テラーノベル
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❤️🔥「はじめまして。月足です。」
新入社員だと言うのに、営業に1人で回される
いかにもハードな仕事。
乗り気はしないけど、
まずは希望の会社に入社出来た事を喜ばなくては。
…「はじめまして。名刺、頂戴します。」
なれない手つきで、取引先と名刺交換を交わす。
…「すみません。もう1人来るはずなんですが、
遅れておりまして…」
❤️🔥「いいえ、お気になさらず。」
…「ありがとうございます。どうぞお座り下さい。」
やっとの思いで椅子に寄りかかる。
めっちゃふかふかだな、とか余計な事を考えつつ、
遅れてくる人の事を想像する。
男の人とかだよね。
遅刻って事は、ドジな人なのかな。
ガチャ
遅れてやってくる1人を待つ静かな空間に、
ドアの開く音がして皆の目線が向く。
?「遅れました!!」
7、8人の中から私を見つけ、
此方に駆け寄ってくる。
?「あっ、取引先の方ですね!!」
「今日は御足労頂きその上お待たせしてしまって…」
🪐🧡「申し遅れました!!鎮西寿々歌と申します!!」
その姿は、美しい女神の様だった。
整った顔立ち。女性にしては高い身長。
すらっと伸びる足ぱっちりした目。たらこ唇。
全てが尊く美しいものだった。
想像との相違に混乱させられる私は、
❤️🔥「あ、えっと…」
言葉が詰まってしまう。
やばい。このままいけば、取引が失敗してしまう。
こういう時、なんと言えばいいのか
新人研修で習ったはずなんだけど。
こりゃあ一から出直しだな…
取引相手の鎮西さんとやらが、テーブルに置かれた
企画書を手に取りぺらぺらとめくりはじめる。
🪐🧡「わ、これ採用!!」
❤️🔥「…え?」
🪐🧡「これめっちゃいい!!やりたい!!好き!!」
即決過ぎて正直ビビる。
…「あー、いいね。これ。」
…「やります?これ。」
…「やる価値はあると思いますよ。」
🪐🧡「よっしゃ、決まりね!!」
鎮西さんの見ているページを皆が覗き込んで、
何だかトントン拍子で進み過ぎている気がする。
🪐🧡「とても良い案ありがとうございました!!」
「次も楽しみにしていますね。」
❤️🔥「ありがとうございました…」
結局取引は完了して、取引先の会社から去る。
内容の説明も少しはしたけど、
どうもやりきった感が残らない。
あの人、凄く可愛かった。彼氏、居るのかな。
少なくとも、交際経験は複数あるだろう。
笑顔が素敵で、同僚らしき人達と
フランクに話してたけど、私とはきちんと丁寧に
接してくれた。
❤️🔥「あ、こんな事言ったら失礼だよね…」
︎︎ ...
?「新人なのかな、あの子。」
🪐🧡「んー?確かに背がちっちゃくて小動物みたいだったね。」
?「そういう感じ?ww」
🪐🧡「真中もそう思うでしょ?」
☁️️🩵「まあ、確かに。」
「何、好きなの、そういう感じですか!!」
🪐🧡「え、好きかも。」
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初めてのテラー&初小説です✋🏻♩
以後お見知りおきを><♡
コメント
1件
ねええええ上手すぎるすき