(どういうことだ!?)
緑の髪の少女を庇い、派手に剣で斬りつけられたところを目にした。
それを見たからこそ、騒ぎが広がる前にあの場を離れたはずなのに。
(剣で斬り裂かれたあとがないだと!?)
フレデリクの蛇のような視線がアンジェリカの腕の隅々を確かめる。
まるで斬られたことに確信があるような彼の様子に、アンジェリカの胸に大きな疑問が浮かんでいた。
(フレデリクお兄さまは、なぜわたくしが剣で斬られたことを知っているの!?)
じろじろと自分を見つめるフレデリクの視線にアンジェリカはたじろいだ。
大きな傷といえるのは、リーナを庇って受けた剣の傷だけ。
しかしそれも、エトガルの魔法でとっくに治してもらっている。
アンジェリカが皇宮に戻ったときには跡形*******
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