御本人様とは一切関係ございません!
fkrさんside
河「…で、まあ、今では色んなメンバーと楽しくやっていってるんです。」
須「へぇ…」
新しいメンバーの話や、企画の事、大きなイベントを開催した事とか、多くの思い出を話してみた。記憶が戻る事はなかったけれど、僕達を警戒していた須貝さんは、少しずつ警戒が解けていったみたいで、少しだけ距離が縮まった気がする。
河「…おっと、もうこんな時間ですか。そろそろ戻らないと。」
あ、本当だ。あっという間に2時間経ってた…。てか、リハビリの件忘れてた!!
須「…。」
福「?須貝さん?」
須「……あの…。」
2人「?」
須「…2人が良ければ…その…また来てくれませんか?」
2人「!」
滅多にない、須貝さんからのわがままだ…いや、これはわがままじゃない、この人が信じられると思う人への初めてのお願いか。
2人「もちろん!」
河「今日は話し過ぎでリハビリの時間手伝えなくなってしまいましたけど、明日また別のメンバーは時間がもっと取れるはずなんで、リハビリもですが、話したりしてあげてください。1人は特におしゃべりが大好きですから。」
須「はい。分かりました!」
…なんとなくだけど、少し笑顔が戻ってきた気がする。いつもの様な、太陽の様に眩しい笑顔じゃないけど、作り笑いじゃない、この人の本当の笑顔。…嬉しいな。
河「では。」
福「また来ますねー!」
仕事場にて…
ガチャッ
2人「戻りましたー」
伊「長かったね。何かあったの?」
福「実は…」
俺達はさっきまでの話をした。チラッと山本と鶴崎の方を見てみると、少し嬉しそうで、悲しそうだった。心を開きはじめてるのは嬉しい事だけど、2人は最初行った時、怯えられたと聞いてるし、少し悲しかったんだろうな。
問「少し進展して良かったです!」
言「明日行くのって誰ですっけ?」
志「僕と伊沢さんだね。」
河「あ、自己紹介は忘れないでね。後、伊沢がおしゃべりなのも事前に言っといたから。」
伊「おしゃべりなのは否定しませんがそれ言います!?」
他「wwww」
その日の夜…
sgiさんside
昨日は全然目も合わせずに怯えながら話してたけど今日来た河村さんって人と福良さんって人は、僕に色んな話を聞かせてくれた。
仕事の話、僕が入った経緯、メンバーが増えていく話、卒業しちゃったメンバーの話も。
何か思い出せればなぁって思ってたけど何も思い出せなかった。
医師「今日はどうでした?」
須「…結構話せて良かったです。」
医「それは良かったです。リハビリはどうしますか?」
須「…明日、他の人が来てくれるそうなんで、その人達に手伝ってもらおうかなと。」
医「分かりました。私達もリハビリは手伝いますので無理のない程度にしましょうね。」
須「はい。」
無理のない程度か…でも正直、早く退院して、記憶を取り戻したいな…
最初は記憶を取り戻すのが怖かったけど、あの2人の話を聞いてると、自然とこの人達との思い出を思い出したいって気持ちになった。不思議だな…。まぁいいや。今日は早く寝よう。
?「……ね!」
?「……ですよね!」
……なに?この声…この光景…ここ何処?
…どこかの部屋なんだろうけど…。赤色のソファに座ってるの…誰だろ?しかも隣にいるオレンジのパーカー着てる人…もしかして…
でも…なんかぼやけてて顔もあんまり見えないや……
いつしかこう呟いていた…
「……貴方は……誰?」
続く
はい、この先どうなるんでしょう?
そして、夢に出てきた人は誰なのか…
では閲覧ありがとうございました!
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