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はい、書きなぐったお話2話目です!1話目よりは4000文字くらい少ないです。
あともう夏休みが終わって学校が始まる、、、
課題テストが夏休み明け初日にあるって最悪ですよ、しかも課題が終わってなかったから最後1日で全部終わらせたんですけど全く頭に入ってないって言う地獄。
まぁそれはさておきでは2話に突入!
「2人ともおめでとうー!!」
あの後泣いちゃって、私が駄々を捏ねた結果ハワードと同じ部屋で寝れた、それは嬉しい素直に嬉しい、同じベッドじゃないのは不満だったが。そっちの方がハワードの体温が伝わってそばに居るってわかって嬉しかったのに、、、
まぁ、それは置いといて、なに?このお祭り騒ぎ。
「レイ、誰から漏れたと思う。」
「キャロル。」
「だよな。」
絶対キャロル見張ってた、師匠が珍しく夜に彷徨くのOKしてくれたと思ったら次の日の朝にこれだもん。
「おい、アホピンク。」
「アホピンクじゃなくてキャロキャロって呼んで?」
「はっ倒すぞ。」
「こわーい。」
なんか、いつもにましてキャロルのテンションが高くて面倒臭い、、、
でも、みんなが祝福してくれて嬉しい。軍で恋をする危険性だって、絶望だってこの2年で散々みてきた。それでも諦めれなかったから、諦めたくなかったから、報われて嬉しく思う。みんなが喜んでくれて幸せに思う。
「沢山祝って貰えた。」
「そうだな。」
「嬉しい、、、」
「あぁ」
ハワードの返事は短い、でもそれでいい、それがハワードらしい。今ならちゃんとハワードが私を愛してくれていることがわかるから、これで充分なんだ。
「もうすぐだな、、、」
「うん、、、」
極東戦争、、、今までよりもさらに多い犠牲が予想される戦争。この戦争で、私かハワードが死ぬかもしれない、もしくはどっちも死ぬかもしれない、でも逃げ出すことはしない、できない。恋人どうこうの前に、私たちは軍人だから。
「これから作戦を開始する、今回の戦争でどのくらいの犠牲が出るかは予想できない。それでも私たちは戦わなければいけない。レイとハワードには悪いが、、、」
「「問題ありません、隊長。」」
私もハワードも何度も前線に出ている、たくさんの仲間が死ぬところを見ている、それでも戦うのはここが私たちの居場所だからだ。
「レイ、、、」
「気にしないでください師匠、私は軍人です。自分でここにいることを望んだのです。」
「あぁ、そうだな、、、」
戦争が始まる、私たちはこの戦いに勝たなければならない、自分の命を捨てようとも必ず勝つ。
これで良かったのだろうか、、、恋人になった直前に戦争が始まるなど、そんなことがあっていいのか?レイかハワードが死ぬかもしれない、どちらも死ぬかもしれない、どちらも生きるかもしれない。
私は、私たちは軍人だ、戦争に私情を持ち込んでは行けない、国を守るための剣であり盾だ。レイが覚悟を決めたんだ、だったらもう心配する必要はあるまい。
「勝つぞ、レイ。」
「はい、師匠。」
前線に立つのはなかなかにキツイ時がある、たくさんの人が目の前で死に、私の放った魔術でたくさんの人を殺す。でも、そんな状況に慣れてしまった、慣れてはいけないとわかっている、それでも心を守るために人は慣れようとする。私だって、師匠だって、ハワードだって、軍人は人が死ぬことに慣れてしまっている、そんな環境で育ったから。
でも、でも、、、これは、慣れていたとしても、無理だ、、、
「ハワード!」
「レイ、、、」
なんで、なんで無いの、、、?なんで、ハワードの右腕が、、、目だって、ハワードからたくさん血が出てる、戦争は終わったのに、ハワード、ハワード、ハワード、、、!
いや、置いて行かないで、、、!
「あぁ、、、あぁぁぁぁぁぁ!!」
魔術が暴走しているとしっかりわかってしまう、、、オーバーヒートだ、、、
「レイ!やめろ、やめてくれ!」
師匠、、、ごめんなさい、もう制御できない、、、
「これが、冰剣の魔術師のオーバーヒート。」
レイちゃんが、オーバーヒートを起こしてしまった、、、こんなの、こんなのあんまりよ。
「戦場全てを覆い尽くす程のオーバーヒートか。」
「レイちゃん、大丈夫かしら、、、?」
「、、、なんとも言えないな。」
「大丈夫よね?大丈夫って言ってよアビーちゃん!」
わかってる、大丈夫じゃないことくらい、、、!オーバーヒートを起こした魔術師は命を落とす、そのくらいわかってんのよ、、、!でも、もしかしたらを期待したっていいじゃない!
「レイのところに行くぞ。」
「こんな氷に覆われたところに行ったら凍傷起こすわよ。」
って、あれ?氷が消えていく、、、
「レイのそばには誰がいた?」
「分からない、けど、レイちゃんの命を救えるのは同じ冰剣の魔術師で、師匠であるリディアちゃんだけよ。」
もしかして、レイちゃんは生きてる、、、?
居た、、、!レイちゃん、リディアちゃん、、、ぇ?ハワード、ちゃん、、、?
「リディアちゃん、ハワードちゃんは、、、?」
「生きてる、レイのオーバーヒートが幸を制してな、血が止まった。」
良かった、、、レイちゃんはリディアちゃんが取り乱してないのから生きてることは確定、大丈夫、2人はどちらも喪ってない、、、
「師匠、、、」
「レイ、大丈夫だ、ハワードは生きている。」
「よか、よかった、、、よかったぁぁ、、、!」
そうだよね、泣きたいよね。いいんだよ、たくさんたくさん泣いていい。レイは早く大人になりすぎたのよ、もっと子供でいていい、わがままでいていい、私たちは全員それを受け止めるから。
「師匠、なぜ私は生きているのですか、、、!オーバーヒートを起こした魔術師は命を落とすはずです。」
ぁ、、、そうよ、リディアちゃんがいるから大丈夫って無条件で考えてたけど、どうしてオーバーヒートが止まったの?レイちゃんはすごく疲れてるけど生きてるし、逆に、リディアちゃんの方が満身創痍に見えるけど、、、
「リディアちゃん、貴方まさか、、、!」
「あぁ、クロノスロックをかけた。」
「そんな、、、!」
クロノスロックがどれほど危険なことかわかってるの?!いえ、わかってるわよね、、、レイちゃんを助けたかったのよね?
「クロノスロックとは、なんですか?」
「私が説明しよう、リディアは満身創痍、キャロルは説明が下手だからな。」
「ちょっと!アビーちゃんったらどういうこと?!」
まぁ、確かに説明はあまり得意じゃないけど、、、
「レイ、クロノスはわかるな?」
「はい、魔術の発動に必要不可欠な脳の働きです。」
レイちゃんったら可愛くて優秀とか属性盛りすぎよ、天使ね、いや、天使通り越して女神ね。
「それがわかってるなら話は早いな。クロノスロックはその名の通りクロノスに鍵をかける魔術だ。」
「クロノスに鍵?そんなことできるんですか?」
「できる、まぁ術者に多大なる負担がかかるがな。」
「ぇ、、、?」
そうよね、レイちゃんの場合術者はリディアちゃん、レイちゃんの大好きなお母さんだもんね。
「通常クロノスロックは魔術の制御が苦手な人に対して使う、下手だとしても魔術を制御している状態でかけるから術者の魔術の威力が落ちるだけだが、まぁそこはクロノスロックをかけてもらう側によるがな。」
「じゃあ、完全に制御できてないオーバーヒートの時に使ったら、、、」
「術者は魔術は使えなくなる、最悪の場合耐えきれずに命を落とす危険だってある。」
レイちゃん、、、そんな顔をしないで、リディアちゃんにとってレイちゃんは何よりも大切な子なのよ、、、
「安心しろ、魔術は確実に使えなくなってるが、それ以外は体が上手く動かないだけだ。」
「ほんと、に、、、?」
「あぁ、レイの命を助けた代償がこのくらいなら安いもんだ。」
あらら、レイちゃん号泣じゃない。まぁそうよね、そんなこと言われたら悲しいと嬉しいがごっちゃごちゃになっちゃうわよねぇ、、、
私だってなってるもの、冰剣の魔術師として世界に名を馳せたリディアちゃんが魔術を使えなくなる、体を動かしずらくなるなんて、悔しいわよ。
「レイ、みんな生きてる。私も、キャロルもアビーもお前も、ハワードも。それでいいだろう?」
「うん、うん、、、!」
ハワードが生きてる、私も、師匠も、キャロルもアビーも、、、
でもハワードは目を覚まさない、ハワードの大きな手で撫でてくれることもない、悲しい、悲しい、、、でも生きててくれて嬉しい、師匠も体を上手く動かせないみたいだけどとっても元気で嬉しい。
私は、上手く笑えなくなってしまった、、、師匠に褒められた時は自然に笑える、でもそれ以外だと取ってつけたようにしか見えない、、、
「レイちゃん、無理に笑わなくていいのよ?」
「でも、師匠もハワードも笑った顔が好きって言ってたから、、、」
「2人ともレイちゃんが無表情でも大好きよ?!」
そう?そっかそうだよね、2人とも私の事好きだもんね、私も師匠が無表情だったとしても好き。
「じゃあちょっとずつ頑張ることにする。」
「そうしてね、レイちゃん。」
極東戦争からずっと考えてた、魔術が使えなくなった私は確実に軍を辞めるにしても、レイをどうするか。レイにとって軍は居場所だ、でも私もレイにとっては居場所なんだ、よし!やっぱりレイと一緒に軍を辞めよう。
そして、レイにちゃんとした教育を受けさせてあげよう。
「レイ、ちょっと来い。」
「はい、師匠。どうかしましたか?」
「軍を辞めないか?」
まぁ、そんな顔になるよな、、、ポカンとしてるレイ可愛い、、、
じゃなくて!
「少なくとも私は辞めるつもりだ、そしてレイもやめて欲しい。」
「師匠がそれを望むなら。」
ほんとにこいつはぁ、、、!なんでこんなに可愛いんだ!反則だろうどう考えても!
「ありがとう、じゃあ隊長に退役することを伝えてくる。」
「あ、私も行きます。」
そうだった、車椅子になったから段差がキツイんだった、、、不便だ、、、
「助かるレイ。」
「いえ、気にしないでください。」
師匠と一緒に軍を辞めた、キャロルやアビーも軍を辞めてた、もう大きな戦争は起こらないだろうからと。ほんとにそうなら嬉しく思う、あとキャロルが勝手にハワードも退役させてた、ハワードはまだ目を覚ましてないから本人の意志ガン無視だ、、、
でも、ハワードと争いの無い世界で過ごせるのは嬉しく思う。
「レイ、王立魔術学園に行かないか?」
「ちょっとリディアちゃん、王立魔術学園って、、、」
王立魔術学園、、、少し気になりはする、でも学園って普通15歳からなのでは?私はまだ12歳だ。
「私は賛成だ。」
「アビーちゃん!」
キャロルはなんであんなに反対しているんだろうか?
「王立魔術学園って一般家庭出身の人は居ないのよ?!レイちゃんがどんな目に遭うか、、、」
「女だと同じ同性からのやっかみも受けるだろうしな。」
「それを理解してるのになんで賛成なんてするのアビーちゃん!」
あぁ、なるほど。え?でもそんなの今更じゃ、、、師匠に教えて貰ってるってだけで他の人から睨まれる時あったし、まぁ軍は実力こそ全てだからすぐにそれもなくなったけど。
「男装させればいいだろう?」
「王立魔術学園は全寮制よ?!」
それも今更、軍なんて男の人の方が多い。素肌を見られるなんて日常茶飯事だろうに。
「それにレイちゃんが貴族連中に求婚でもされたらどうするの!」
するやつなんて居ないだろうに、キャロルはほんとに面倒臭い、、、私は師匠が行けというのなら喜んでいくぞ。
「そのための男装だ、レイは可愛いからな。既に軍にいる貴族連中がハワードとくっ付かなければ俺が嫁に取りたいとか言ってる奴がいるからちゃんと考えてる。」
そんな人いたんだ、、、すまないが私はハワードと師匠以外全く持って興味がない。
「レイちゃん普通に異性の前で服脱いじゃいそうじゃない、、、筋肉好きだし、、、」
「筋肉は良い。」
「ほらぁ!」
「はぁ、、、お前がいるだろう?」
「え?あ、そうね私が魔術を掛ければいいのね。」
「な?お前なら体を男に見せることくらいできるだろう?幻惑の魔術師さん?」
そういえばキャロルも世界屈指の魔術師の一人、幻惑の魔術師だったな、いつもがあれだから忘れてた。
「もちろんよ、レイちゃんが男の子だったらこんなだっただろうなぁって体を完全再現してあげるわ、ついでに毎年1人はいる運動できるなら出身とかどうでもいいぜ!って人に刺さるように程よいマッチョにしてしまいましょう。」マッチョ!筋肉!筋トレはいい、心が安らぐ、人とする筋トレは特に好きだ筋肉の動くを見てどうしたらより良い筋肉ができるのか考えるのは楽しい!
「レイがいつになく楽しそうだな、、、」
「ほら、レイちゃん筋肉バカだから、ハワードちゃんの筋肉大好きちゃんだから。」
ハワードの筋肉はとてもいい!均等にあるしムキムキという訳では無いのにしっかりとある、見かけだけの筋肉など筋肉じゃないからな!
「よし!じゃあレイが学園に入れるようになる15歳まであと3年!作戦会議するぞ!」
「はい師匠!」
学園に行ったら筋肉好きがいる、筋肉トレできる、楽しみだ、よりたくさんの人と筋肉トレができる、、、!
「まずレイちゃん男口調、、、は、もう大丈夫ね。」
「師匠達のが移ったからな。」
「じゃあ少し声を低くして話しましょ、レイちゃん声ちょっと低い方だから少し低くしたら声の高い男の子くらいにはなると思うわよ。」
「わかった、訓練する。」
筋肉トレ以外も訓練も好きだ、というより体を鍛えるのが好きだ。
「ふむ、となるとレイの同室になる奴が問題だな。」
「そうねぇ、、、それこそ運動できるならなんでも!って人とか実力主義の人がいいでしょうけど。」
それが一番の問題か、、、私も一緒に筋トレできる人がいい、、、出来たらハワードみたいな人がいい、、、
「よし、私が王立魔術学園の校長になろう。」
「は?」
「いいなそれ!」
「いやいやいや、いいなじゃないわよリディアちゃん?!」
アビーが校長、、、楽しい学校になりそうだな。
「なぜだ?それならレイの同室のやつを決めれるだろう?」
「そうだけどぉ、、、いや、そうね。それが一番いいわ、頑張ってアビーちゃん。」
「任せろ。」
話がトントン進んでいく、、、なかなかに楽しいな。
「次、レイの運動神経の良さをどう誤魔化すか。」
「田舎の森で鍛えた。」
「リディアちゃん、さすがにそれは無理よ、、、」
師匠がそれで誤魔化せるというのなら、誤魔化せるのか、、、?わからんな、アビーに任せよう。
「よし、採用。」
「うっそでしょアビーちゃん?!」
キャロルうるさいっ、、、!だから苦手なんだ、、、
「よく考えろキャロル、運動神経の良さを聞くならある程度仲良くなったからだろう。誤魔化されたと感じても深入りはしないだろう。」
「それも、そうね、、、?」
確かに?いや、師匠もアビーもそう思ってるならそうなのか、なんかハワードが居なくなってから自分で考えるのを辞めてる気がしなくもないが、、、まぁこれからちゃんと考えていけばいいか。
「次、レイが入学できた理由。」
「それこそ運動神経でいいんじゃない?」
「よし、採用。」
運動神経がいいって便利だな、、、
「運動神経がとてもいいからという理由と魔術の知識があること、下手だが必要最低限の魔術を使えることを理由にしよう。」
「私は今全く魔術が使えないが、、、?」
いや、まぁそれは鍛錬あるのみなんだが、、、
「大丈夫だ!レイは私の弟子であり愛娘だからな。魔術を使えるようになるさ。」
「はい、師匠。」
師匠からの信頼を無駄にはできない、しっかりと鍛錬をして少しでも以前と同じくらいには使えるようにならなければ。
「ちなみにクロノスロックの鍵は私が持っている状態だ、レイの意思で一時的に開くことはできるが完全な解除は私しかできない。」
なるほど、、、じゃあ迂闊に開くことはしない方がいいな、師匠がいない時に暴走でもしたら大変なことになる、私自身も、周りも。
「学園に入るまでにある程度つかいこなせるようになります。」
「以前と同じとまでは無理だろうが、クロノスロックがなくても多少なら使えるくらいにはなってもらうぞ。」
「はい、師匠。」
私の師匠は素晴らしい、だからこそ絶対に成し遂げなければいけない。オーバーヒートを起こした魔術師が完全に回復する、こんな奇跡を私は成し遂げなければいけない。師匠のために、それに私がそれを成し遂げたら師匠はオーバーヒートを起こした魔術師を救ったという名誉ができる。そして私は戦場から居なくなった冰剣の魔術師の跡を継ぐ、二代目冰剣の魔術師となる、絶対に成し遂げてみせる。そのためにも今は頑張らないとな、大丈夫だ師匠だってキャロルだって、アビーだって。眠っているけどハワードだっている。私にはみんないる。学園に入ったら友人だってできるできるだろうから、何も心配する必要は無い。
クロノスロックをかけてから1年が経った。まだ完壁には使えないし、使えると言っていいのかすら怪しい。でも、絶対に成し遂げてみせる。まぁ前一回クロノスロックを開いたら近くに上手く制御できなくて近くにいたキャロルがちょっと凍っちゃったのは、ほんとにごめん。
「ハワード、今日はいつもより少し上手に魔術を使えた。」
ハワードに報告するのは1年前のあの日からずっとしていることだ、返事は返ってこないがそれでいい。ハワードに声が届いているかも分からないが、聞こえていたらいいなと、そう思う。
「ハワードにはこの報告が聞こえているかは分からないが、でも、これからも続けさせてくれ。じゃあまた訓練に行ってくる。」
ハワード、ずっと待ってるからな。
あぁ、聞こえてる。聞こえてるさレイ、言葉を返すことはできない、目を開けることも、指を動かすこともできない。でも、確かにお前の声は俺に届いているし、聞こえている。意識はしっかりあるんだ。レイ、お前の声を毎日聞けて、どんな事をしているのか、どんな事があったのかを知ることができる、体を動かせないなか、その事がどれほど大きな癒しになるか、お前は分からないんだろうな。
「師匠、一度クロノスロックを開けてもいいでしょうか?」
あれからさらに一年経ってクロノスロックをかけてから二年の時が経った。クロノスロックをかけたまま必要最低限の魔術を使うことはできるようになったから、次は冰剣の魔術を使えるようになることだ。
「まぁ、いいだろう。」
「ありがとうございます。」
久しぶりにクロノスロックを開ける。正直不安がないかといえばいいえだ。不安はある、また周りに被害が出たらとそう考えてしまう。でも、今まで頑張ってきた、周りへの被害は出さないとそう信じられる。
「クロノスロック、アクティベート。」
やっぱり上手く制御できない、少し暴走する。周りへの被害は出ていない、でも作った氷があまりに大きい。こんなんじゃダメだ、もっと、もっと努力しなくては、、、
「レイ!クロノスロックを閉めろ!」
「わかりました。」
あ、ダメだこんな短時間しか使っていないのに、体の表面が凍ってしまっている、、、
「レイ、大丈夫か?」
「凍ってるところが痛いです、、、」
「だろうな、ほら、今日はもう終わりだ。」
まずは魔術の強弱の制御、その後は体が凍らないようにする特訓だな。
クロノスロックをかけてから三年が経った、魔術の強弱は制御できるようになったし、短時間なら体が凍ることもない、全力で使おうとするとすぐに凍ってしまうけど、、、
まぁそこそこ使えるようになったから問題ないだろう。
「ハワード、ついに学園に入学だ。一般家庭の人は学園開始から私しかいないらしい、どんな扱いを受けるかなんて分からない、でも楽しみだ。どんな人と会えるのか、どんなことが待ってるのか、ワクワクしてたまらない。」
「レイ、明日から学園生活が始まるが、大丈夫か?」
「大丈夫です、アビーが学院長をしていますし、楽しみです。」
「なら良かった。」
レイ、学園生活楽しんでこい。お前が普通の生活を送れることを心の底から祈っているし、早く俺も目を覚まして、お前との人生を歩みたいと、軍を勝手に抜けさせられた今はそう思う。
コメント
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第2話、読み終わりました……! 戦場から戻ったあとの、レイちゃんと師匠の関係がとても温かくて。クロノスロックで命を救う代償がこんなに大きいなんて、胸が締め付けられました。それでも「みんな生きてる、それでいいだろう」という師匠の言葉に、涙が出そうに。ハワードに毎日話しかけるシーンも、本当に切なくて、でも彼が意識を保っていると分かって、また泣けました。学園編、すごく楽しみです!