※🔞、モブ赤、カントボーイ、バトエン、胸糞、首絞めなどの暴行、下品な言葉、不潔なモブ
救いがないです!!上記を読んでダメだと思ったら引き返してください!
この回では行為に至ってません。いずれ続きもだします。
肌寒く感じるようになったこの時期の夜道に、響く足音がふたつ。僕は今ひとりで帰路に付いていて、周りには誰もいない。
…そう、後ろだ。背後から僕とは別にもうひとつ、足音がする。
「…っ」
僕が少し速く歩けば後ろの足音も速くなる。
これはもう、確実にストーカーというやつだろう。数ヶ月前からずっとこの調子で、外出する度に後ろをつけられている。警察に相談しても実害がないからと相手にして貰えず、メンバーには危害が及ぶといけないから伝えられていない。
つまり、助けを求められる相手がいないということだ。今まではずっと色んな道をぐねぐねと回って撒いていたが、さすがにストレスで潰れてしまいそうで。
いつ、どんなタイミングで、何をしてくるかわからないのに。本音を言えばすぐにでも助けてと言いたかった。
ネガティブな考えは遮断して、とにかく複雑な道を通って家に帰る。きっと大丈夫、今回も乗り切れる。
…なんて、オートロックのマンションだからと少し慢心していたのがいけなかった。
何事もなくエレベーターに乗って、自分の部屋のある階につく。
廊下に響く足音は、ひとつだった。もう大丈夫、そう思いながら鍵で扉を開け、中に入ろうとする。
閉まりかけた扉に手がかかった。
「…は、」
「だめだよ、扉はすぐに閉めなきゃ」
中年の、太った男。涼しいこの時期に汗をかいていて、なんとも不快な悪臭を感じた。
そいつが今にも閉まろうとしていた僕の家の扉を力いっぱい開け、無理矢理中に入ってくる。非力な僕ではそいつを抑えることも、扉を力ずくで閉めることもできなかった。
「ぃ゛っ…、」
「はぁ…ッ、やっぱりかわいいね」
僕を玄関先の廊下に押し倒す。顔に生温かい息がかかって心底気持ち悪い。
乱れた呼吸を晒しながら、僕のズボンを脱がそうとしてくる。
「…ッまて、!なにして…、っ」
「なにって、わかるでしょ?」
にちゃり、と不敵な笑みを浮かべられ、鳥肌が立つ。それだけで、なんとなく察しがついたからだ。
絶対に脱がされてはいけない。バレたら終わってしまう。
「ぼく、おとこッ…!おとこだから…!!」
「…へぇ?じゃあ、みせてよ」
「ゃ、!?ほんとうにやめ…ッ!!」
男だと主張をするも声と華奢な容姿のせいか信じて貰えず、そいつを静止できなかった。
結局抵抗虚しく下着ごと全部脱がされてしまった。
「……なーんだ、やっぱり女の子じゃん」
「ッ、ちが……」
「なにが違うの?こんなえっちな割れ目、女以外の何物でもないでしょ?」
絶対に、みられてはいけなかったのに。
僕は所謂カントボーイというもの。簡単に言えば性器だけが女性で、その他は男性という特殊な身体を持つ男の事。家族に他の男にだけは見せるなと言われていた。
その理由は、間違いなくこうなるからだ。
「ゃ、さわんな…!!」
そいつの太く大きな指が僕の陰部に触れる。どうしてもその先に行きたくなくて、手足をじたばたと動かし必死に抵抗する。
どうにか、逃げなければ。
「…あーもう、騒ぐなよ」
「っぁ゙…ッ、ぐ……っ!?」
男の苛立った声が聞こえたと思えば、急に呼吸ができなくなった。
首を、絞められている。そう理解するのに時間はかからなかった。その力は殺意を感じるほどの強さで、首の骨すら折れてしまいそうで。
「が、ぁ゛……ッ、っ…゛…」
「大人しくしねぇと殺すぞ?」
「ぅ゛、………ッ」
ぎしぎしと骨が軋む。
くるしい。死んでしまう。わかった、わかったから。ころさないで。
そう、心で祈る他なかった。
「……は゛ひゅっ、!げほっ、げほ…ッ!」
僕が大人しくなったからか、男はぱっと首から手を離す。急に入ってきた酸素で思わずむせる。
僕が呼吸を整えている間に、男はまた僕の陰部に手を伸ばした。
「…っひ、」
手がそこに触れたとき、思わず引き攣った声を出してしまう。ああ、また、また酷いことをされる。
そんなことを思っていたが、耳に入る言葉は想像と反するものだった。
「大丈夫、優しくするから」
ずっと優しい声色のその言葉が、なんとも気味が悪くて。優しくって、何を?
続きます。
モブレが大好きなのに全然ないからついに手を出してしまった。
一応ちゃんと喘ぐしちゃんと気持ちいいと思うような展開にはします。
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