🍌side
おらふくんと食べるご飯はすっごく美味しいし、会話も弾んで1時間があっという間だった。
ただ気になっていることが1つ。
☃:『温かい物食べたらやっぱ暑くなっちゃうねんなぁ。(´Д`)ハァ…』
おらふくんはそう言って、パーカーの前を開けた。
🍌:『ん??』
自分はびっくりした。だっておらふくんの首元が透明になっていたから。
🍌:『おらふくん….?』
理由を聞こうと、そこまで言いかけてやめておいた。
今日1日、厚めのパーカーを着て首元を隠しているような気がしたから。
気温20℃だよ?自分でもTシャツなのに。
何かあるなら、たくさんの人がいるここで話しちゃダメだと思った。
☃:『おんりーどうした?急に黙って。』おらふくんが心配そうに見つめてきた。
🍌:『..ん….ここのご飯美味しいね(*^^*)』
おらふくんは気づかずそのままご飯を食べている。首元は何度見ても透明のままだった。
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続けて🍌side
時刻は16:00。もうすぐおらふくんは関西に帰る時間だ。
自分たちは近くの公園で休憩していた。
🍌:『ねぇおらふくん。1つ気になることがあるんだけど。』
『何か、隠してることない?』
☃:『………なんでそんな事聞くん? 何も…隠してないよ?』
戸惑ったようだが、おらふくんは冷静に答えた。
🍌:『自分、見ちゃったんだよね。お昼にさおらふくんの首元が透明になってたの。』
一瞬目を見開き、それでもすぐに笑っていた。
☃:『そんなわけないじゃん!見間違いだよ、きっと。』
そう言いながらも彼は、悲しい目をしていた。
見間違いなわけないじゃん。作り笑顔はやめてよ。
🍌:『…….あの後、調べたんだよね。』
自分はスマホの画面を見せる。
🍌:『涙透病。だよね?おらふくんは。』
☃side
🍌:『涙透病。だよね?おらふくんは。』
…………おんりーは流石やな。奇病のことまで当てて、でも2人っきりになるまで言わずに。
元は僕がごはん屋で首元を見せちゃったのがいけんかったな。せっかくパーカーで隠していたのに、
バレちゃったわ。
僕は数時間前の僕を恨んだ。
☃:『そうだよ。』
🍌:『……………』
☃:『涙透病の人はネガティブな感情になったら涙に体が反応して透明になる。』
☃:『治らなければ、蒸発して死んでしまう。』
分かりきってた事実を口にして、僕は怖くてうまく口が回らなかった。
2人の間に数十秒間沈黙が生まれる。正直気まずい。
そんな空気を破ったのはおんりーだった。
🍌:『そうだよね。おらふくんはアンチも多いし。』
今まで聞いたことない怖い声に、僕は無意識に身構える。
🍌:『ゲームも自分みたいに上手くないし、目立ちたがり屋でうるさいし、正直言って邪魔。』
『いなくなっても誰も悲しまない。』
おんりーから出た予想外の言葉が僕の心に突き刺さった。
必死に我慢しても、涙が止まらない。
両手が透明になっていく。
🍌:『でも……..』
『苦手なことにも怯まず挑戦して、天然ムーブで雰囲気を明るくできて、そのおかげで動画が楽しくなる。』
☃:『…..!?』
🍌:『ドズル社には、…ううん。少なくとも自分、おんりーにはおらふくんが必要なんだよ。』
その言葉は、僕の中で何かが変わったような気がした。
🍌:『ゆきんこが求めてるおらふくんは能力値じゃない。おらふくんの存在が僕達を笑顔にしてるんだよ。』
『だからもう、怖がらないで。』
僕は涙を流した。でも両手は元に戻っていく。僕は久しぶり心から笑えたんだ。
🍌:『傷つけるようなこと言ってごめんね。本心じゃないから(^O^;)』
『【治し方】が嬉し涙を流すだったから、強く言っちゃった💦』
☃:『グスンッ、奢ってくれたら許してあげなくもないw』
🍌:『w….仕方ないなぁ。』
☃:『ありがと、おんりー。』
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凛真💫『スクロールお疲れ様でした。』
『自分でも書いててよくわからん話になってるんですが、まぁここまで読んでくださりありがとうございました。』
『もし、”これどういう意味?”とかあったらコメントください。解説出します。』
『あと、たくさん見ていただいたら、気分でメリーバッドエンド()も出すので。』
『面白かった!って言う方は❤たくさんください。主が喜びます!』
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