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「学パロ」
「伊波」『緋八』
※本編中名前は伏せません
(カプ要素薄め)
伊波side
今日からうちの学校に東からの転校生が来るらしい。
「転校生なんて滅多に来ないし、楽しみだな〜」
ガヤガヤ
〈女の子かな?男の子かな?〉
〈可愛い子だと良いな〜〉
〈カッコイイと良いな〜〉
「やっぱり皆も楽しみなんだ…!」
そうワクワクしながら待っていたら、その時は来た。
〔今日からこのクラスに転校生が来ます。〕
〔それでは、入ってください!〕
ガラガラ
「…!?」
緋八side
今日から俺は西の学校に通う事になった。
『西なんて、久々に来たわ〜』
『やっぱえらい懐かしいわぁ!』
不思議と緊張は無く、学校へと歩みを進める。
『確かここやったよな…』
ガヤガヤ
『(うおっ、めっちゃ盛り上がっとるな…)』
〔それでは、入ってください!〕
俺は先生の合図でドアを開ける。
ガラガラ
『ど〜も〜!緋八マナ、言います!』
『仲良くしてや〜!』
俺は軽い自己紹介を終えた後、
何処か見慣れた顔がある事に気付いた。
『(…もしかしてアイツは…!)』
〔じゃあ緋八くんは伊波くんの隣ね!〕
『分かりました!』
『(伊波、やっぱりライや!)』
『…久しぶりやな、ライ!』
伊波side
『ど〜も〜!緋八マナ、言います!』
『仲良くしてや〜!』
「(緋八マナ、やっぱり見間違いじゃなかった…!)」
俺とマナは幼なじみだった。
「マナー!遊ぼー!」
『ライか!ええで!』
俺たちは毎日のように遊ぶ仲だった。
でも…
『ライ、ちょっと話あんねん…』
「マナ?改まってどうしたんだよ?」
『俺さ、東行くことなった。』
「え、東?引っ越すって事?」
『話すの遅くなってごめん…でも!いつか西に帰ってくるから!その時までは待っとってくれんかな…?』
「ホント?分かったけど、絶対…帰ってこいよ!約束だから!」
『うん、約束する!』
その言葉を残して、マナは引っ越した。
でもまさか、こんな形で再会するなんて…
『…久しぶりやな、ライ!』
「…どんだけ待たせるんだよ!もう、待ちくたびれたね!」
「…約束、守ってくれてありがとね」
『親友との約束、破るわけ無いやろ?』
「うん、マナは破るわけ無いってずっと思ってた」
『信じてくれてありがとな!』
『それと、放課後って空いとる?』
『ライに見せたいものあるねん』
「放課後?空いてる空いてる!」
『良かった、じゃあ校門で待っとってや』
放課後…
「マナ、見せたいものって、何だろ?」
『ライ!ありがとな!待っとってくれて!』
「ところで、見せたいものって?」
『着いてからのお楽しみやな!』
「分かった、楽しみにしてる!」
『良し、ちょっと目瞑っとって!』
「ん、了解」
『良し、ええで』
「…え、え!?」
「何これ!?」
緋八side
俺はライに元気をもらってばっかりやった。
やから、俺もライに元気をあげたい。
その為に俺は東に行って、沢山努力した。
今日、ようやくライに届けられる。
俺の想いを。
「何これ!?」
「ライブ会場!?」
『今まで、東に行った理由…黙っててごめん』
『ずっと…ライにお礼がしたいって思っててん』
『だから今日、ライにサプライズ!』
『俺の歌、聞いてくれへん?』
「マナが俺に歌を、?」
「ホントに!?」
「めっちゃ嬉しい…」
『〜〜♪♪♪』
「…!」
「…上手っ」
伊波side
マナは俺が想像よりも遥かに上手かった。
感情を揺さぶるような、凄い歌だった。
「…これ全部俺の為にしてくれたんだ、」
「…俺も一緒に、歌いたいな」
『…どうやった、?』
「凄かった、めっっちゃ上手かったよ!」
俺がそう答えると、マナは凄い嬉しかった様で、とても可愛らしい笑顔を見せてくれた。
「ねぇマナ」
『…?』
「俺さ…さっきマナの歌声聞いて、なんか凄い一緒に歌いたくなったんだ」
「だからさ、一曲だけでも良いから、一緒に歌わない?」
『…ええで!何曲でも一緒に歌ったる!』
そう答えたマナの目には、少しの涙が溜まっていた。
「〜〜♪♪」
『〜〜♪♪』
「はぁ〜、楽しかった〜!!」
『あの頃より、めっちゃ上手くなっとるな!』
「マナの方もね!」
『…あれ、なんでや、嬉しいし楽しいのに、涙止まらへんのやろ…?』
「…なんか俺も涙出て来た…何でだろ、?」
二人きりのライブ会場で、俺達は沢山泣いた。
今まで会えなかった分を埋めるように俺達は一緒に過ごして、一緒に泣いた。
『…俺さ、ずっとライに会いたかった…』
『…ライを喜ばせる為に東行ったっちゅうのに、』
「俺も同じだよ、ずっとマナに会いたかった」
「大切な人って無くなってから気付くんだなって…そう思った」
「でも、もうこれからはずっと一緒だよ」
『…そうやんな、これからはずっと一緒やもんな!』
「じゃあ、また明日!」
『また、明日な!』
以上です!
ここまで見てくれてありがとう!
ばいちゃ!
(追記)
投稿めっちゃサボって申し訳ありませんでした…