会場には、多くの方々がいる。まあ宴というから人がいて当たり前だけど。だが、その多くの人は1人の男に視線を向けたり話したりしている。誰なんだ一体。と顔を見ようとしても人集りが凄く見えない。しょうがない。聞くか。「グアン、あの方は誰ですか?人集りが凄い、あの方ですけど。」と横にいるグアンに聞く。「あぁ、あの方が皇弟ですよ。」「そうなのですか。」「緑緑様、私達にも先程から敬語ですねぇ。偉いですぅ。」とユンは拍手する動作をする。そんな、くだらない話をしていると誰かがこっちに来る。「誰か来ますねぇ。」とユンも気づいたようだ。「あら~、人知れず虫が入ったようだわ。」と来て言い放ったのは、宝石だ。わざわざ言いにここまで来たのか。ここは謝ってどこかに行ってもらおう。と緑緑が頭を下げようとしたら、「緑緑様」と小声でグアンが言い緑緑の前に来て微笑み宝石にこう言った。「それは、お目がよろしいですね。私には、全く分からず、、、すみません。」と残念そうな顔をする。「宝石様、私もわかりませんでしたぁ。」と続けてユンも言う。その様子を見て「そうなのね。まあどうでもいいわ。」と若干イラつきながら去って行った。「緑緑様、虫がいるらしいので気をつけてくださいね。」と優しく微笑んだ。「もしいても、私が潰しますから安心してくださいねぇ。」と自慢げに言う。「ユンさん、潰したら可愛そうですから私達が離れるのが最善ですよ。」と言う。この人、虫にも恩を与えるのか、、、。なんだか仏様みたいだ。
(ここまでにしますね。)
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