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「今から行こう」と言われ、
常時無表情の綾部でも 少し、目を見開き
驚いた様子だった。
【綾部side】
ayb「あの、今からと言われても……」
ayb「僕 昼寝の途中ですし、それに」
ayb「外出許可を貰わないと出られないのでは?」
snz「それは───」
snz「既に貰っている」
ayb「………立花先輩って、用意周到ですね」
snz「だろう( ˘꒳˘)」
ayb「、、、そうですねぇ」
ayb「まぁ いいですよ」
僕がそう答えると、立花先輩は僕を見るなり、
驚いていたものの、目を輝かせながら、
とことん嬉しがっていた。
…そんなに行きたかったのだろうか。
ayb「ですが、条件があります」
snz「?」
ayb「僕、お金が無いので代わりに出して下さいませんか?」
snz「……………」
snz「いいぞ!」
ayb「え、」
(え〜、いいんだ……)
snz「それに、人気があるのに安価という情報もあるしな!」
ayb「さいですか…」
snz「まあ、取り敢えず喜八郎は、」
snz「土で汚れているから着替えなさい!」
ayb「はぁい、」
???「…………………」
???「ふふ、計画通りだな…」
誰かが木々の間で不思議な笑みを、
浮かべていた。
snz「着いたぞ ~ 」
ayb「おやまぁ」
其処は、ガヤガヤと賑わっている甘味処。
接待をしている女給さんの様な人も、小粒の汗を
だらだらと流していた。
ayb(立花先輩の方が、1000倍 可愛い……)
僕は、そう思った。無意識のうちに。
ayb「………………………」
snz「喜八郎?どうかした?」
ayb「ぇ、?」
僕はハッとした。
何があるのだろうと、目を輝かし、 その綺麗な
髪を靡かせる 先輩を 見つめたまま、 只々、 僕は
呆然と立ち尽くしていたからだ。
ayb「いえ、何もありません」
それだけ言って、僕は、先輩と一緒に
みたらし団子を買った。
今回も、『先輩、大好きです』を
読んでくださりありがとうございます。
次回も甘味処篇です!
今度こそは長めに書いていきたいです…
コメント
5件
?の人は何を企んでるんだろう……🤔