旅を始めた俺たち。どこまで行けるのかは全くわからない。なぜこんな事を言うかって?だってパーティー組んでの初戦から、
めちゃくそ強そうなドラゴンでてきたんたも~ん。なんてふざけていると奴は素早く、いや秒殺だろう。Rは手慣れた様子で『ディサピアランス』そう唱えた
俺の覚え間違えでなければ、ディサピアランスの意味は消失、消滅、失踪だ、だからなのだろう。敵が塵ひとつ残さずに消えているのは。恐ろしい。味方はドン引きしていた。当たり前だこんな恐ろしい技魔王ぐらいしか使わなそうだしばらくの静寂が辺りを包んだ。その静寂を破ったのは、ラムだった。
「そう言えば、Rさんは普段何の仕事をしているんですか?」
そりゃそうだ、あんな大技使っても涼しい顔をしている奴の仕事気になるだろだがRは気まずそうに、俺を見ている。味方に怪しまれても困るので、助け船を出した。Rの事を説明した。(嘘だよww)すると仲間達は納得したようだ。だが魔女だけはわからない。まるで表情が読めない。説明した後にうなずいているのを考えると、納得してくれたと信じたい。とりあえず話を変えようと目的地について聞いてみた。
「ランセリアさん。目的地って決まってるんですか?」
ところがランセリアさんは、クスクスと笑い出した。
「うふふ、何も知らないとは聞いていましたが。ここまで世間知らずとは少し驚きますね。」
ここまで恥をさらすのは久しぶりだ。ランセリアさんは優しく教えてくれた。何故だろう?母の笑顔が頭をよぎった。少し困惑したが、気づかれないように表情を隠した。ランセリアさんは気にせず教えてくれた。しばらく歩くと、街が見えてきた。道中かなりの数のモンスターと出会い戦闘や説得をしたためか疲れてしまった。街の入り口に近付くと門番の様な人が俺たちを止めた。
「少しお待ちください。魔物を連れていますが、このまま連れて街に入るのであれば、後はお分かりですね?」
まさしく、一色触発下手に動けば戦闘になってしまう。すると後ろにいた魔女が、動いた。門番の様な人が警戒しているとゆっくりと説明を始めた。
「安心して···彼は私の使い魔···喘息持ちだから···彼の力がないと···旅が出来ない···使い魔なら···街に入れても···問題はない···でしょう···?」
門番はしばらくの間まるで、神を見たような驚きを見せると、対応が一変した
「これはこれは、賢者様とも知らずと言えど失礼いたしました。街の長に伝えてきます。街にある宿屋に案内しますので、そちらでおくつろぎしていただいて。」
魔女は言葉を遮るように早く宿屋に案内をと言った。少し威厳のある声だった門番の様な人は慌てふためきながら、宿屋に案内してくれた。宿屋は、かなり良い感じだ。部屋に案内され、案内人が去るとすぐに、机に座り込んだ。少しやりたいことがあった。今回学んだ事をまとめたかったからだ。
ではまとめていこう。まずはそれぞれの役職についてだ、
俺はスキル「編集者」を持つ科学者兼勇者だ。勇者に関してはまあ、肩書きだけだ。Rはどうやら、見た目と役職がちかうようだ。Rの役職は、魔法使いだ。そして魔女と呼ばれた彼女は、クレバーと言うそうだ。クレバーも見た目と、役職が違う。クレバーの役職は、スキル「聖なる魔女」でシスターだそうだ。次にラムの役職は、格闘家。ウーズからはまだ成長段階。実力はもっと上がるっと言われたそうだ。最後にランセリアさん。彼女の役職は、騎士だそうだ。
次は世界についてまとめよう。この世界は多くの大陸が存在する。そして調査が終わり、確認が出来た大陸は、四大陸。この四大陸は魔王が自らの領地とし配下においている。他の四大陸はまだ知られていない未知の地らしい。そして四大陸にはそれぞれ、魔王と幹部が四人いる。ウーズが支配するこの大陸は、スラドラニクルそう呼ばれている。由来はドラゴンとスライムが多く生息しているからだそうだ。
次は目的地の話をしよう。ウーズの幹部達の元へ行くそうだ。ウーズは村の人々と和解出来たため、幹部が支配する土地の解放を報告しに行くそうだ。
ここまでまとめると少し疲れた、いい加減やめるか。俺は能力で出現させた、ホログラムパソコンをしまうと、ちょうど良いとこにランセリアさんが来た。彼女は、食事の準備が出来た事を伝えに来てくれた様だ。近くには宿屋の主人らしき人物もいた。下へ降りると、全員がいた。どうやら俺よりも早くに来ていた様だ。
食事を済ませると、各自借りた部屋に戻って行った。次の日、朝早くに宿を出ると幹部の一人がいるという、地に向かうことにした。
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