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「僕は、永遠の高校1年生だから」
今日もそう言って自分を誤魔化す。この場所、インターネットでは僕は自由。好きな事をして、好きな格好をして、好きなところへ行く。名前だって自分の望むものを騙る。性別も、性格も、口調も。でも、そんな事をしているうちに、自分を見失ってしまったような気がした。
今日もこの人と喋る。僕はこの人にちゃん付けで呼ばれている。正直に言えば、死ぬほど嫌だが。でも、そんな事を気にしていたら仕方がない。この僕の大切な居場所は壊れてほしくない。なにより、壊したくない。
H「ネイちゃん、おはよ〜」
僕「おはよ。」
増えていく通話履歴。それに比例して心の傷も増えていくような。
僕「眠い…二度寝しようかな」
H「寝るん?」
僕「寝たい」
H「そっか」
そんなに冷たい言葉で返されると困ってしまう。僕は太陽なんかじゃないから凍えてしまう。
僕「…おやすみ」
僕はそう言って通話を抜けた。Hには申し訳ないが、少々うざったい。また夜通話できるからいいのだ、今通話を抜けたって。
夜になって、ゲームを起動する。ふとスマホが光り、スマホに目を落とすとHからメッセージが来ていた。
「ネイちゃん、無理しないでね。」
…は?僕は無理なんてしていない。僕はそんなにおかしいのか?まぁいい、気にしない。Hに
「ありがとう」
とだけ返し、Discordを閉じた。
…やっぱりゲームはいいや。もう寝よう…