「ひーろーとっ!」
「ん〜?」
「ぎゅーして?ぎゅー!」
「はいはい、注文が多い姫だなぁ..」
「むぅ…もういいもん!ぎゅーしないもん!」
「もぉ…」
「へへっ!」
なんて。貴方と付き合ってからは毎日が楽しかった。一緒にご飯を作ったり、ドライブしたり。時には喧嘩も。
だけど、そんな貴方も もう…
『屑になっちゃった』
「お風呂入ってくる」
「はぁい」
今日のご飯。喜んでくれるかな..
最近はスケジュールがつめつめで
あんまり喋れてないからな…
今日は…してくれるかな、
「…ん?LINE?誰からだろう。」
滉斗の携帯を見ると
誰か知らない人から通知が来ていた。
音楽番組で共演した人かな
悩みに悩んだ末僕はLINEを開いて見てみた
するとそこには
〈若井さ〜ん次いつ会いますか?〉
〈うーん最近忙しいんだよね〉
〈えー〉
〈あっ、そういえば彼女さんいるんですよね?〉
〈うん〉
〈彼女さんどんな人なんですかぁ?〉
〈可愛くて、優しくて_〉
最初は一瞬悲しんだんだけど
僕の事。そうやって思ってくれてるんだ。
嬉しいな
〈まぁそんなところかな。〉
〈でもなぁ、”男”なんだよな〉
〈え〜いいじゃないですか〉
〈でも女の方がする時気持ちいんだよね〉
〈あ〜ひっどー笑〉
〈あ、今度ホテルでも行く?〉
「….は、?」
え….え、?
こ、これって..浮気、?
ど、どうすればいいの..
…そんな事思ってたんだ。
男。
男の僕と付き合うのは
嫌だったのかな
無理させてたのかな
…でも、全然そんな感じじゃないし…
「すっきりした〜」
「っあ、」
「ん?どした?」
「えっ、あっ、いや..!」
「絶対何かあるじゃん 何?」
「….」
「浮気..とかしてないよね、?」
「えっ?してないけど」
「まさか俺が浮気してるとでも?」
「そっ、そんな訳じゃ..!」
「..もういい。寝る」
「えっ…」
…まだ、ご飯食べてないんだけどなぁ、笑
今日もまた1人で食べるご飯。
別に寂しくはないけど
..寂しくはないけど、
味が全然しないんだよなぁ、笑
悲しみの方が勝っちゃったの
前は一緒に食べてたのに
君ってそんな人だったっけ
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