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sgさんside
今日は私と伊沢さんがお見舞いに行く日。私は須貝さんと動画内でもあんまり接点がないし、会話とかも互いの都合が合わなくてあんまり出来てないからゆっくり話すのは初めて…ではないけど、そう思うくらい久しぶりだった。伊沢さんは須貝さんと初期の頃から動画を撮ったり、筋トレ仲間だとか、クイズ王の道とかで一緒にいるイメージがある。実際編集でも、視聴者さんにも「すがいざわ」なんて呼ばれるコンビ名が付くくらいだし、2人の相性はとても良い(暴走するとか色んな意味も含めて)と思う。
だから、伊沢さんに会話は任せて私は頷いたりする役をしようかな?
伊「準備オッケー?」
志「はい、大丈夫です。」
伊「うし、行こう!」
ー病室ー
伊「こんにちはー!」
志「失礼します。」
須「……!」
あれ?記憶失ってるはずなのに、伊沢さんの方見てなんか驚いてる?
伊「?どうしました?」
須「あ、いいえ…特に。」
なんだろ…?まぁ、本人が話したがらない事を無理に聞くのもよくないし、一旦置いておこう。
須「あなた方は…?」
伊「俺は、QuizKnockのCEO、伊沢拓司です!」
志「私は志賀玲太です。よろしくお願いします。」
須「…伊沢…さんと志賀さんですね。」
なんだろ…さっきから伊沢さんの方見たりするたびになんか言い淀んでるというか…
伊「昨日、河村さんと福良さんが話してたおしゃべりな人って俺なんですよねー!」
須「あぁ…やっぱり…」
え、やっぱり…?
志「やっぱりって…伊沢さんのこと、憶えてたりします…?」
ちょっと直球過ぎたかな…?
須「え、あ、いや…」
うーん…昨日の2人には心を開き始めてたって言ってたし、もしかしたら私達にも話してくれるかなって思ってたけど、私達とははじめましてだから信用に足る相手じゃないと思ってるのかも…。よし、これから須貝さんと仲良くなろう!そうしたら、きっと話してくれる!記憶を失っていても、須貝さんなのには変わらないから。
志「そうだ!何か、聞きたいことってありますか?」
須「聞きたい事…昨日聞きたい事は聞きましたし…。」
うーん…まぁそうか…
伊「じゃあ、俺が何か話しますよ。」
須「!河村さんと同じ事言ってる…!」
志「河村さんもそう言ったんですか?」
須「はい、お話しようなんて言われたけど僕は何も憶えていないから話す事がないって言ったら”僕が話しますよ”って。」
そうして心を開きはじめて仲良くなったのかな?
伊「何話しましょうかね?昨日で粗方会社の事やメンバーの話は終わったでしょうし…」
須「……あの…」
伊「?」
須「良ければ…他のメンバーの性格とか…教えてくれませんか?そしたら、次その方が来られた時、話もしやすいかもしれないので。」
伊「お、良いですね!」
1番社員を見ているCEOがいるし、それなら次来たメンバーも話がしやすくて良いかも!
伊「まずはCEOを務める俺…伊沢拓司!って思ったけど、自分の事どう説明しよう…」
志「私が話しましょうか。伊沢さんはリーダーシップ性があって、よくまとめ役をしてくれて、困ってる社員をちゃんと助けてくれるんです!クイズ王と呼ばれるだけの実力もあって、知識も豊富なんです!ただ、割と社員からの扱いが雑で、話をスルーされる事もあるんですよねー。」
須「へぇ、やはり面白いですね。」
“やはり”…なにか知ってるんだ…!でも、今は黙っておこう。
志「はい!私もそう思ってます!」
伊「今日きたのが志賀さんで良かったー。他のメンバーだったらまともに紹介してくれないだろうし。」
須「……ほんとにCEOなんですよね??」
志「ついに須貝さんも気づいてしまったか…」
伊「つ、次!河村さん!河村拓哉さんです!昨日来た!河村さんには、お淑やかなイメージを持ったかもしれませんけど、話す事も好きだし、楽しむ所はとことん楽しんではしゃぐ人ですね!そして、動画では策士な一面を見せたりしますね。」
須「策士?」
志「人を騙……演技が上手いんですよ!」
須「いま人を騙すって言いかけました??」
志「気のせいですね!!」
伊「次は福良Pこと福良拳さん!福良さんはよく司会をして円滑に進めてくれます!周りの状況をみてすぐに対応する能力もあって、本当に助かってます!そしてまた、策士な一面を見せたりします。他にはパズル王なんて呼ばれるほど解くのが早くて、ルービックキューブを揃えるのに後何手か分かるという凄技持ちですね。ただ野菜系が大の苦手で野菜が関係する動画とかは苦しそうです…」
須「しっかり者のイメージがあるのに意外ですね。」
伊「よく視聴者さんにも言われてますねw で、次は漢字王の山本祥彰!山本は理系ながら漢検一級所持者で、どの分野にも長けててクイズも強く、どのメンバーでもライバルになり得るという恐ろしい人ですね。みんなから可愛がられる系のキャラですが時々辛辣な一面も見せますねw」
須「へぇ…あの感じでなんだか意外です…。」
志「人は見かけによらないってほんとこの事ですよね。」
須「ハハ…!確かに!」
2人「!」
笑った…!笑ってくれた…!なんだか嬉しいな…よし!この調子でどんどん行こう!
伊「…どうです?なんとなく分かりました?」
須「はい、ありがとうございます♪」
なんだか機嫌が良さそう…でも確かに誰がどんな性格か知ってて話す方がお互い良いよね。
志「そうだ、一応須貝さんの事も言っておきます?本人目の前にして何言ってんだって感じですけど。」
須「僕の…記憶が戻る手がかりになるかも…」
伊「確かに。じゃ、話しましょう!貴方について!」
続く
不穏な空気は今度はそんなにないですね〜
ただ…いや、言い過ぎは面白くないか。
あのQKの仲に亀裂が走る事とか考えられないというか、想像つかないですよね。だからかけないんかな?
まぁいいや!
では閲覧ありがとうございました!