テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
・面と名前をお借りしただけのこの世に無関係なものです。
・rbru.nmmnまたBLという単語に見覚えの無い方は閲覧を中止しますようお願いいたします。
・Rー18要素を含みます。未成年の方は閲覧をお控えください。
・晒し行為等はおやめ下さい。
・視点がコロコロ変わります。
本話は以下のような要素が含まれます。地雷等をお避けいただけるよう記載していますので、しっかりとご確認お願いいたします。⚠️
・心中
・転生
・R18要素(首絞め・性行為・濁点、♡喘ぎ等・受けの口淫・様々な体位▶︎二つ巴、駅弁、抱き地蔵 etc⋯)
・OD(オーバードーズ:薬の定められた服用量以上の服用)
Several timesーif1
鑑定士であり宇宙を抱えるヒーローの星導ショウと、暗殺者であり白狼のヒーローの小柳ロウ。そんなでこぼこなふたりはお互いを愛し合う運命にあった。星導は1度の生涯で2度の人生を送り、その度に小柳を愛した。また、小柳ロウは星導のことを受け入れ何度も愛した。
星導ショウには、永遠の生を授けられた。宇宙として生き、決して朽ちることのない命。
一方小柳ロウには、長生の命を授けられた。白狼として長い生を全うし朽ちる。その時が来るまで、その時まで、星導は愛し続ける。だが愛おしい人からの願望のプレゼントによってその誓いは破られる。
小柳ロウが星導ショウを愛するにあたって抱いた願望はただ1つ。それはあまりにも重くて、切なくて、愛くるしい願望。呪いとも成り、愛ともなる。 一度体験した絶望は御免。ただ1つ、小柳ロウを置いて行かない。俺を、置いて行かない。忘れないでいて、一緒に消えてくれる。
その願望を満たす勇気と愛があるなら、小柳ロウを愛せる。
宇宙を受け入れ、膨大な”空白 “を抱いた星導ショウには、容易いものだった。
思春期思考でもありロマンチック思考でもある星導には何億年とも続く生命を一緒に絶やして、愛しあって死ねる。そんな、最高で仕方がないラブロマンチックな心中だ。
初めてのデートプランとか、プロボーズとか、結婚プランとか、初夜のこととか。そんな恋愛人生を送る上で重要な計画たちだってお得意のトランクケースで殴り飛ばして、一緒に死ぬ時のプランを考えた。
そんな思考回路で出来上がったのが、セックスする日にデートをして雰囲気を作り、1度果てて休憩するであろう時にプロボーズをして、今どきの雑誌の付録の婚姻届に名前を記入。そうして、死ぬ。一緒に心中をする。一緒に死ねなくたっていい。小柳ロウだけ先に殺して、星導ショウもオーバードーズで後を追う。
小柳ロウにかけられた呪いを叶える代わりに、星導ショウもまた呪いをかけた。
お互いが何度も蘇り、愛し合い、そしてまた死ぬ運命を宇宙に残した。その呪いという名の運命は、お互いが愛を満たせた時にやってくる。きっと、永遠に続くであろうこのループ。
そうして、またひとつ愛のまじないをかけた。お互いが出会うまで、お互いの記憶は全て消え去っていること。いつかどこかで出会い、目が合った瞬間にお互いが今世の記憶を思い出すおまじない。世界なのに、世界じゃない。そんなところに二人で逃避行して、また出会う時まで。ロマンチックな愛の裏側にある、密かな重い気持ち。
早々と店の表札をCLOSEにして待ち合わせ場所へと向かう。案外遠くもなくて数分で着いたせいで待つ羽目になったけど、彼のことを考えて過ごす時間は悪いものではない。
棒立ちなのはキツくて壁にもたれて待っていると、前から声がした。
「おつかれ」
聞きなれた彼の低い声。パッと顔をあげるといつものパンクな私服と少しだけセットを変えた髪の毛。わざわざ戦闘用から着替えてくれたのかとも思ったけど、目立つのはあまり好まないから着替えるのは彼の中で決定事項だったんだろうとも思った。この前少し夜にドライブをした時に俺の服の雰囲気に合わせてくれたのも嬉しかったし可愛かったし似合っていたけど、やっぱり彼らしいほうが素敵だなと思う。
「おつかれー。任務終わりでほんとに良かった?」
「んー。まぁ会いたかったしいいんじゃねぇの」
「そ、ならいいけど。会いたかったんだ?」
「⋯仕方ねぇだろ。休み合わんかったし」
「まぁね。ヒーローって本当にブラック企業だと思う」
「それはそう。しかもお互い副業あるしな」
「そーそー、ヒーロー協会訴えても逆に仕事増やされるだけだからね」
「承久の乱じゃなくて昇給の乱起こしてやろうか」
「うわ承久の乱なっつ。なんだっけそれ」
「俺も知らん。てかそんな乱あったか? 」
「当てずっぽうかい」
「www、あれだろ。北条と後鳥羽が戦ったやつ」
「合ってるけど後鳥羽呼び人生の中で初耳」
「時代の最前線行ってるんで」
「時代の最前線行ってんのに歴史人物の話なんかしてどうするんだよ」
「それはそう」
「てかどこ行きたい?別に決めてないんだよね」
「エスコートする側でそりゃねぇだろ。」
「仕方ないだろ、百何億と生きてるんだぞ」
「こっちだって100年間生きとるわい」
「あー⋯でも行きたいとこあったわ」
「どこ?」
「ほしるべの家」
手を洗い適当に飲み物やら摘めるものやらを用意してソファの方へ向かうと、丁度彼も手洗いから出てきたようだった。
俺が少しの疲労でソファにどさりと座ると太ももの上に臀を乗せ、肘掛けには頭。身長がそれなりにあるせいで片方の肘掛はただの足を支えるだけのものになっている。この体制の寛ぎようと身を委ねている姿に何か心躍るものがある。本当に 初めてお邪魔されているのにも関わらずこの緩み様。
まぁ別に俺の前だから良いし、可愛いんだけども。
「気抜いてんね」
「なに、俺に殺意持ってんの?」
「心中したいだけですー」
「だろ、だから委ねてるんだよ」
「へー」
「でもいいの?襲っちゃうよ?」
「いいよ別に」
「誰にでも?」
「お前だけ」
思わず胸がときめく。やっぱり俺乙女かも。なんてくだらないことを考えつつ携帯を机の上に置いた彼に視線を向ける。カップに用意した飲み物を手に取り、一口だけごくり。上下に動く喉仏に視線が行く。ここを潰すようにして彼と死ぬんだと思うと胸が湧く。
ふと、彼が飲んだ物の味が気になった。最近飲んでなかったものを出したから、本当に出来心。コップを置いた彼の口端を指で抑えて、そっとキスをした。
「⋯あまい?」
「うん」
そう返事して彼からそっとキスをされた。許可を貰ったような気分になって、もう一度口付けた。そうして味を確かめるために、口内に舌を入れて隅々まで探った。少し甘い、カフェオレの味だった。
「本当に甘いね」
「⋯お前の唇の方があまいよ」
「なんで、甘いって思うの」
「⋯しらん。好きだから、あまい」
「なんだそれ」
「だからさ、もっと甘いことしよーぜ」
「いいよ、その誘い文句いいな」
「んだよそれ。俺のこと好き?」
「めちゃくちゃ好き」
「ハハハッ、セックスする前に甘すぎて死ぬかも」
「やだぁ〜、じゃあ俺のことも甘さで殺してね」
「無理。だって俺、お前に甘やかされて生きる運命だから」
「⋯なにそれ、今日ほんとなに?めちゃかわいいね。いつもだけど」
「お前こそよく回る口はいつも通りだな」
「本心しか言ってないし小柳くんの前で嘘言ってもバレる」
「ハハハッ、まぁそれはそうやね」
「じゃあさ、俺のこと甘やかして生きてくれんの、生涯尽くせんの?」
「もちろん」
「本心だな」
「うん」
臀を向けられて身を委ねられているのも悪い気分じゃない。俺の目の前にあるアナに指を出し入れするだけで彼の快感を支配していると思うと、不思議な気持ちになる。彼の顔の目の前には俺の下半身がちょうどあって、必死に精神を律している。だって、そいつが反応をし始めたら彼の顔に当たる。 自分から提案したくせに勃ったら危機一髪のゲームが始まるこの体制はキツくて仕方がない。
「ッ、あ♡も、この体制キツイて⋯ッ♡、は」
「ちゃんと解さないと痛いんだから恥ずかしがらずに我慢して」
「ッ〜⋯も、充分ッ、だって⋯」
「ううん、まだだよ」
「ッ”〜⋯♡、おまえだって、反応してんじゃねぇか 」
「はっ?」
腰が少し重くなったといえど、彼の中をまさぐることに夢中で反応したとは思わず間抜けな声が出た。そうして下着ごとズボンを脱がされた。反動で勢いよく自分のソレが出て小柳くんに掴まれる。静止の声をかけようとしても時すでに遅し、ザラザラとした表面の舌で下から上へと撫でるように舐められる。
「ン、んぐっ⋯♡ん、ぅっは♡舐めてやってんじゃん、気持ちよくない?」
「⋯気持ちいからやめて」
「じゃあやめない」
「じゃあ俺もやめないよ?いやいやってしても、離してあげない」
「いいよ、離すな」
「ふーん⋯」
「なんだよその含みがある返事」
「べっつに」
フェラもたっぷり満喫して、俺もお返しとしてアナを舐めてあげた。ーーーまぁこれは割愛して。前戯も終了、いよいよお互いが向き合えた。さっきまでは二つ巴だったせいで性感帯は満喫できたが愛情はまだ満喫しきれていない。こうやって向き合うとどうしようもなく愛が溢れるから、満たされる。白い肌につけた自分の赤い跡、少し火照った身体。愛おしくて仕方がない。
俺が膝を曲げて座っている腹と膝の間に小柳くんが挟まって座っている。彼の腹には俺のちんこがぴったりとくっつくくらい密着している。身を委ねてくれているから俺が膝を伸ばすとそのまま後ろに倒れていってしまうのが嫌で、腰に腕を回した。俺の方に顎を置いて、どうやら休憩中。髪を撫でて、背中を撫でて。それだけで愛情が指先から伝えれる気がして撫で続けた。皮膚をとおして、彼の温かさが伝うのも心地よくて。
「俺が動く」
「えっ、初めてなのに大丈夫?」
「んまぁ大丈夫だろ、怖くねぇし 」
「する前に怖気付かないでよ」
「じゃあ俺のこと怖気付かせるようなブツになるなこのアホタコちんこ」
「可愛いんだから仕方ないじゃん」
「いやまぁ、さ、うん」
「今照れるなよ⋯」
「仕方ねぇじゃん、お前から言われ慣れてねぇんだもん。」
「はあ?何回も言ってるじゃん。そろそろ慣れてよ」
「俺が可愛い可愛い言われすぎて軽くあしらわれるようになってもいいんか?」
「まぁそれはそれでクるものがある」
「ほんとお前ムッツリすけべ 」
「もうそんなのいいじゃん、ほら動いてくれるんじゃないの」
「動くけどさぁ⋯」
「はい、ほら。少しずつだよ、ゆっくりいれてきなね」
「はいはい」
「⋯⋯いくぞ?」
「うん」
そうすると目を合わせて彼は腰を浮かせた。膝立ちになって先端とアナを擦り合わせるようにして、少しずつ飲み込んでいく。ぷちゅ、ちゅぷっ♡と水音をたてて、迫り上がってくる息を 吐くためにはくはくと口を動かして、たまに食いしばって。首と背中を反らして快感に耐えるように、ゆっくりと。俺と彼を繋ぐのは首に回されている腕と、繋がっているそこだけ。そして、心だけ。
「ンっ、ン⋯⋯ぁ、♡はっ、く〜っ♡あ、ン♡♡やば、ほんとでかいな⋯ッ、♡♡ 」
「だ、いじょうぶっ?切れたりしない?」
「お前こそ、だいじょぶ、ッかよ、」
「⋯余裕はない」
「ははっ、良かった、ッ!♡」
「ん、やば〜ッ⋯、かなり挿ってる、うわ、とろとろ〜⋯♡っ、 」
「も、いちいち言うなッ、てぇ、♡ん、っく〜⋯⋯♡♡ッ、くぁ、っ♡♡ 」
「あーも、大丈夫ッ、?そんな反ると痛めちゃうよ、?」
愛おしさと心配が混じりあってなんとも言えない表情になってしまったけど、まぁ彼は快感でそれどころじゃないだろうから良しとする。頭に手を添えて自分の方に優しく抑える。それでも頭だけじゃ心許なくて、背中にも腕を回す。
さっきと同じように方に顎をのせれば、どこか満たされるものがある。
けれど、その手は解かれた。手の甲に白い指が重ねられて、そっと退かされる。重ね合わせられた手は彼の頬に伸びて、顔が向き合った。
「好きだよ」
普段言わない彼の言葉に衝撃を受けていたら目を瞑ってしまった。月のような綺麗な瞳が閉ざされて、顔を少し傾けて唇が差し出された。少ししたら銀の糸を引いて唇が離れていくのが名残惜しかった。もっとその粘膜の温かさを感じたかったのに。もっとその、甘い声を聞きたいのに。でも重ね合わされた指たちは輪郭を過ぎ去り、首で止まった。
「だから俺、もう待ってらんない」
「わかるよな、付き合う時に言ったこと」
「⋯わかるよ、もちろん。忘れるわけない」
「ははっ、ほんと?」
「んふ、俺今日ね、最高のプレゼント用意したの」
「ほんと俺たち相思相愛だね、俺も今日にって同じこと考えてたんだ」
「おいで、ちゃんと掴まって。せっかくなんだからこのまま動こう?俺の部屋にプレゼント用意したから」
「駅弁?まぁいいけど 」
「やったあ、じゃ、いくよ?」
「ッ⋯、ん、く〜〜♡♡ぁっ♡やば、おくッ〜♡ん、ぁ、はっ♡♡」
「どーしたの、可愛いね♡。笑ってんの?」
「ん、ン〜ッは♡♡あ、ンっく、♡♡すきっ♡♡きもち〜⋯ッ、は♡」
「もう俺の部屋つくからね。⋯っはは、床に精液落ちてるよ?まぁいいっか。最後だし」
「ン〜ッ♡♡は、ぅ⋯っ♡ンく、っあ♡♡」
もう最後だからいいか、なんて楽観視してお互い裸のまま、色んなエキタイを纏って配信用の椅子に座った。抱き地蔵の体位のままで彼には見えないであろう、机の上。某雑誌に付いていた婚姻届と、この前買いに行ったふたつの指輪。
「小柳くん、1回体制変えよ。目つぶって、俺が手伝うから。」
そうして目に手を被せて、1度性器を抜いた。臀を足に乗せてそのまま机の方に向きを変えさせてもう一度挿入しなおして、手懸けの体位へと変えた。漏れ出た嬌声を愛おしく思いながら、彼の肩に顎を乗せた。ブルーグレーの髪からは甘い匂いがして、そしてサラサラだった。この髪を次撫でれるのはいつになるんだろう、だなんて考えて。
「小柳くん、大丈夫?」
「ん、大丈夫。ありがと」
「じゃあ、手退かすよ。でも目つぶっててね」
「うぃ」
「じゃーん。ほら、目開けていいよ」
「ん?って⋯⋯おぉ、まじか」
「婚姻届と指輪。婚姻届は提出できないけどさ、書いてみようよ。せっかくなんだから」
「っはは、まあいいよ。書くか」
「ほら、ペン。先に書いて?」
「ん」
机の上に置いてあったボールペンを渡して、後ろから抱きしめた。裸で抱きしめながら婚姻届を書くのもなんだか絵面がおかしくて馬鹿な話。字を書くのを見つめる事はあんまりなくて、あったとしてもサインとか特典くらいの時だけど見つめることなんてそうそうない。
「え、俺これ妻の方に書けばいいん?」
「え、うーん。夫の方に2人とも書く?笑」
「いいよ別に、妻になって欲しいなら書くし」
「えーっ⋯⋯うーん」
妻の方に書けと言えばそれは彼のことを否定しているような気にもなって嫌になる。だって
「星導が女だったら」なんて言われたら小柳くんを殺して俺も死んでしまう。今日別に心中するしまぁいいんだけど。
「いいよ、小柳くんのなりたい方に書いて」
そう伝えると、小柳くんは嫁の方に文字を書き始めた。小柳ロウ。コヤナギロウ。生年月日は⋯⋯⋯。えっ、あっ、てことは今何歳⋯。いや考えるのはやめておこう。11月25日。
住所は⋯同棲してるから同じ。
「署名、誰にしようね」
「えー⋯、伊波とカゲツでいいんじゃねぇの」
「あーたしかに」
「まぁいいだろ、オリエンスもクライシスも全員書きゃいいよ。提出しないんだし、まず受理されねぇし。」
「ははっ、まぁね」
「⋯うし、書けた。お前、このまま書くの?」
「うん、小柳くん良い匂いするし」
「⋯あんま変に動くなよ。⋯その、当たるから⋯」
「えぇ、じゃあ余計に動いちゃうかも。」
そう言ってペンを受け取り後ろから名前やらを書き始めつつ腰を前後に動かす。少しだけ上下に動かしたりと遊びをくわえつつ。机にしがみついて嬌声を出したり動き出すから少し書きづらいけど、まぁ犯人は俺だし可愛いから良しとする。星導ショウ。ホシルベショウ。生年月日は⋯∞と9月10日。住所は、小柳くんと同じように。
「ん、かけたよ」
「ッおま、バカっ!ン♡、うごくな、ってぇ、言ったッ、のにぃぅ、♡」
「んーはいはい、ごめんね?でも気持ちよかったじゃん。」
「ほら、ごめんね。だから指輪一緒につけよ?」
「ン、っ⋯、んぐ、っ、ん⋯ 」
口を尖らせ涙目でこちらを見つめてきたからきっとキスをお求めなんだろうと思って舌を交わすディープキスをすれば、大人しく目は閉じられて口を離せばほっぺを鷲掴みでもう1回戦。
そうして満足したようで前を向いたので方に顎を置いた。少しでも密着していたくて、指を絡めて後ろから抱きついた。
「えーとなんだっけ⋯。病める時も健やかなる時も、えーっと⋯。まぁいいや。好きでいられますか?」
「ッはは、えー、はい」
「えー次なんだっけ。誓いのキス?」
「おいおい早すぎるだろ」
「簡易結婚だからまぁいいじゃん。ほら、向き合って誓いのキス。」
「裸でか。まぁいいけど。」
そう言って俺のソレをいとも簡単に抜いて、向き合った。
「⋯やばい、足震えるから腰支えてくれ⋯」
「へへへへぇっ?まじで笑?まぁいいけど」
ゲーミングチェアの前に密着して立って、向かい合う。
「じゃあ、指輪つけあおう」
「ん、お前から先にやって」
そう言って左手が差し出されて、机の上に置かれた光沢のあるブルーグレーのリングケースを開けて、ブルーダイアモンドの装飾が着いている銀の指輪を手に取った。 自分の左手の上に彼の左手を乗せて、右手で指輪を薬指に指輪を嵌める。
「⋯きれい、だな」
「うん、シンプルだけど小柳くんぽいなぁって」
「お前のはどんなんなの」
「えぇ今から嵌めてくれるのに?まぁでも、これとお揃いだよ。お揃いというか結婚指輪って普通同じじゃない?」
「知らんね、結婚したことなんてねぇし 」
「まぁたしかに」
「⋯⋯⋯いくらした」
「人生でいっちばん高い買い物だった。目ひん剥いた。まじで。」
「俺なんかにそんな、なんつぅの。金かけていいんか」
「何その言い方。小柳くんだからいちばん似合う指輪買いたかっただけ。気にしないの。」
「まあいいじゃんそんなこと。ほら、俺にもつけてよ」
「はいはい、ちょ、取ってくれん?」
「どーぞ」
指輪を取って手渡しして、左手を差し出す。白い指でそっと支えられて薬指に指輪が嵌められた。
「よし、じゃあやっと誓いのキスよ」
「そんなにしたかったんか」
「だってそれくらいしかやるイメージない」
「だから社会不適合なんよ俺たちは」
「ほらもうわーわー言ってないで誓いのキス。しよ?」
「わーわー言い始めたのはどっちなんだか⋯」
そんなことばっか言ううるさい口を優しい唇で塞げば、抵抗はされなかった。口を離せば逆にバードキスが降り掛かってきて、幸せだった。ただ本当に、満たされた。
そのまま自室のベッドにもつれ込んだ。寝室の意味は?ともなるけど仮眠する時には充分優秀だし、なんなら今も役立っている。
「死ぬ場所が俺の部屋でいいの?」
「寝室でも良かったけどな。まぁ、お前の部屋ならいいよ」
「あーまぁ、でもなぁ。うーん、寝室にする?」
「まぁ思い出⋯思い出ではねぇな、セックスするのは寝室だし寝室にするか 」
「はーい、じゃあ星導タクシーで連れてきます」
「頼んます」
そうして腰に腕を回したま体を屈めて膝裏にも腕を回して抱きかかえた。
自分から望んだことを、愛する人に叶えてもらえる。そんな幸せなこと、滅多にない。その願いがどれほど特殊でも、膨大な空白と愛情でソレを受け止めてくれる。息ができない苦しさと、願望が満たされる恍惚と、愛する人に殺される嬉しさ。愛しさ。哀しさ。
きっと、俺が死ぬことは無い。そうやって慢心するのも良くないけど。結局は白狼サマサマの驚異的な回復力で生き返る。周りが悲しむ姿を見るよりかは生きる方が断然良いとは思うけど。俺が100年以上生きて体も体力も何一つ衰えたと感じない。だからこそ、逆に怖かった。いつ死期が来るかなんて分かんないし、人を愛しても意味がないと思った。 VTAの頃は、”フツウ”の人間同士で愛し合っていた。至って平凡な同期と俺。
というか、愛したって傷つくだけだと思った。いつか忘れられて、死なれることだってある。一方的な愛の過多で苦しくなる。
だからこその俺の願い。叶うはずがないからこそ願望へとなり、呪いへと成り果てる。なのに、その呪いをいとも簡単に解いたのが星導ショウだった。昔の彼を愛した事実は簡単に消えなくて、黒い渦が襲いかかったけどその渦も簡単に切り裂いて、踏み込んできた。彼のせいで暗くなった世界を、彼がもう一度明るくしてくれた。
今度は俺のことを置いてかせない。俺なりの唯一の復讐だった。俺の後を追いかけるとしても、少しでも置いてかれる悲しさを味わって欲しかった。彼の顔は飄々としている。自重に加えて首を抑える力はしっかりしてるはずなのに。先に死ぬのは、どうやら俺のようだった。ありがとう、俺の願いを叶えてくれて。
「⋯⋯あ、がと」
「⋯⋯⋯き、だよ、」
「っ、おれ、も、だよ」
意識が遠のくなかで、彼の少し苦しそうな甘い声だけが聞こえた。ああ、やっと終われんだ。死にたくなかったけど、死にたかった。でも、死にたい理由ができた。だって、また彼と会えるから。
「…い、ッ、て、る」
机にある薬を飲み干して、まだ死後硬直はしていない彼の手を握った。本当は死にたくなかっただろうにな。だってきっと、みんなの想像の中には彼が任務で無茶なことばっかして惜しまれて散っていく姿がある。でも、俺の中にはそんな想像はない。だって、本当の奥底の、彼のふかいところを知っているのは俺だけ。彼の全てを知っているのは俺だけ。
「小柳くんになら騙されたかったのに」
胃液がむせ上がるように気持ち悪くて、そのまま苦しくなって目を閉じた。また目が合うまで小柳くんのことを思い出せない苦しさも混じって、涙がこぼれた。
「だ、すき…っ、だ、た、よ」
side:HERO
「…遅刻。2時間以上なことある?連絡無しで。 」
「狼は休みやって聞いたけどタコは知らん。」
「サボり?そんな事しないと思うんだけどな」
「それは同感。一旦家行ってみるか」
なんかあった時のために、と用意した4人のそれぞれの家の合鍵がついたキーホールダーを手に取って伊波ライは星導家の鍵を開けた。体調不良かもしれない。と心配して恐る恐る開けると、変な空気に身を構えたのは叢雲カゲツだった。
「…あかん、変な気漂っとる」
「えっ、敵じゃないよね?」
「…ちがう、暗い気や、注意して入らなやばいぞ、これ。」
「えぇ、そ、んな」
「⋯いくらなんでも人間やからあぶない、僕が前出て歩くから」
「ごめん、ありがと」
そう言って気を立てて周りに注意をしながら奥へ奥へと進んでいく2人。床になにかが垂れて乾燥した跡があったけど生活感のあるリビングに辿り着いても星導の気配はなく、嫌な気がするのは寝室の方からだった。
「⋯?ロウの気配もする、でもかなり薄いぞ」
「えっ?ここ星導の家でしょ、なんでロウが」
「とりあえず開けるぞ、すまん、入るぞ?」
そういって寝室の扉を開けて広がっていた光景は2人にとってあまりにも地獄なようで、悲惨な光景だった。血の気の引いて死斑らしき様なものが広がった2人の体。
動物の体の死斑は濃くなる。星導ショウの体にも所々濃いめで大抵が薄い死斑らしきものができていて、小柳の体には濃い死斑が広がっていた。
勢いよく走って叢雲カゲツは小柳ロウの体を、伊波ライは星導ショウの体を触ると、あまりにも冷えた肌だった。
火葬の炎よりも暖かかった、2人の体。抱きしめ合うだけで安心するような年上組と呼ばれ生きた2人。
事実に気づいて涙がこぼれ始めても、2人は死体のまま抱き合って永遠に眠るだけだった。その死体には転生する呪いがかけられていることを叢雲カゲツと伊波ライは知る由もなかった。たった二人の世界で、生きていくことを星導ショウと小柳ロウは幸せだと思うと同時に同期に対する気持ちで悔やんでいた。
「全部全部、言葉に出さなきゃ分かんないよ」
「なにしてんだよ、このバカども」
暴言の裏には酷い苦しみが隠れて、涙が溢れるばかりだった。
警察とか本部とかに怒られるとわかっていても、2人は手がかりを見つけようと限られた時間で部屋を探した。星導ショウの部屋の机の上に置いてあった、婚姻届。
その裏には、小柳ロウの字と星導ショウの字で書いてあるメッセージが遺されていた。今となっては、遺書になるのか。
小柳ロウの字で書かれていたのは、少ない事だった。
『迷惑かけてごめん、お前らのことちゃんと好きだったからな』
星導ショウの字で書かれていたことは、案外にも長かった。
『悲しませてごめんね。でも、俺ら2人の選択を、どうか許してください。トランクケースの中に、2人へ渡したいものとか全部詰め込んでおいたから、メカニックのライならきっと開けれるよ。カゲツも、この前ロウにクナイ作ってもらってたでしょ。そこに、多分本当のことが書かれてると思う。2人とも一緒に指輪のこととか考えてくれてありがとう。この指輪たちとしねて俺幸せだもん。 』
『本当にごめんね、一生許されないと思うけど、でもどうか、健やかに生きてね。』
『大好きだよ、ライとカゲツ、リトとイッテツとウェンとマナ、ザリ、ユウ、ベンタ』
『おちゃらけてもいいかな?星導夫夫より。笑』
トランクケースの中には金銭関連や思い出の品、貴重品やらいろいろなものが入っていた。
『灼熱の炎よりも、小柳くんの体温の方が暖かい。だから、火葬にしないで。どうか、俺らの骨は海に撒いて欲しい。でも、そんなこと本部が許してくないでしょう?最後の お願い。託したよ』
それは散々星導が謳ったおまじないではなく、伊波らに降りかかる一筋の重い愛の、呪いだった。
ーーーーーーーーーーーーーーーif 2
親に授けられた小柳ロウという命で16年間生きてこれまで何も無かった。友達を作った、恋愛もした、勉強もした、旅行もした、受験もした、キスもした、誕生日を祝ってもらった。その全てが何も無かったと言えるほどつまらなくて、楽しめたものじゃなかった。どこかずっと満たされなくて、生きていても楽しいとは思わなかった。けど苦しいとは思わなかった。楽しいと思わずとも笑えたし、苦しいとも思わずとも泣いた。世間ではそれを感情と言うだろうけど、俺の中で感情と行動は違う。
ただ1つ、願望があった。
自分の全てを忘れられるような熱いロマンのある恋愛をしてみたかった。自分でも馬鹿なことを考えてるとは分かっているけど、ただ一つの願望だった。それは女でもなかった。男でもなかった。ただ、愛する人を見つけて死ぬまでの熱情的な愛を経験したかった。電流が流れるように反応してビリビリと感じる運命を体験してみたかった。官能的に、触られればどこもかしこも気持ちよく乱れてしまうような程に愛する人が欲しかった。きっと、本物の熱情的な愛を捧げられたいだけ。
親が嫌いという訳でもないが、好きでもなかった。愛があるように見せて、それは空っぽだ。まるで道具のように扱われてるのかと思う。
それでいいと思う。別にそれなりの生活はさせてくれるからいい親なんだと思う。俺がしがない息子なだけだろう。女を好きになれず、まともな跡継ぎを作れないとわかっていて、その態度なのだから。
そんな俺に丁度良い話が舞い込んできた。
母の姉家族の間に出来た息子、ほし…しるべ?ほししるべサン?が1人暮らしになるが心配だからしっかりとした俺と住んでもらいたい、みたいな連絡が母に来たらしく、俺にこの前話してきた。家は離れたかったし丁度いいだろうと思って二つ返事で返した。
親戚とは会う機会がないからホシシルベサンの顔も知らない。でも叔母夫婦は顔が整っていると教えてもらったことがあるからきっとキレイなオトコなんだろうなと思う。カッコイイかもしれない、可愛いかもしれない。それは会うまで分からない。こんなんで大丈夫なのか俺。
荷物は予め郵送してあるが物が少なかったのでそう戸惑う事もなかった。貴重品とか普段使うものだけ手持ちで持っていくことにして、それ以外は全部廃棄。要らない思い出は捨てるのが一番だ。
気が合わなくてアッチの家を出ることになってもきっと野宿生活か。体を売って生活でもするか、それも人生だし。そう思う程、この家に帰ってくる気はない。肩掛けの少し大きめなカバンにキャリーケースを引き連れて家を出る。
「じゃ、サヨナラ。」
そう言って小柳家の門を閉めた。
電車でおよそ1時間の少し自然の茂った場所。綺麗な海も広がっていて心を癒すのには良い場所だなと思った。案外自然の中を散歩するのも乙なものだと思える性格。そういえばホシシルベさんの連絡先を知らぬまま来ているせいで意思疎通が測れてない。家に居るのならいいけど、外出中だったらこの雨が降ってきそうな雲の下で待つ羽目になる。
空は濁った色で、海とあまり似つかわしくないけどこれはこれで儚くて静かで、いい雰囲気だとは思う。スーツケースのタイヤがゴロゴロ音を立てるのと同時に、急にゴロゴロと空が鳴り始めた。そのまま恐らく天気雨であろう土砂降りが襲いかかってきた。
傘も持ってないしここからまだ30分以上あるところまで走れというのもきつい。だからといって近隣に身を寄せようとしても店という店がなくて私有地に不法侵入でお縄だ。
あきらめてビタビタなるかと決心した。カバンはレザーだしスーツケースは撥水だから大丈夫だろう。濡れて不快になるのは俺の服と髪だけ。そう思えばまだ我慢できる。
そこから20分くらい道のりに沿って歩いているとそれっぽい景色に近づいてきて、雨も止み始めてきた。天気雨で土砂降りだったおかげかといえば、虹が架かった。薄くて見えずらいけど、これから始まる幸運の兆しにも見えて悪い気分じゃなかった。
カツ、カツと目の前から靴の音が鳴ってきた。街に着いてから一切の人の気を感じなかったのに急に、と思って少しだけ顔をあげると、弾力感のある白い靴と薄紫のような丈の長いベールのようなゆるいズボンが目にはいった。綺麗な服だなと思って、そんな服を着てるのは誰なんだろうと好奇心が湧いて顔を上げた。
目に入ったのは目を見開いてオーロラの傘を閉じた薄紫の髪の⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯
違う、この人は、ホシシルベさんでもなんでもない。
『こや、なぎ、くん』
自分の苗字を呼ばれた瞬間流動的に勢いよく脳内を流れる”イツカ”の記憶。ヒーローをやってて、メカニックと忍者と、鑑定士。ライとカゲツと、星導、と………ウェンとマナとリトとイッテツと、あぁ、なんだ、やっと会えたんだ。これまでずっと忘れて、というか記憶に存在しなかった。
流動的に流れる記憶の中に見つけた、ひとつの欠片。 “イツカ “の星導が俺たちにかけたおまじない。俺たちは何年の、どこに生まれるかも分からない、どんな家族がいるかも分からないところに生まれ変わって新しい人生を送る。でも、必ずしもどこかにヒントがあって、俺たちは運命で繋がってる。でもその運命がいつ訪れるかは分からない。だから、運命が巡り訪れて、君と会えて、そうしてやっと目が合った時に、全てを思い出せる。二人で、前世を生きた記憶を。
目を合わせるまで星導のことも仲間のことも、全部全部記憶になかった。星導と付き合って愛し合って笑いあった記憶も、全部全部脳内にひとつの欠片も無かったのに。でもどこかに埃がかぶったようにあった記憶が一気に鮮明に脳内を駆け巡った。目が合って、全てが記憶の中に渦巻いた。愛した星導とこんな長い期間会えなくて、ちっとも悲しくなかった。だって、星導という人すら知らなかったから。でもどこかなぜか急に苦しくなって、涙が溢れた。スーツケースからも手を離してただ虚ろに星導の方へと歩いた。何も抵抗せず受け入れるように、抱き合った。
伝わり合う体温と流れる記憶が愛おしくて堪らなかった。どれだけ強く抱き締めても解放することの出来ないこの感情。 溢れて溢れてたまらない、前世の記憶に対する愛おしさ。思い出せたことに対する、もう一度運命の人に会えて全てを思い出せた、この喜び。言葉を交わさず、ただ静かに抱き合った。
誰にも溶かせなかったこの心が、星導という前世の記憶の温もりにゆっくりと溶けていった。
2人の鼓動が伝わって、過去の記憶が鮮やかに鮮明に彩られていく。これまでの人生と記憶が、嘘みたいに美しくなっていく。目が合うまで欠片もなかった記憶が まるで昨日のことのように蘇る。
「ほし、るべ」
「やっと、全部思い出せたね」
「ッ、ぅ、は、ほしるべ」
「うん、ほしるべ。やっと会えたね、ほんと、ずっと記憶の中にいなかったのに」
「ほしるべ、ッ、ぐすっ、」
「うん、ほしるべ。ッく、は、こやなぎくん」
「あぁ、小柳だよ、ロウだよ」
「ッ、あの時苦しませて、ごめん」
「ぜんぜん、俺の願い、叶えてくれてありがとう、まじない掛けてくれて、ほんとうにありがとう」
「ッうん、ごめん、ごめんなさい」
「あやまるな、ッ」
「ッぅ、は、ずっと大好きだったよこの、お前の匂い」
「うん、おれも、お前のこの体温ずっと好きだった」
「ッ、最後に言えなくて、多分宇宙でも記憶になくても、ずっと後悔してたんだよ 」
「あい、してる」
「うん、俺もだよ。ほしるべ」
「あいしてる」
「これからも、なんどもなんども、目が合うまで蘇るよ」
「ただ、お前を見つけるまで、生きるよ」
「大好きだよ、こやなぎくん」
「また長い時間をふたりで過ごして、死んで、また生まれ変わって、また見つける」
「約束だよ、ほしるべ」
「ほんとうに、星導って言う人間だけあいしてる。 」
「お前がいるから、この人生世界地獄じゃなかったんだって、」
「うん、また一緒に頑張ろう、小柳くん」
そう言って背中を摩る手が優しくて、愛おしかった。頭を撫でてくれる時のあの手が鮮明に思い出されて、嬉しかった。愛おしかった、悲しかった。苦しかった。感情が全部全部、今世の小柳ロウという体に蘇った。新しい命がまた吹き込まれるように、色づいた。
「何回だって、生まれ変わってもまた目が合うまで、何回も思い出して、いうよ」
「まって、今度は俺が、素直になる」
そういって、自分の指で遮った。お互い涙でぐしゃぐしゃの顔だけど額を合わせて両手を頬に添えた。目をつぶってまつ毛に涙が溜まったけど、それも愛おしかったあの細長い白い指で拭われた。唇を伸ばして、キスをした。
また目を見開いて、星導に誓った。
「あいしてる」
「何度も言う」
「だいすきだよ、ほしるべ」
「思い出して、思い出させてくれて、ありがとう」
「何度も目が合うまで、大好きって、言い続ける。わかんなくたって、思い出せなくたって、魂が、好きって言うから」
「すき、思い出せなくて苦しかったの、一緒に消していこう」
「ほんとうに、宇宙でも、どこにいてもだいすき 」
「あいしてる、俺の、運命のひと」
「やっと、目が合ったね」
そういって顔を合わせて笑いあった。大好きで愛おしくて。堪らなく溢れるこの気持ちは、これからこの人生で一生をかけて伝えていく。また死んで、生まれ変わっても、目が合って、それでもまたずっと愛して生きる。目が合うまで、記憶の片隅にホコリを被って見えないままでも、きっと魂は好きと言い続けて運命は巡り合わせてくれる。
それが俺の運命で、出会えた運命の人が望む運命だから。一緒の運命を、刻んで歩いていく。
それが、俺が愛した、何度生まれ変わっても愛する、星導という人間がかけた、世界一の、運命の、愛おしいおまじないだから。
雨上がりの空にかかる2筋の虹が、そんなふたりを見つめていた。虹は空の果てしないところに架かっているように見えて、終わりはある。ふと空を見上げれば、虹はいつの間にか消えているこどある。でも、幸運が重なった瞬間、虹はまた架かる運命にあるのだ。
そうやってきっと、2人もまたいつか、幸運が重なって出会える。
そんな運命を信じて、2人は生涯を生きて、また新たな生涯を生きて、目を合わせるのだ。
ーfin
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あとがきという名の解説文。
数字のヒント▶︎彼らの誕生日と身長を足すと⋯? 1125+0910+173+177=?
何度出会っても数字は変わりません。彼らのまんま転生するので。お互いがお互いである意味みたいな感じで受け取ってもらえると嬉しいです。小説を書いているものの説明が下手です。精進します。
転生しても173センチと177センチまですくすく育ち、11/25に生まれ9/10に生まれる設定。名前も同じに生まれてきますが、見た目はどうでしょう。髪を切っていたり逆に長髪になっている可能性もありますね。そこは個人の自由で受け取ってください。
本題のifと繋げて考えてみると、
もし0000(仮数字)になるときはあなたと出会えた時、という意味合いで受け取って下さい。想像力が豊かな素晴らしい方々には是非色んな考察を立てていただきたいところです。
英文について▶︎彼らは目が合った時にお互いのことを思い出せるようですね。
「もし貴方と目が合ったら」
ロマンチックですよねぇ。
もしあなたと目が合ったら全てを思い出す。
もしあなたと目が合ったらまた好きになる。
色々なことに繋げれますね。
彼らの何度も過ごす人生の中で(転生したと分かるのは目が合った時だけれども⋯)、目が合った時にこそ本当の花咲く彼らの人生が始まります。ただその度にまた死なれるのは難儀ですね。
指輪について▶︎お互いの色イメージです
それぞれ転生した先について▶︎分かりづらいですが、出会いのシーンは 🐙のSUISAI RAINを基調にしてif2は執筆致しました。
ifばっかで申し訳なかったです。次回は何にしようという大きな独り言はさておき、閲覧ありがとうございました。まだまだ不慣れな点も多いのでご指摘等ガンガン頂けると幸いです。
ちなみにこれは文章中やあとがきにもある通り何度も生まれ変わって、何度も出会います。rbru愛読者様ならよくご存知の通り、狼は生涯に1人しか番を作らないと言いますよね。
なので何度も生まれ変わる先を番外編として出そっかな〜という欲望はあります。
長い長いストーリーに加えあとがきをここまで読んでくださってありがとうございました。if2385ーIf your eyes meet、 ご感想等、ぜひお待ちしております。
コメント
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**美月ゆめか🌸:** ええぇ〜〜〜〜っ!!?!?!😭💔💔💔💔 もう最初から最後まで胸がギュッてなったよ… 「目が合ったら思い出す」っておまじない、ロマンチックすぎてやばい…!! しかも心中とか指輪とか婚姻届とか、全部が重くて愛おしくて切ない… 転生して雨の中再会するシーンなんて涙が止まらなかった…😭💕 2人の運命、ずっとずっと応援したくなる…!! 続き絶対読みたいです…!!✨💍🐺🌟