テラーノベル
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全てはこの一言から始まった。ーーーー
蜂「…王様ゲームしたい。いや、しよ」
皆「は??????????」
✂︎——————キリトリ線—————–✂︎
説明しよう!!!!!現在ネオエゴまっただなか!!!だが少しアクシデントが発生し、1週間自由時間になってしまったのだ!!!!!
今まで彼らはサッカー1本だったので、この1週間、まぁサッカーで時間潰せばいっか。と思っていたのである。…が、率直に言うと、
「飽きた!!!!!!つまんない!!!!!!!!試合じゃないとつまんない!!!!!流石に1週間はキツイ!!!!!」
そう。殆どの皆が飽き始めていたのである。現在5日目。あと2日である。最初の4日は時間を潰せてたものの、5日前までバッチバチにお互い試合をやっていたのである。それが急に自分だけの自主勉になって飽き始めてきたのである。不満が溜まって絵心の所に行く人もしばしば。
そこで5日目。殆ど5リーグの棟の人達が集まった食堂にて、潔の隣に居た蜂楽が食事を置いて急に地べたに寝っ転がった。
潔「…え?ど、どうした?蜂楽」
蜂「いさぎぃ……」
蜂「王様ゲームしたい…いやしよ?」
ガヤガヤしていた食堂がピタッと止んだ。
潔「…え?ま、まぁ、お、おう…」
蜂「っしゃキタコレ!!!!!!!!!!!!!!」
ガッツポーズを決める蜂楽。
蜂「ていうかここの全員全員参加ね!!!!」
凛「はぁ?俺はこれからヨg」
蜂「ほーん?王様ゲームだよ凛ちゃん、潔いるよ?笑」
ピクッ
凛だけじゃなく、他の人達も反応した。そしてそこにいる人は思った。
「王様ゲーム=潔に色んなこと出来る…!!!!!!!!!」
ここ、青い監獄は男子高校生の集まり。今頃の高校生は思春期を迎えているであろう気持ちをサッカーで抑えていたが、この一週間の自由で飽きてきとたん、みんなの気持ちが爆発した。
蜂「さー始まりました!!!!!第1回!!!王様ゲーーーームっっっっっ!!!!!!!!!」
皆「オオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!」
男達の太い声が青い監獄に響き渡った。
カーンッッ!!!!
第1回、潔に色んなことしたい欲望まみれぐっちょんべっちゃん王様ゲームの戦いが今、火蓋を切って落とされた!!!!!!!!!!!!!!(?)
✂︎——————キリトリ線—————–✂︎
潔side
……来た、チャンスだ!!!!!!!!来て欲しくなかったけど!!!!!!
ーーー数日前ーーー
俺は練習中急に絵心さんに呼び出され、絵心さんの部屋に来ていた。
絵「潔世一。たった今施設内でアクシデントが発生してな、出来るだけ復旧に務めるが1週間はかかりそうでな、それまでBLTVのネタがない…このことについて上から潔世一をネタにしろ!!!!!と言って止まんなくてな…」
潔「え、えぇ…」
絵「そこでだ。」
絵心さんは背後にあったホワイトボードをくるりとひっくりまわした。
バン!!!!!!!!!
絵「名付けて、潔世一小悪魔作戦だ!!!!!!!!!!!」
潔「…………は?」
絵心さん…寝た方がいいと思いますよ…?
ーーー
と、訳で、俺は絵心さんからチャンスが来たら小悪魔?っぽく接してみろだってさ。因みに今もリアムタイムでBLTV中継が送られてる。
いや、最初は反抗したよ?でもそしたら急にノアの直筆ユニフォームが出てきたんだよ???しかもどう足掻いてもゲットできなかった超超超超限定品…!!!!抗えるわけねぇじゃんかよ、…
というか俺が小悪魔…?になっても誰が喜ぶんだよ。ていうかこれで金稼げたら苦労しねぇじゃん()
まぁ、潔世一。ノアのユニフォームをかけて頑張ります…
✂︎——————キリトリ線—————–✂︎
蜂「じゃぁ行くよー?」
『王様だーれだッッッ!!!!!!!!!!!!!!』
千「はい、俺ェェェェェェェェ!!!!!!!!!」
天に向かってガッツポーズを決める千切。
潔「千切か!!!千切だったら優しそうだな!!」
無論、千切の頭の中も潔の事でぐっちょんべっちゃんになっている1人である。
千「…じゃーァ、3番が王様と愛の告白をしあう!!!!」
皆「!?!?!?」
急にぶっ飛んだ命令が来た。因みにこれにBLTVコメントは大盛り上がりである。
ーーコメントーー
【うおおおおお!!!!千切!!千切様っっ!!!!!】
【潔だよね?????え?潔だよn】
【はい吐血準備ー3、2ゴフッ】
【潔潔潔潔潔潔潔潔潔潔潔潔潔潔潔潔潔】
【カオスで草】
蜂「あははーちぎりんかー!!(え?潔じゃないよね???????潔じゃないよね????)」
凛「…殺す」
凪「次行こ、次(潔だったらどうしよう…)」
皆が思う中、矢張りここはーーーー
潔「…3?…あ、俺だわ」
皆「は゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!!!!!」
蜂「あはははははー(死んだ目)」
凛「…殺す」
玲「…今から番号変えてもバレないかな」
凪「玲央そうして」
千「はいお前ら雑魚ーーーー!!!!!!!!!俺は今からフィーバータイムにはいるんだよ!!!!ハンカチでも食いしばって傍から見てろ!!!!!!」
潔「ま、まぁ好きとかそういえばいいんだろ?早く終わらせるぞ、」
千「おう!!!」
ドンッ……
千「潔…」
潔「…え」
蜂「ちょちょちょちょちょちぎりん?????かかかかべどん…?????」
蜂楽の口の端から鉄の匂いがするトマトジュースが流れ落ちる。
凪「ちょっと、待って、えちょっとこれたんm」
千「潔…愛してる…♡」
千切は壁に右手をついたまま、更に潔との距離を縮め、あと少しズレたら耳に口が付くくらいの近さで甘ったるい声で告白をした。これは女子でも男子でも一発KOな攻撃である。
ひゅっっ…
空気がこの音に響き渡った。
あ、潔照れたな。誰もがそう思った。。。
潔「…あ、ありがとう…?」
そう。潔は重度、いやギネスに乗れそうなレベルな鈍感である。鈍感な潔にはノーダメージ。恐ろしや。
蜂「お、お〜!!!!!ちぎりんいいじゃーん♪」
千「…これに照れないか…」
凪「ひゅーひゅー」
皆が復活し始めた。千切がスベったからである。
潔「えーっと、じゃあ次は俺だな。」
蜂「頑張れーー!!!潔ー!!!」
きっと潔だから可愛いんだろうなぁーっと皆考えていた。内心にっこにこである。
だがまだ此奴らは詳細を知らないーーーー
詳細を知ってるBLTVでは荒れに荒れまくっていた。
そんな中、ついに潔の告白(小悪魔version)が始まった。
潔「…なぁ、千切?」
千「?」
スルッ…
皆「!?!?!?」
千「…え」
潔の行動に皆が驚愕した。今、潔は千切の首に両手を優しく巻き、必然的に上目遣いな体制になっている。
千「え、ちょっと、潔…????」
千切のタンマを知らんぷりし、潔の暴走は止まらない。
潔は目尻を下げ、口角を上げる。目の中にハートが見える(幻覚)
潔「…なぁ…?ちぎり…?」
顔を更に近づける。口と口がギリギリ付くか付かないかレベルで。
潔「俺がもう少し近づいたら、お互いファーストキスだね…?♡」
ミシッッッ…
端からそんな音が聞こえた。
千「…あ、あ、え、」
潔「ふふっ♪千切…?」
笑みを浮かべる。
「好きだよ♡」
ドオオオオオオオオオオオンッッッッッ!!!!!!!!!!!
その音が響いた時、驚いて潔は目を瞬間的に目を閉じる。目を開けた瞬間ーーーーーー
潔「え?」
目の前に広がっていたのは、食堂の壁のあちこちがヒビや穴、下に視線を移すと、そこには吐血しながら倒れる人々。恐る恐る近づくと
えっちすぎる
おれしんだ
かみさま
あとはたのんだ
ころす
とのダイニングメッセージが。
1人混乱してると、
ブンッ…
絵「…潔世一。」
潔「…!!!!絵心さん!!!これどうなってるんですか!?急に皆こうなって…!!!!!」
絵「…はぁぁぁぁ…自分の頭の中で考えてみろ。もうすぐスタッフが向かう。」
ブツっ…
潔「え、ちょっと?絵心さん??」
潔「…少し、この前見た深夜ドラマの真似しただけなのになぁ…」
ゾロゾロとスタッフがやってきた。
全員、医務室に運ばれた。
青い監獄はこの瞬間、赤い監獄になったーーーー。
潔「あーでも千切の告白はすげかったなぁー…」
そう言っているうちに、TVは凄いことになっていた。
ーーコメントーー
【あ、ああ、】
【うへ、へへへへへへ】
【すごーいまっかっかー()】
【よいちぃーーーー!!!!!】
【ぎるてぃー…】
【こぉwwれはwwwひどいwww】
【魔性の男には勝てなかったか…】
【この企画考えた人お亡くなりだろ】
【ぎるちぃー…!!!!!!】
【お願い、消さないでくれ、】
この回は運営によってセンシティブに引っかかった。
そして、「赤い監獄事件」とこの回は伝説となったのである。
おしまい。
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