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〔第三章:冬川豊のお願い〕
次の日、冬川に呼ばれて校舎裏へ来た。
「なんかあった…?」
そう聞いた時からもう、変な汗がタラタラと流れていた。
「あ、あのさ………お願いがあるんだよね」
嫌な予感がしたのか、さらに背筋に冷たいものがたった。
「お、お願いって…?」
(もう…聞くしかない……..)
俺は覚悟して、耳を傾けた。
」蜜奇さんと近づくための手伝いしてほしいんだっ!دا
(あああああああああああああああ!やっぱり!)
“やっぱり“嫌な予感が的中してしまった。
(しょうがねぇけど……..断るしか…)
「お、おう……悪りぃ… 冬川、今別の人の手伝っt_」
「頼む!」
「ぅ゙っ……」
(こういう時、冬川ってキャラ変わるんだよなぁ…)
親友に言われ、断りづらくなってしまったのか、俺はいつの間にか口走っていた。
「はぁ、しょうがねぇなぁ…」
「よっしゃぁ!」
(あ…)
俺のミッションの壁はさらに高くなったような気がしたのだった。