sky BL
エルフ×暗黒竜
攻め 受け
このカップリングになります
久しぶりに書いて投稿するので前回の物語と少し異なることがあるかもしれないです!
頑張って描きますのでよろしくお願いします!
さて、今日は峡谷に連れて行ってあげようと思う、羽も集まるしキャンドルも集まる、そして何より楽しい
「ねぇ、峡谷に行かない?」
「峡谷?」
コテンと首を傾げる暗黒竜、可愛さを意識してやる子より断然可愛い、もしかして暗黒竜は天然なのかもしれない
それはそうと、聞かれた質問には答えなければならない
「峡谷っていうのは高い崖に囲まれた場所で雪が積もってる、そこでレースできるんだ!とっても楽しいよ!」
自分がスイスイと雪の上を滑っているのを想像する
いつも楽しくて峡谷ばかりに毎日キャンマラに行く、毎日行っている割にはいつもキャンドルがない、フレンドに全て貢いでしまうからである
「なかなか楽しそうだな」
そう答える暗黒竜に期待の眼差しを向ける、エルフは自分で言えるほどかなり飛ぶのもレースするのも得意なのである
暗黒竜の腕前はいかほどか、、、
峡谷
「ここがレース場か、、、!」
あまり慣れない冷たい風と白い雪に感動しているのかいつもより楽しそうに見える
「早速滑ってみる?」
そう提案し、レース場のスタート地点まで行った
門が開いた瞬間ワァァァァ!!と、観客の声がする
実はエルフはかなりの人気で孤島では初心者をリードしてくれる上級者、草原では優しい守護者、雨林では焚き火で演奏しているイケメン、峡谷ではレースNo. 1、捨て地ではエビ避けの天才、書庫では騒ぐ問題児といろんな呼び名がある
エルフはレースNo. 1でいつも滑る日時が同じなため、今この時間にはたくさんの人が集まっている
その観客の声に暗黒竜はびっくりしながらもスタートした
以外と風が強くなかなか前に進むことが難しい、それと光を集めながら行かなければならないとなればこれまた難しい
その中エルフはスイスイと下に降りていく
(流石に早いな、、、)
だからと言って負けるわけには行かない、そう思った瞬間、ぽこりと出た段差につまづいてしまった
ドシャッ!
その音を聞き、エルフがこちらを見て、かけたことに気づきこちらに駆け寄ってくる
「うわぁ、派手にこけたねぇ、、、」
足をずぶずぶ雪に埋めながらこちらに駆け寄ってくる
「大丈夫だ、、、」
顔からこけて鼻が少し冷たくて痛い
「構うな、行け」
「えぇ、でも、、、」
「いいから行け、心配するなすぐに追い抜いてやる」
「、、、まってるから」
そう言ってサッと行ってしまった
そしてすぐに立ち上がり、どうにかして追いつく算段を考える
そういえば、峡谷のような坂はなくとも、ちょっとした坂道は捨て地にもある
そういえばそこをよく滑り台のように滑っていたような気がする、、、
!!、ピコン、とひらめいた
高いところに登り、勢いよく飛び降りる、上手いことおしりで滑るように調節し、滑った
案の定、足で滑るよりも早い、それは足で滑るよりもおしりで滑った方が体重がかかり、加速するからだ
そして、軽く手をつき、体制を低くすれば受ける風の量も減らすことができる
するとあっという間にエルフの後ろ姿が見えてきた
それと同時に観客の声が大きくなる
だがレースはもうほとんど終わっていて、目の前にはゴールが見えている
(マジか!くそ早ぇな!)
ズザッ
エルフと僅差で暗黒竜が勝った
これは前代未聞!、エルフに勝てるものは誰もいなかったのになんと、急に現れた星の子がNo. 1になってしまった!
すると観客は一斉に暗黒竜の方をみる
するとみんなは口々に
「何あの子!あのエルフに勝っちゃったよ!?」
「しかもなんか見たことない髪型とケープだな」
「謎の星の子が優勝してしまったぞ!」
観客席からはそんな声が飛んでいた
「いやぁ、まさか負けるとは、、、」
「知恵の差だな」
「ぶぅ〜!」
エルフが駄々を捏ねていると、神殿のなかから大精霊が出てきた
「まさか、エルフが負けるとはw」
けたけた笑いながら話しかけてきたのはツンツン頭の背の高い人だった
「連勝のお前の負ける顔がみれたわ、今日は飯がうまく食えそうだw」
2人目がおかっぱ頭の人だった
「いや〜、すごいね、君、飛び入り参加で一位になるなんて、」
「ありがとうございます、、、?」
「なんかお前初めてみるからキャンドルいっぱいやる、ほら食え!!」
「あんまりいじめてやらないでくださいよ〜、その子、捨て地から出てきたばっかりなんですから〜」
「、、、捨て地から、、、?」
そういえばそうだった、この暗黒竜、捨て地に落ちた星の子だったことを、、、
「えぇ!?待って!捨て地に落ちた星の子!?」
「見つかってたのか!?」
「僕が見つけた!」
「それ、捨て地の大精霊様に言ったの、、、?」
少しの間沈黙が流れる、、、
「言ってない、、、」
ここでやっと捨て地に落ちた星の子、の報告の重大さに気づく、、、
レース後ホームで暗黒竜とある時にエルフのフレンドがきた
「よっ」
初めに声をかけたのはオールバックの髪型の男性だった、そして後ろには三つ編みで花冠を被った女の子が居る
「まさか、あんたがレースで負けるとは思わなかったw」
「それみんなから言われるんだよなぁ」
簡単な会話を進め終わると、エルフのフレンド2人が急にこっちをみた
「君がエルフに勝った子だよね!」
はきはきした声で物事をしっかりと伝え、話してくれる、とても聞きやすい
三つ編みに対して、オルバが初対面の人には礼儀正しく、タメ語を使わない、など教えている
オルバの人はしっかりしてそうだなと思った後、よろしく頼む、とだけ言ってエルフとの雑談に2人が入ってしまった
エルフが初めてのフレンドである暗黒竜はこう言う時どうしたらいいのかわからないため、そっとその場を離れることにした
そして3人はテーブルを囲みお菓子や飲み物を飲んで雑談している
その間暗黒竜は、エルフに買ってもらったうさぎと自分の私物で遊んでいる
うさぎはぴょんぴょんと跳ねて、暗黒竜の頭に乗る、そして暗黒竜の髪飾りをくんくんと匂いを嗅いだ後、髪の中にうもれてしまった
髪の中に入ったうさぎを暗黒龍が捕まえようとする、髪の中に入られてくすぐったいのかにこにこと笑いながら髪の毛をいじっている
その様子を3人はじっとながめている、、、
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