天馬司は恋愛感情に対して、とても鈍い。
それは本人が元々鈍いからか、それとも、ある趣味を持っているからかだろうか。
果たして、その趣味とは……
オレの名は未来のスター!天馬司だ!!!!
突然だが、オレには誰にも言っていない趣味がある。
それは……
ボーイズラブ、所詮、BLが好きなのだ!!!!!
もう一度言っておくが、この趣味の事は誰にも言っていない。言ったら引かれるか、だからな。
調べてみても、あまり評判はよくないみたいだ。苦手な人もいる、らしい。
さて、自己紹介(?)もこの辺にしておいて、オレの趣味に拍車が掛かったと言える場所、神山高校について説明(?)しよう!!!
いや、場所というより人物だな。
その人物というのは、冬弥と彰人だ!
二人は相棒らしい。が、オレにはもっと深い関係に見えるんだ!!腐男子の妄想力を舐めるんじゃない!!あれはもう相思相愛だ。うん、もうそれしか認めない!!!あれだな、あの二人は付き合っているより夫婦という方があっている気がするんだ。ちなみに結婚式は呼ばれていない。うん、何故だ!二人が微笑みながら並んであるいている姿、あわよくば、誓いのキスまで……もう二人が並んでいる姿だけでも美味しいんだ。くっ、、!供給過多……!!
とにかくこれだけは言わせてくれ。スゥ……
冬彰冬は最高!!!!!!!!!!
あ、言っておくがオレは地雷はないぞ!!
雑食だ!!
「彰人、司先輩は見つかったか?」
「いや、何処にいるのかさっぱり分かんねぇ」
そうか、と冬弥はしょんぼりしたように肩を落とした。
どうやら二人は司に何か大事なことを伝えたいようだ。
さて、肝心の司はというと……?
「よし!今日も行くか!!!」
オレは放課後、月に一度は本屋に寄るんだ。
もちろん一人で。つまりはそう、BL本を買うんだ。
今日は好きなシリーズ(BL)の新刊が出るそうで、授業が終わり、急いで本屋に行った。
ついでに、前から気になっていた漫画家さん(BL)の本も買うつもりだ。
よし!張り切って行こう!!!!
本屋に着き、早速BLコーナーに行く。
あ、あった!!新刊をありがとうございます!もう生きててくれてありがとうございます!!
他にも幼馴染みものや、監禁ものも買ったぞ!
会計を終えた後は家に直帰。買った本を読むつもりだっ!!
司は、二人が部屋で待ち構えていると知らずに……
「お、おい冬弥。ホントにいいのか?」
二人は司の自室にいた。
元はと言えば冬弥が司の家に押し掛け、なんやかんやあって司の部屋で待つ、ということになったのだ。
「あぁ、司先輩がまだ帰ってきてないというなら待つしかないだろ?」
何当たり前な事を言ってるんだ?と、首をかしげている相棒に若干引きながらも、彰人も黙って帰りを待つことにした。
ガチャ
「ただいまー!!」
どうやらお目当ての人物が帰ってきたようだ。
二人は静かに立ち上がった。
「ただいまー!!」
はぁ、やっと家に着いた!!
早く部屋で読みたい……!
そんな衝動を押さえながら、しっかり手を洗い小走りで部屋に向かう。
ガチャ
オレが開けるより先にドアが開いた。
誰かいるのか?
すると、
「司先輩!帰ってきたんですね。お帰りなさい。」
「司センパイ、遅かったですね。」
何で二人がここにいるんだ!?!?!?!?!?
コメント
3件
気づいたら勝手にフォローしてるんだけど?気づいたら540いいねが600になってたんだけども?てかめっちゃ主さんの作品好きです!!腐男子が襲われる系めっちゃ好きなんで嬉しいです!!しかも推しが!!長文すみません!!🙇♀️
よければ、類司も入れてもらえませんか?嫌だったらいいんですけど、あと、最高です! 続き楽しみにしてます!
面白いです、書くの頑張ってください🔥