私はなんだか妙に眠れなくて,早めに待ち合わせ場所に着いていた
暫く待っていると須崎さんとアイがやって来て,その後に佐倉さんが来た
ふと佐倉さんを見ると,彼女は溜息を吐いていた
美咲「はぁ」
奏「ね,ねぇ,まさかとは思うけど…その絆創膏って…まさか,キスマ?」
恐る恐るといった感じで須崎さんは聞いた
美咲「えッ!?///あッ…///う,うんッ…///
実は…狗巻くん達と仲良くしてることに嫉妬されちゃって……」
アイ「あらま…」
あー,やっぱり嫉妬か…
美咲「絆創膏はみゆゆからのアドバイス…
でも問題は,明日なのよ……」
『何かあるの?』
奏「明日?何かあるの?」
私と須崎さんは同時に質問した
美咲「今日分攻めるって言われちゃった……
何されるかな……」
え,こわっ
奏「え…まじか…
結構Sなんだねみんな」
美咲「た,確かにッ///」
『取り敢えず今日は楽しんで少しだけでも忘れよっか…』
私は苦笑いをし乍ら云った
狗巻「ツナマヨ〜(美咲ちゃん達〜)」
美咲「あッ!狗巻くんッ」
佐倉さんが狗巻さんを呼ぶと不機嫌な顔をした
どうしたんだろうか……
美咲「ん?どうしたの?」
狗巻「すじこ…(棘でいい…)」
なるほど!呼び方か
多分狗巻さんは佐倉さんに好意を寄せてるみたいだし…呼び捨てにされたいのかな
美咲「え?じゃあ棘くんでいい?」
狗巻「しゃけぇ!(うん!)」
虎杖「なんか…デートっぽくない? 」
美咲「あ!確かに!」
『でも男2人余るよ』
アイ「あはっ確かに!」
暫く話していたら他の3人がやって来た
ウェン「ごめん!遅れちゃった〜!」
リト「いやー動きやすい服の方がいいのかなって悩んじまった!」
葛葉「…………」
いや,なんでも良いから喋りなよ葛葉…
伏黒「揃ったところで… 今日どこ行くんすか?」
美咲「えっとね
ボウリング!シュリさんから半額クーポン人数分貰ったんだ!」
昨日シュリさんから貰ったのはボウリングの半額クーポンだったんだ…
アイ「いいね!」
虎杖「いいっすね!」
『楽しそう』
美咲「じゃあ行こ!」
〜そして2時間後〜
楽しかったなぁ!
美咲「虎杖さんと宇佐美君と赤城君すご!」
奏「全部ストライク…すご!」
美咲「ね!」
ウェン君もこんなに運動神経がいいなんて,知らなかったな
美咲「あ,そろそろ帰らないと!」
伏黒「そうですね」
そうして帰路に着き,公園で着く
美咲「楽しかったです!
じゃあまた明日学校で!」
狗巻「しゃけ!(そうだね!)」
私達は公園で別れ,静かに1人帰っていた
1人の男の人とすれ違う
すると何かが落ちたような音が聞こえた
パッと振り向くと香水が入ったペンダント
ガラスだったが,かなり丈夫なのかヒビすら入っていなかった
蜂の飾りがある
すぐに届けようとしたが,見失ってしまった
『どうしよう……近くに交番ないし…』
取り敢えず持って帰って,明日交流の広そうなウェン君に聞いてみよう
もしかしたら,知ってる人かもしれないし…
そう思って私はペンダントを拾って再び帰路についた
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