テラーノベル
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それは、まるで季節の移り変わりを感じるときのように、ふと自然に起きた。
ちか、と視界が弾むような感覚。
「───あ」
察した、とでも言うべきか。
それとも、もっと言葉を選ぶべきか。
風に流れるように重力に従う髪と、
ほんの一瞬。瞬きすら惜しくなるような、あの目と視線が合った瞬間。
雷が走ったような衝撃が、頭の中…いや、胸の奥。肺でも心臓でもない、もっと奥に轟いた。
でも、その人が通り過ぎ去った頃。
腑に落ちるように、すとん、と、ある事実が心の中に沈んだ。
…状況の処理が追いついた瞬間、顔周りや首あたりに、じわりと熱が広がる。
これは───────この気持ちは─────?
……みたいに、すっごくえもくて可愛くて、そんでどうしようもない一目惚れとかあったらいいですよね。
コメント
3件
こーゆー、人物描写のみの作品、結構好きだったりする
ああ、もうめっちゃわかる…!「雷が走ったような衝撃」って表現がすごく刺さったんですけど、それってほんとにそういう瞬間ってあるよね。心の奥でじんわり熱が溜まってく感覚とか、すとんと腑に落ちる感じとか、そういうの丁寧に掬い取ってくれるから好き。最後の一文、ちょっとふふってなっちゃった。素敵な話をありがとうございます🌙