テラーノベル
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場所は自宅でした。時間は朝です。
まず、父親が包丁を持って暴れていました。
その時は父親の近くに同性の彼女がいたので、父親を止めなくちゃいけないと思い、素手だと自分も殺さねかねないので武器を探そうと思いました。そこで、ふと頭によぎったのが(現実で)昨日の夜、包丁が流しに置いてあったということ。早く父親を止めようと、台所まで行き、流しを見る。でも、流しには置いてありませんでした。私は親が包丁をいつもどこに置いているかどうかを知っていたので、いつも包丁が入っている引き出しを開け、そこから包丁を一つ持ち出し、父親のもとへ向かいました。
そして、包丁を構え父親めがけ突進しました。その時父親は彼女の方を向いていて、私の方には背中を向けていたので簡単に殺せました。刺してからすぐに父親が床に倒れ込みました。包丁を引き抜くと、血飛沫が上がり、私の着ていた服を少しだけ赤く染めました。
そのあと、私は親を自分の手で殺したという罪悪感と、これからの不安に襲われ、地面に膝をついてしまいました。その時に包丁から手を離してしまいました。
その包丁は彼女の手に渡りました。彼女は何も言いませんでした。何もせず、立っていました。
私の口が、
「もう殺して」
と言いました。私は立ち上がり、俯いていました。
彼女はそれを聞き、何も言わずに包丁を私に向けました。
包丁が私のお腹に迫ります。
ふと、包丁がすぐ近くまで迫ったとき、ものすごく死ぬのが怖くなって
「やっぱいい!!やめて!!」
と叫んでしまいました。
彼女はそれを聞き、私の右手首にそっと包丁の刃を当て、ゆっくり、焦らすように私の右手を切り落としました。もうあるはずがない右手が冷たくなったように感じました。私は思わず泣いてしまい、
「い、いいい」
と言いました。痛い、とすら言えません。
そして、彼女が再び私のお腹に刃を向けました。ゆっくり、亀のようなスピードで迫ってきます。
そして、ついに刃が私の皮膚を突き破る。そして、私の肉、そして臓物。私の体に冷たいものが入ってくる感覚。もう、痛みがよくわからなくなってきて、なんだか痛くなかったようにも思えます。ですが、涙はぽろぽろと私の頬を濡らし続けています。彼女は、何も言いませんでした。
私は、自分で自分の体が冷たくなっていくのがよくわかりました。すごく寒いです。暑いけど、寒い。よくわかりませんでした、
包丁は私のお腹に刺さったまま。私は、今までの人生を思い出しました。所謂、走馬灯というやつでしょう。嫌なことばかり思い出すもので、つい彼女に言ってしまいました。
「ありがとう、本当にありがとう…」
彼女は何も言わないけれど、私の脳はとっくに思考をやめて、私の口はずっと同じことを言っていました。
瞼が重くなってきた頃、ふと彼女が
「どういたしまして」
と一言。私は、笑みを浮かべて意識を手放しました。
これは、私の夢です。
コメント
1件
うわ……これ、夢って言ってるけど、めっちゃ生々しくて読んでて息詰まったわ。最初の父親止めなきゃって冷静な判断から、刺した後の罪悪感、彼女に♡♡♡れる恐怖、最後の「ありがとう」まで、感情の流れがすごくリアルだった。特に「もう♡♡♡て」って言っちゃうとことか、やっぱ死ぬの怖いって叫ぶところ、人間臭くて刺さった。夢ってオチも含めて、一回でずっしり来る話だった。投稿お疲れさま!
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