私は零にあることを告げた
「私殺し屋に入りたい」 と
「は?」
零は少し困惑したような顔で返事をしてきた。
「S主お前それ本気で言ってるか?」
「本気だよ」
私は聞かれた質問に答える
「あのな俺は別に良いと思うけど殺し屋ってのは結構..なんだまぁいろいろあるぞ…本当に何があっても入って続けられる自信なんてあんのか?」
確かに殺し屋と言うものは過酷で残酷な物だ….でも私はあの子の為にも入らなければならない..いや、たとえ自分が嫌でも入らないといけない
「分からない…でもどんな苦難があっても私はやる」
そう答えた
「ふーんまぁアジトでいろいろ話そうぜ」
そう言って私は零にアジトと言うところに案内された
「ボス~殺し屋に入りたいと言う奴がいるんですけど~」
零はそのボスと言う人に話しかけてるようだ
私は許可をもらうために扉の前で待っていた
その時だった
「ガチャッ」
「S主入れ….面接するから」
と言われると私は部屋の中に入った
ふと前を見ると紫色の長い髪に黒と赤の服を着て、眼鏡をかけている男の人と緑色の長い髪に黒と青の服を着てガスマスクをつけている女の人がいた
すると
「お前が殺し屋に入りたいと言う奴か?」
と、聞かれた
「は、はい!」
私は少し焦りながら返事をした
「では、テストをしよう」
「テスト?」
私は問いかけた
「本当に殺し屋にふさわしいか、のな」
「うぇ~まさかあれですか?」
零は呆れているような様子で話しかけていた
「S主気を付けろよ~最悪気抜いたら死ぬかも知れねぇぞ」
「え!?」
私はあまりにも驚き少し困惑した。当然だ気を抜けば最悪死ぬと言うことを言われて驚く奴なんてそうそういないだろう、でも私はなんとかここに入らないといけない…
「俺も最初ボスが入ってきたときに蘭と挑んだんだけどさ、コテンパンにされた~ 」
「……..分かりました」
「私テストを受けます!!!!!!!!!」
「では、お前は少しでも俺に傷をつけることが出来たなら合格にしよう」
少しでも傷をつけることが出来たなら合格に?簡単すぎないか?いや、だとしたら零が言っていた事は合わない、だとすればそれほど強いと言うこと….これは本当に気を抜けば死ぬかも知れないな
ピー!!!!!!!!!
テスト開始の笛がなる
私は自分の武器弓矢で気を落ち着かし走ってくるボスに矢を向ける
その時だった
シュッ
「!?」
消えた….?いや、避けて見えないだけかもしれない….だとすれば何処かにいるはず….どこだ?どこにいるんだ?
私が見渡しているときだった
「私は後ろにいる」
声がした方を振り替えると彼がいた私はなんとか避けまいと足に巻き付いているポケットの中からフックショットを出した。
「グッ!!!」
なんとか危機一髪交わすことが出来た
さて、どうしようかもしかすると彼は速さが強い代わりに力はそれなりに無いのかも知れない…ならば速さを見極めその一瞬で仕留める
奥から彼が走ってくる
見えた瞬間に撃つ…..一瞬の隙を見極めて
私は目を閉じた
そして私は叫んだ
「ここだ!!!!!!!!!」
そして私はその矢を離した
「ザシュ!!!!!!!!!」
………え?
この音は彼から聞こえてはないでも近かった….もしかしてそう思った私は自分の下を見た
「………….!」
下を見ると私の横腹が刺されていたしかもその刺されていたものは私がさっき撃った矢だった…….もしかしてさっき一瞬の隙に撃った矢を受け止め刺したと言うの?…..あんなに早い矢を片手で受け止め刺したと言うの?
「ゲホッ」
痛い…..苦しい…今にも倒れそうだ….でも私は殺し屋に入らないと守れない…また…助けられない見捨てたまま…..
そんなことを考えていると過去の記憶が蘇ってきた
「今は….こんなこと考えている暇..無いのに!!!」