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「「宴当日」」
「いやぁ、美しいですねぇ。」「はい。美しいです。」と着たらずっと褒められている。「もういいから。」と緑緑は呆れている。この2人は冗談が上手い。「あぁ、そうだった、今回は皇弟様も来るらしいですよぉ。」「そうなのか。どうでもいいな。」「何言ってんですかぁ。もしも、変な事したら首ちょうぱですよぉ。気をつけてくださいねぇ。」とユンは珍しく真剣な顔をして言う。本当は真面目なんだな。いや、死にたくないのだろう。「わかりました。」「ふふ。では、馬車に行きましょう。」とグアンは外に指差す。「おぉぉ。もしかして、家のですかぁ?」「そうですよ。お姫様は馬車ですから。」とにっこり笑う。多分、家の、、、とはグアンとユンの実家の末家の馬車なのだろう。この屋敷では緑緑に馬車なんて乗せて貰えないから。「手間をおかけしました。」と緑緑は頭を低く下げる。「さあさあ、行きましょぉ。」とユンに背中を押されて馬車に乗る。「楽しみですね。」グアンは緑緑に微笑み言った。「そうでしょうか。」と外を見て言う。「緑緑様、初めての屋敷の外どうですぅ?」ユンがそう聞くのは、緑緑は今まで外に出たことがない。だから、今回が初めてだ。しかし、宝石(妹)は街への買い物や宴で時々屋敷の外に出る。「そうですね。人が多くいます。なんか面倒くさそうですね。」と緑緑が言うと「あはは。そうですかぁ。」と腹を抱えて笑ってる。「ふふふ。でも、会場に着いたらその様な事は言っては駄目ですよ。ふふ。」とグアンも笑いながら注意する。「、、、どこが面白いのか、、、」と外を見て1人呟いた。