」
誰だろう、初めて会った人だ。キャロルとアビーは会議?っていうのが始まるまでそばに居てくれたから、わかるけど。
「ハワードだ、よろしくな?」
「よろしく、、、?」
頭をわしゃわしゃ撫でられた、、、頭が、回る、、、
「ちょっとハワードちゃん!そんなに乱暴に撫でたらレイちゃんが首痛めちゃうでしょ!」
「おっと、それはすまん。」
「大丈夫」
頭ぐわぐわする、、、
「大丈夫かレイ?」
心配されるのも初めて、、、全部全部初めてだ、初めてばかりで、なんかふわふわする。
「大丈夫。でもなんかふわふわする」
「ふわふわ?」
「うん、ふわふわ」
「嫌なふわふわか?」
「ううん」
なんだろう、知りたいな。リディアは知ってるかな?きっと知ってる、ここにいる人は、みんな知ってると思う。なんでだろ?
「なに、これ?」
「きっと楽しいだな。」
楽しい、そっか、楽しいのか、、、
「楽しい、うん、楽しい、、、」
「これから、色々学んでいかないとな。」
もっとあるの?もっと楽しいがあるの?ハワードも物知りだ、みんなみんな物知りだ、、、私だけ違う、、、
「、、、」
「レイ?どうした、どこか痛いのか?」
「分からない」
分からない、痛くないのに、どこも怪我なんてしてないのに、ザワザワする、空っぽになったみたい、、、
「もしかしてレイちゃん、寂しい?」
「寂しい?」
「うん、知らないことが寂しい?」
キャロルはすごい、知らないことを教えてくれる、うん、寂しい、みんなと違って寂しい、、、
「みんなと違う、、、」
「レイちゃん、じゃあこれから知っていきましょう?沢山教えてあげる。」
なんか、なんかなぁ、、、
「キャロルは嫌」
「レイちゃん酷い!」
初めてこんな子供を見た、今まで保護した子供はたくさんいた、だがこんな子供は初めてだ、何も知らない。感情も何も、ほんとに何も、、、
きっとこの子は、レイは軍での教育を受けるだろう。リディアはレイの師匠となりいちばん身近な人になるだろう、だがそれは、軍属ではなくなった時にレイが困る。リディアは常識面ではまぁあまり信用出来ない、アビーは信用できるがふざけて変なことを教えかねないしな、何よりそこまでレイに興味を惹かれてない。キャロルは、、、論外だ。あんなピンク頭に教育は無理だろう。
隊長や副隊長も忙しいから無理だ、はぁ俺しかいないな。子供の子守りなんてしたことないんだが、、、
「レイ、これから常識やその他もろもろは俺が教える。魔術についてはリディアが教える。そうだな、師匠とでも呼んでやれ、喜ぶぞ。」
「リディアが喜ぶ?」
「あぁ」
きっとレイは少しずつ成長してくだろうな、飲み込みが早い、優秀だ。
だからこそ、軍などにいてはダメだ。だがまぁ、レイがここに居たいと言うなら、それを否定することはできない、レイが軍を出ても過ごして行けるようにしっかり教えていこう。
ハワードに沢山のことを教えてもらった、今まで知らなかったことを沢山、嬉しく思う。みんなと一緒になっていけるから、笑うようになったってみんな言ってくれる、喜んでくれる。だから嬉しい。
「レイ、今日から魔術について教える。」
「はい、師匠」
魔術、魔術についてはよく知らない、ハワードが魔術が苦手だからだ、師匠から教われとずっと言われてきた。
「まず最初に、私は冰剣の魔術師だ。」
「冰剣?」
「あぁ、魔術で氷の剣を作り、それを使い戦う。」
「魔術は貴族の得意分野だ、そして普通は魔術学園に通い魔術を身につける。」
普通、、、そっか、師匠に教えてもらうのは、普通じゃないのかな、、、
「私も、キャロルもアビーも貴族出身だ。逆にハワードは違うがな。」
師匠とも、キャロルともアビーとも違う、、、でも、ハワードとはお揃い。
「そして、さっき言った冰剣の魔術師とは世界屈指の魔術師のうち1人を表す言葉だ。レイ、お前は最強の魔術師のうちひとりが師匠なんだぞ?誇れ。」
「師匠すごい?」
「あぁ!私はすごいぞ?」
師匠はすごい、、、そしてそんな師匠に教えてもらえることは誇り、うん、嬉しい。
「嬉しい、、、」
「はぅっ、、、!」
?師匠はどうしたんだろう、胸を押えて蹲っちゃった。
「師匠?」
「な、なんでもない。さぁ魔術の勉強を始めるぞ。」
「はい。」
魔術の勉強は難しかった、大変だし、優しい師匠は厳しくなるし、、、でも厳しい師匠も好き。好き?好きってなんだろ。
「ハワード、好きって何?」
「ん?急にどうしたレイ、好きなやつでもできたか?」
「うん、師匠。」
「リディアが聞いたら喜ぶだろうな。」
「そうなの?で、好きって何?」
早く知りたい、初めて教えてもらってない感情の名前を自分で知れた。だからどういうものなのか知りたい。
「好きはな、その人ともっと一緒にいたい。そばに居たいって気持ちだ。」
「じゃあハワードも好きだ。」
ハワードといるのは楽しい。ハワードは優しいし頼もしい。もっといたい。
「ありがとな、ほら、リディアにも言ってこい。」
「うん。」
師匠どこかな、いつもならテントで休んでると思うけど、、、
「あ、師匠居た。」
「ん?どうしたレイ。」
「師匠、好き。もっと一緒に居たい。」
あれ?師匠泣いてる。好きって言ったら喜ぶんじゃないの?泣くのは悲しい時って言ってた。悲しいの?
「師匠、悲しい?」
「違う、違うぞレイ。これは嬉しいだ、人は嬉しい時にも泣くんだ。」
嬉しい時にも泣くの?じゃあ師匠は嬉しい?師匠が嬉しいと私も嬉しい。
「嬉しい。」
「レイも嬉しいのか?」
「うん、師匠が嬉しいから嬉しい。」
あ、師匠もっと泣いちゃった。
「言ってきた、師匠泣いてた。」
あれ?ハワード笑ってる。なんで?
「嬉しさのあまり泣くって、リディアらしいな。」
「そうなの?」
「あぁ、ありゃ完全な親バカだ。」
「親バカ、、、」
親バカ?なんだろそれ、、、
「親バカってのは自分の子供が可愛くて可愛くて仕方ないやつのことだ。」
「師匠は親バカ、、、師匠の子供は私?」
「あぁ、レイだ。」
嬉しい、師匠と家族。幸せ、嬉しい。
「、、、」
「ハワード?」
ハワード固まっちゃった。どうしたんだろ。
「レイ、お前リディアの事となるとよく笑うな。」
「え、、、?」
「お前の中の世界はリディア中心に回ってんだな。」
そう、なのかな、、、?うん、そうかも。何を考えるにしても真っ先に師匠が浮かぶ。師匠が喜ぶのが嬉しくて、師匠の喜ぶところが見たくて、初めて会った時から私の世界は師匠だ。
レイを拾ってから4年が経ったが、最近レイの様子がおかしい。ずっとハワードを見てる。本人にその自覚はないようだが、、、
私の、私の可愛いレイが、、、!ハワードに、ハワードに、、、!
「師匠?どうかしましたか?」
「いや、なんでもない。」
でも、レイは私を一番に優先してくれている。ハワードと話している時も私が呼べば来てくれる。
正直に言うとハワードを見てる時間より私を見てる時間の方が圧倒的に多い。私が体調を崩した時にはずっと傍に居ようとするし、寝る時すら離れようとしない。
だからまぁ、しばらくは取られる心配はないが、、、
それに今の所まだレイの世界の中心は私だ。それは確信できる、これからどうなるかはわからんが、、、
「師匠、キャロルに好きには色んな種類があると教わりました。」
キャロル、、、!余計なことをするな、、、!いやいいことだが!レイが感情を知ることはいいことだがもう少しあとでもいいだろう!
「家族としての好き、友達としての好き、仲間としての好き、そして恋としての好き。」
途中までは良かった仲間としてのまでは良かった、恋はいらん、レイにはまだ早い!いや、レイが自覚したら応援するが?!それはもう全力で応援するがもうちょっと待ってくれ、心の準備がしたい、、、
「師匠は家族として好きです、キャロルやアビーは仲間として、ハワードは多分友達として、、、」
あぁ、レイはきっとまだ、、、
「恋とはなんですか、、、?」
「レイはまだ知らなくていい。」
お前の成長を妨げるようなことをする師匠を許してくれ。まだ子離れができそうにないんだ。
「師匠がそういうなら。」
接し方を間違えた。
最近リディアからよく睨まれると思っていたが、なるほどな、、、
「ハワード?どうかしたのか?」
「なんでもない、気にするな。」
レイの俺を見る目が変わっている。本人もまだ気づいてないようだが、気づくのも時間の問題だろう。だからといって距離を置くのはダメだ。レイを傷付けることになるに、リディアだけでなくあのアホピンクにも睨まれる。ほんとにどうしてこうなった、、、
俺はただ教育をしてただけなんだがな。
ハワードは好きだ、きっと友達として。でも何か違う気がする。なんかもっと、もっと大切な、、、
「ハワード、恋とはなんだろうか」
ハワードが固まってしまった、なぜ?
「ハワード?」
「知らなくていい。」
む、師匠と同じことを言われてしまった、、、もしや負の感情なのか?好きなのに?ん〜こういうのはキャロルに聞いた方がいいな、これが終わったら聞きに行こう。
「キャロル」
「なぁにレイちゃん♡」
キャロルは苦手だ、距離が近いし、なんか、なんか嫌、、、
「恋とはなんだ?どういうものなんだ?」
「レイちゃん、リディアちゃんたちの男口調が移っちゃってるわよ。」
はぐらかされた、、、なんで?キャロルが教えたのに。
「恋とはなんだ?」
「えっとねぇ、、、」
キャロルがこんなに目を泳がせているのは珍しい、いつも言いたいことを後先考えずに話すから、まぁだからみんなにアホピンクって言われてるんだろうけど。
「恋っていうのはね、一緒にいるとドキドキして、胸が苦しいけど幸せなのよ。」
「苦しいのに幸せ?」
よく分からない、苦しいのは不幸せだ。でもドキドキはわかる。ハワードといるとドキドキする、、、
「あと、恋として好きな人と話してると夢見心地になったり、思い出すだけで顔が赤くなってしまったり。」
それは分からない、ハワードと話してると楽しいしドキドキするけど、夢見心地とは?
「夢見心地って?」
「夢みたいにふわふわして幸せなことよ。」
幸せ、、、
ハワードと話してると幸せだ、でも師匠と話してても幸せだ。師匠に褒めてもらえるとドキドキするし、ハワードは家族としての好き?
、、、これもしっくり来ない。やっぱり恋としての好き?
「どうしよう、、、」
しっくり来てしまった、、、
「キャーロールー!お前はまた要らんことを!」
「だってぇ!私だって迷ったわよ!レイちゃんに教えるか!」
軍属状態での恋愛がどれだけ厳しいかちゃんとわかってるのか?!レイが恋をするのはいい、だがもしハワードが争いで死んでしまったら?そしたらレイは先生を、初恋の人を亡くし、幸せから一気に奈落へと落ちていくのだぞ!親離れしてしまうことはこの際どうだっていい!レイが傷付く可能性があることの方がよっぽど辛い!
「軍属状態で恋人になった人間はたくさんいた!だからこそお前もわかるだろう!それがどれだけ危険なことか!」
「わかってるわよ!でも!でも、、、」
恋人が争いで死ぬなどいくらでもある話だ、恋人になるやつらは覚悟の上でなっている。でも、レイは違うんだぞ?!恋を知らずに恋をした。軍属状態で恋をする危険性を、絶望を知らずに恋をした。応援するつもりだった、、、でもこのことを考えたらやはり、無理だ、、、応援なんて出来ようものか、、、
「、、、」
「、、、」
「あぁ、喧嘩してる声聞こえたから来たが、来ない方が良かったか?」
ハワード、、、あぁ、そうかこいつが死ななければいい話だ。
「ハワード、何があっても死ぬなよ。敵に背を向けてでも逃げて生き延びろ。」
「出来るわけないだろ、俺は軍人だ、敵を前に逃げることはしない。」
気づいてるだろうに、あくまで気付かぬふりか、、、
「それに、、、いや、なんでもない。」
あぁ、こいつもレイを思っているんだな。年の差の大きい自分を思い続けるより、他に惚れた方がためになると。
応援したくはないが、レイが少しでもハワードとの幸せな時間を過ごせるように協力するか、それに失恋も大切なことだな。まぁ失恋と喪うのとでは違う気もするが、、、
好き、、、ハワードが好き。恋として好き、、、ハワードはきっと困る。
わがままになりたい?うん。
師匠がいればいい?うん、そう思う。
ハワードを諦める?嫌だけど、迷う。
他に見つける?絶対いや。
「レイ、レイ!」
「あ、師匠すみません。」
「どうした体調でも悪いか?」
「大丈夫です。」
うん、やっぱり師匠の方が好きだ。師匠が大好きだ。ずっと一緒に居たい、師匠かハワードを選べって言われたら師匠を選ぶ。師匠大好き。
「師匠、ずっと一緒に居たいです、大好きです。」
「ハワードじゃなくていいのか?」
?なぜハワードが出るんだろう。
「私の世界は師匠を中心に回ってますから、師匠がいなきゃダメなんです。」
師匠泣いちゃった。
「世界の中心が1人だけなどという決まりはないんだぞ?」
「そうなんですか?」
「ハワードを入れたっていいんだ。」
ハワードも入れていいの?でも、違うな。
「それでも私の世界の中心は師匠1人だけです。」
だって、だって師匠は私にとって、、、
「師匠は私を拾ってくれた恩人で、魔術を教えてくれる恩師で、何より、私の大好きなお母さんだから。」
「レイ、、、!」
ぁ、、、
師匠に抱きしめられるのはいつぶりだろう、多分4年前の師匠と一緒に過ごすことを決めた日が最後だ。嬉しいなぁ、、、ほんとに嬉しい。でも、なんでこんなに苦しいんだろう?
この子は、この子はなんて不器用なんだろう。ハワードだってほとんど一番のようなものだろうに、、、
でもこれはなかなかに心地いいな、レイの中での一番が私だと言うのは。
それに、レイを幸せにすると誓えないやつにレイを渡してたまるか!レイが幸せになれるよう協力しまくって、レイが他のやつに惚れてもいいのか?結婚していいのか?とハワードを煽ってやる。レイは絶世の美少女なんだからあいつだって悪い気はしてないだろうに年齢差を理由に逃げおって!まぁたとえハワードとレイが恋人になってもレイの一番は私だがな!
「師匠、アピールとはどうすれば?」
ハワードを好きになってから、色々考えた。色々考えてたら1年経ってしまった、何故だ?ほんとに何故?キャロルによると好きの順位は変わるらしい、でも私は師匠が一番だ、何があっても変わらない。絶対に。
「今までにもやってたろ?それ以外のアピールか、、、?」
「うん。」
師匠はしっかり悩んでくれる、優しい人くて頼りになる私のお母さんだ。お母さんと呼ぶと泣いて喜ぶ親バカでもあるけど。
「なになにレイちゃん、ハワードちゃんにアピールするの?」
キャロルが来た、キャロルはこういうのにめんどくさいからちょっといや。
「アピールならやっぱり色仕掛けでしょ!」
「お前は11歳に何をやらせようとしてんだ!」
色仕掛け、、、?ハワードは正直そういうのは効かないと思う。あと怒られそう。
「他にないの、、、?」
「告白は?」
告白、、、ハワードに、告白、、、
「あら?あらら?レイちゃんお顔赤くなってる!」
「うるさい、、、!」
顔が熱い、、、ハワードに好きって言うの?恥ずかしい、恥ずかしい、恥ずかしい、、、
「効果、ある?」
「あったりまえ!レイちゃんみたいな美少女が頬赤らめながら告白してきたらきゅんと来るわよ!」
私が美少女なのかは分からないけど、そっか、きゅんと来るんだ、、、
「してみようかな、、、」
「あぁ、頑張れレイ。」
「うん、、、」
緊張する、多分普通にあしらわれると思う。でも、伝えたい、、、好きって伝えたい、知って欲しい。傍に居させて欲しい、、、
「ハワード、少しいいだろうか?」
あぁ、ついに来てしまった、、、今までも妙に距離が近くなってたが、ついにか、、、
「あぁ、どうした?」
「好きだ、、、家族としてや仲間としてではなく、そういう意味で、、、」
これはダメだ、ハッキリと断らないといけない、わかってる頭ではわかってるんだ、、、でも、でも頬を赤らめ一生懸命に伝えようとしてる姿を見ると、断れない。正直言って普通に可愛いが、それとこれとは別だ。
「俺とお前の年齢差を考えろ、どんだけはなれてると思ってる。」
「そんなことはわかってる!」
レイが本気で俺に惚れてることはわかってる、俺自身それを悪く思ってないことも、レイを可愛らしく思ってるとこも。だがだからなんだ、レイはまだ子供だ、恋を知ったばかりの子供だ。俺がしっかりしなければ、レイが本当に幸せになれるように。
「私は、ハワードがいい、、、ハワード以外など考えたくもない、、、!」
素直に嬉しいが、それを馬鹿正直に受け取るつもりはない。
「気持ちは嬉しいが、他のやつにしておけ。」
「嫌だ、、、私はハワードがいいんだ!」
「はぁ、、、レイ。」
「ッ、、、!」
あぁ、レイが泣いているところなんて初めて見た、泣かせてしまった。罪悪感凄いな、、、
逃げてしまった、、、ハワードに諭されることなどわかっていた、でも、それでも苦しい、、、苦しいよぉ、、、
「レイ、、、」
「師匠、、、」
師匠に抱きついて泣くなんて初めだ、でも、でも少し落ち着く、こんなことで心乱したらダメなのに、これから頑張っていかなきゃなのに、絶対にハワードの傍に居るんだ、誰にも譲ってたまるのもか、、、!
「レイ、諦めないよな?」
「当たりまえ!」
ハワードにはアピール有るのみだとキャロルと師匠に言われた。なら何度でもする、何度断られようと諭されようと諦めるつもりは毛頭ない!
「ハワード、好きだ。今日も好き、明日も好き、これからもずっと好き。」
「はいはい、わかったから訓練に集中しろ。」
「むぅ、、、わかった。」
逃げられた、、、でも訓練は確かに集中しなきゃだ。
どうすればいいのだろうか、好きだけではダメか?かっこいいとかもか?
「ハワード今日もかっこいいな、好きだ。」
「毎日言わなくていい。」
「嫌だ、毎日言う。」
やっぱりあしらわれる、、、
でも諦めてなるものか、塵も積もれば何とやらだ。告白あるのみ!
「ハワード、好きだ。いつになったらハワードも好きになってくれる?」
「年齢差がなくなったら。」
「むぅ、、、」
そんなの一生無理だろう、、、
こうなったら年齢差なんてどうでもいいと思うくらい惚れさせてやる!
「ハワード、今日も好きだ、明日も好きだ。」
「はいはい。」
やっぱりあまり効果がない気がする、、、どうしたらいいんだろうか。ハワードに告白を初めてから既に半年が経ってしまった、でも諦めない、絶対に。
レイが俺のことを好きなのは一年半前からわかってた、わからなかったと言うほど鈍感でもないし鈍くもない。だからこそ大丈夫だとそう言い聞かせていた、レイの思いに答えることはないと、そう自分自身に言い聞かせていた、答えてはダメだと、答えないことがレイのためになると信じて疑わなかった、なのに、なのに半年前にレイに告白されてたらというもの変に意識してしまう。レイを嫁に取れたらどれほど幸せか、嬉しいか、どんな生活になるのか、、、
俺はレイに惹かれてる、半年前は余裕を持ってあしらうことができた、それも最近はできなくなっている。
「ハワード、好きだ、毎日好きだ。」
「わかった、わかったからいい加減やめてくれ、、、」
どうすればレイが諦めるのか、いくら考えてもどれも効果がないように思う。あぁ、、、俺を見ている時のレイが可愛い。
はぁ、、、どうすればいいんだ俺は。
今日もハワードに告白した、したら顔をそらされた。
「む、なぜ顔を逸らすんだ。」
「お前もなんで近ずく、、、!」
ハワードが顔を逸らすからだが?
「レイ〜!」
あ、師匠が呼んでる。ハワードより師匠優先、師匠のとこ行こ、ハワードへのアピールはいつでも出来る。
「師匠のとこ行ってくる、また来る。」
「師匠、どうかしましたか?」
「ハワードと話してたか?」
「はい。」
「すまん、タイミング悪かったな、、、」
なぜ師匠が必要が?
「大丈夫です。」
「ハワードを優先しなくてよかったのか?」
「なぜ?私一番は師匠です。」
師匠は優しい、いっつも私の気持ちを優先しようとする。親離れされたくないくせに、、、
「はぁ、、、」
このままじゃダメだな。リディアがレイを呼んでなかったらほんとにキツかった、、、
助かったのに、助かったのになぁ、、、
レイに優先されるリディアに嫉妬してる自分がいる。レイの告白を受けるつもりがないのに、幸せにする気概がないのに独占欲を出すなど言語道断、、、
「はぁ、、、どうするか。」
「なぁにハワードちゃん、ため息なんか着いちゃって。」
「キャロル、、、」
「レイちゃんのこと、好きなんじゃないの?」
あぁ、好きだよ。心の底からな。
「なんで受けようとしないの?」
「年の差を考え、、、」
「そんな言い訳もう聞きたくないのよ!」
「、、、」
キャロルが怒鳴るのは珍しいな、いや、当たり前か、、、
惚れてるくせに曖昧な態度を取って、レイを傷付けている、レイを溺愛してるこいつが怒らないわけがない。
腹を括るべきか、、、
いや、もう半年、もう半年だけ待って、それでもレイの気持ちが変わらないなら、俺の気持ちが変わらないなら、受けよう。腹を括ってレイを幸せにすると誓おう。
「もう半年待ってくれ。」
「言ったわね?約束だから。」
また、また半年経ってしまった、、、
未だにハワードには振り向いてもらえていない、悔しい、悔しい、、、!そんなに私は魅力がないのか?それともその魅力がハワードに刺さらないだけか?もうアピールを初めてから2年だ、2年だぞ?普通なら惚れててもおかしくないと師匠もキャロルもアビーも隊長も副隊長も言ってた。諦めたくない、諦めれない、でももうすぐ戦争が始まる。私も冰剣の魔術師として前線に立たなければいけない、戦争中までアピールはできない、確かに私はハワードに惚れているだが私だって軍人だ、今日もダメだったらしばらくは告白を辞める。
「ハワード、今いいだろうか、、、?」
ついに半年経ってしまった、覚悟は決めてる。だがもう少しで戦争が始まる、レイは来ないかもな、あいつは真面目だ。正直に言うと来て欲しい、こんなにも愛おしいと、恋しいという想いを抱きながら戦争で前線に出るなど死に行くものだ、だからレイにこの気持ちを渡したい、必ず生きて帰ろうと言う、誓いの言葉と共に。
まぁ、もう夜だからレイが来る可能性は低いがな。
「ハワード、今いいだろうか、、、?」
は、、、?来たのか?こんな夜中に?レイが夜に出歩こうとしたら意地でも止めるリディアが、レイが出歩くのを許したのか?
「ハワード?もう寝てしまったか?」
「いや、起きてるどうしたらレイ。」
「良かった、入ってもいいだろうか?」
普通にダメだ、嫁入り前の女が夜に男の寝室を尋ねるんじゃない、、、!まぁ腹を括ると言った手前、断るなんて選択肢残されてないんだがな。
「あぁ、いいぞ。」
「ありがとう。」
、、、
なぜよりにもよって肌着で来る、、、!
「ちゃんとした服を着ろ、、、」
「む、着ている。」
「肌着はちゃんとした服とは言わない。」
はぁ、、、まぁレイのことだ、ただ服を着るのがめんどくさかっただけだろう、軍で育ったせいでそこら辺の価値観の矯正ができなかったんだよな、、、
「寝る直前だったから、服を着るのがめんどくさかった、、、」
ほらな、こいつはこういうやつだ。
「ハワード、私はまだハワードが好きだ。」
「あぁ」
「ハワードのそばに居たい、この先もずっと。」
「、、、あぁ」
「ダメ、だろうか?」
今までグイグイ来てたのに、やけに不安げだな。まぁ戦争が始まる前だ、今日を最後にしばらくアピールは辞めようとでも思ってたんだろう、辞めさせないがな。
「ダメなわけあるか。」
「、、、ぇ?」
肌着姿のお前を抱きしめるのは後で過保護保護者共に何か言われそうだが、下心はないから許してくれよ?
「ハワード、、、?」
「半年前からずっと、いや、もしかしたらもっと前からレイ、お前に惹かれている。」
「ぁ、、、」
真剣にただ真っ直ぐに好きだと言ってくれるお前にどんどん惹かれて、もう抜け出せないくらいに愛おしいんだ。
「レイ、俺のそばに居てくれ。お前を幸せにする権利を、俺にくれ。」
「うん、、、うん、、、!もちろんあげる、、、!」
コメント
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うわあ、二次創作のにょた化作品、初めて拝見しました!レイちゃんが感情を覚えていく過程がすごく丁寧で、リディアの過保護な愛情にほっこり。ハワードとの年の差恋愛の駆け引きも、じれったくて可愛い。2年越しの告白が報われて本当に良かった!