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md視点
今日は皆で忘年会
まぁ、俺はお酒飲めないし嫌いだけど…
オレンジジュースをちびちびと飲みながら考える
「どりみー!!ほらほら!!」
「あ、みどりは飲めな…い…よね?」
らだおくんがそう言い終える前に俺はきょーさんが持ってきたお酒を飲まされた
しゅわしゅわと口の中でなる感覚に慣れなく、涙目になるのがわかる
「ラダオクン〜…」
「み、みどりぃ」
あたふたしているらだおくんは面白いけど、俺がダメだ
酔いやすいのも相まって、ふわふわしてる気がする
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rd視点
あーあ。みどりに飲ませちゃった
「大丈夫?」
「ナニィ?」
顔が暑いのか、赤らめながら喋っている
うん、かわいい
きょーさんは飽きたのかコンちゃん達のとこ行ったし…
「…かわいいねぇ」
「俺ェ?アリガトォ」
語尾が伸びていて、なんだか動きまでふわふわしたみたい
「みっどぉ〜。」
「コンタン!イツモ頑張ッテテスゴイ!タマニハ休ンデネ?」
「…褒められるとは思ってなかったなぁ」
も〜。これだから飲ませたくないのに…
うちのみどりは酔うとすーぐ人の事褒めるんだから
…こんなかわいいみどりをみんなに知られちゃったら、独り占めできないなぁ
「どりみぃー!俺は!?」
みどりが珍しく褒めていることにみんなが集まってくる
あぁもう!俺のみどりなんだからね!?
「キョーサンハァ。スグ怒ルケド、心配シテクレテテ優シイッテワカッテルヨ」
「…ありがとな。顔あっつ…」
お酒を飲んでいるからと言い訳をしながらパタパタと顔を扇いでる
どーせきょーさんも可愛いみどりにデレてるんでしょ
「みどりくん。ちなみに俺は?」
「レウサハァ、頼ンダコトコナシテクレルシ、考エテ行動デキル人ダヨ!」
「みどりくんがこんなに言ってくれるなんて、ありがとう」
みんながのほほんとしているなか、この俺は嫉妬でイライラとしていた
俺のみどりはたしかに可愛いけど、こんなものじゃないよ?
「みーどり。俺はぁ?」
「ラダオクン。俺ノ大切ナ人。ヒーローナノ。
ラダオクンガイルカラ、今生キレテル」
言葉も行動も、全てが愛おしい
上目遣いでその翠の瞳に俺だけしか写っていないことに優越感を感じる
「ふふ。さすが俺のみどり」
「デショォ?」
お酒に酔うと、緑の彼は素直になる
甘えたになるのではなく、普段の彼の気持ちの塞き止める壁がなくなってしまうだけ
考える頭より先に、感じていることが口に出てしまうだけ
「みどりはいつも俺たちのために頑張ってくれてるよね。すっごくいい子」
「どりみー。ありがとな」
「みっどぉ。いつも助かってるよ」
「みどりくんのおかげだよ 」
恥ずかしそうに顔を染めるみどりを俺は抱きしめる
俺より小さな手で、抱き締め返してくれた
かっわいいね
夜が明けた頃彼は
「モウオ酒ナンテ飲マナイ…!!!」
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コメント
2件
みんなのことを褒めてるけどもしかしたらみどりくんが1番みんなのことを分かっていて見えていてお酒が弱い...ほのぼのな作品が見られました🌼‼️ らっだぁが嫉妬してみどりくんに聞くのも可愛いし、「ひーろー」「生きていけない」未完成なみどりくんを見つけてらっだぁが完成に近づけてきた形......という方向を勧めたいです😫😫。