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第三わぁ!!!!!
おっそいね!!ごめんね!!!
イタ王「日帝!!もっと食べるんね!」
家が揺れる勢いでイタ王が叫ぶ
日帝「いや食べてるんですけど…」
イタ王「いーや、ioは信じないんね、いくらなんでも少食過ぎなんね!」
ナチ「俺もあんまり食べない方なんだが…その量は…」
日帝のご飯
米(雑穀と白米が半々)が茶碗半分
鯛の切り身(フレンチの量)
味噌汁一杯
和物小鉢一皿
お茶
イタ王「何で日帝はそんなに食べないんね!?その腕でどうやって刀振り回してるんね!」
日帝「何でって…まぁ戦時中は食べ物が少なかったから、、」
ナチ「そんなの俺等もだぞ」
日帝「…その、腹いっぱい食べるなんて夢の又夢だったから…最後の晩餐みたいな感じがして落ち着かないんです」
少し顔を持ち上げて、和室の奥にある仏壇を見つめる
仏壇には、父様と海と空の写真が供えられてあって、当時の記憶が鮮明に蘇る
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空が、特攻する日
父様が奮発してよもぎ餅を買ってきてくれた
空「え!お餅だ!いいの?」
江戸「いいんだよ、空は、今から、この国のために…」
父様の声が、肩が震えだす
部屋の空気は、重苦しいものに変わってしまった
海「…父さん、せっかくの餅だし、笑顔で」
江戸「そうだな…空、、、頑張って来るんだよ…」
そう言って渡された笹の葉に巻かれたよもぎ餅を、空はその場で食べた
立ったまま食べるな、行儀が悪いぞ。そんな声は聞こえなくて
2つのよもぎ餅を食べ終わった空は、暫く俯いていたが、
急に顔を上げたかと思うと
空「ご馳走様でした。とても美味しかったです。お陰様で久しぶりにお腹が膨れました」
そう満面の笑みとは裏腹に静かな声で告げて
この家を発った
空は、お国のために、散ったのだ
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先輩たちも察したのか、黙り込んでしまう
日帝「まぁ、食べなきゃいけないのはわかってるんで、ちゃんと食べますよ」
そう言って大皿に手をつける
ナチ「…俺達は消えたりなんかしないし、あんな事、もうしたりさせたりなんてすること無いんだ」
イタ王「そうなんね!io達はもう引退してるし、ずっと仲良しで居られるんね!」
二人なりに慰めてくれているのであろう
なんだか胸のあたりがじんわりと暖かくなる
嗚呼、今日の料理は失敗だな
こんなにもしょっぱい
先輩たちがいつまでも背中を撫で続けてくれた
じゃ、ばいばい、
お粗末様でした!!