居なくなってしまった貴方に

投稿めっちゃサボってすみません！！

今年から受験生という事でまじでめちゃくちゃ

投稿頻度が下がります！お許しを！！

殆ど日本視点です

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今年もこの季節がやってくる

太陽が体を照り付け、鬱陶しい位に汗をかく

この季節が私は大嫌い

この時期に私はよく父達…

大日本帝国の日記を読む

端正にそれでいてはっきりとした字で

綴られた文字一つ一つには

父達の威厳が垣間見える

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まずいつも最初に読むのは空さんの日記

空さんは特別攻撃隊の一員で

真っ先に特攻し亡くなった

4月５日

「　花々ガ大地ニ芽吹ク頃、

　　私ハ桜花神風特攻隊ノ命ヲ頂イタ。

　　コノ命、燃ヱ尽キルマダ闘イマス。　」

この日はミッドウェー海戦の二ヶ月前、

米軍の空母に突撃するという命令を受けた日…

5月5日

「　葉桜モ終ワリニ近付キ虫ノ聲ガ盛ニナル頃、

　　ミッドウェー海戦マデ一ヶ月ヲ切ロウト

　　シテイル。私ノ命ハ長ク無イ。

　　何トシテデモ海兄ダケハ守ラネバ。　　　」

ミッドウェー海戦まで後一ヶ月となるこの日

空さんの決意の現れなのだろうか、

普段のおちゃらけた口調の空さんは

此処には何処にもいない。

6月5日

「　遂ニコ__日ガ来タ。私ノ最____最後ノ

　　特攻ノ日。海兄、陸__、今マデ私ヲ

　　育テ____レテ、有__ウ御座イ__シタ。

　　ソ__デハ、私ハ征__マス。　　　　」

ミッドウェー海戦当日、空さんの最後の日記。

所々インクが滲んで読みにくくなっている。

今までとは違い整っていた字が少し曲がっている

ように思える。

時間の焦りか、あるいは…死への焦りか…

定かでは無いがいつもより歪んで見えるのは

私だけでは無いだろう。

ぺらりとページを捲る乾いた音が

静かに部屋に響き渡る。

最後に綴られているのはこの

「　有難ウ　」　の二つの文字。

一方は陸さん、もう一方は海さんのもの。

各々の性格がよく出た字。

しかし何処か似ている。

私の大切な人達の字。

私はまたこの日を繰り返す。

頭の片隅にある父達の顔を思い出しながら、

次の日記を手に掛けた。

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めっちゃ変な終わり方ですね…

また続きを出すつもりですのでお楽しみに~