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〔第四章:蜜奇さんの好きな人〕
(もうこうなったらヤケクソじゃい!蜜奇さんのも聞いてやる!!)
四季のことが好きな俺は四季の恋を手伝おうと今さっき冬川に好きな人を聞き、冬川の恋も手伝うことになり今がある。
正直ややこしくて頭がパンクしそうだ。
蜜奇さんは隣のクラスで生徒会役員。
でも今日は教室にいるようだ。
「蜜奇さーん?」
「ん?あ、はーい」
「ちょっとお話よろしい?」
「うん」
・・・
「え、えぇ!?好きな人暴露しろと!?」
「頼む!」
「え~……じゃあ当ててよ」
突然の提案に少し動揺したが、ここで引くわけにもいかない。
「OK、分かった」
「んーと、じゃあ特徴三つ言うからね」
「了」
「①人気者」
「ほう」
まだ分からない。人気な人は意外といる。
「②面白い」
「はい」
うーん、まだ。
「③一緒にいてて安心する」
「あぁ!」
今ので分かった!絶対あいつしかいない。
(帰り道とかたまたま見といてよかった…)
「えっ、分かったの」
「大体ね」
「3回だったら答えてあげる」
(頼む!当たってくれ!)
「えっと、緑川だろ!」
「っ…」
「どうだ?」
これしか頭に浮かんでこないから違かったら詰みだ。
「せ、正解っ…」
「よっしゃぁ!」
(蜜奇さん、緑川と一緒の時、特によく笑うもんな~って見てた覚えがあったから良かった…)
とりあえず当たった! よっしゃぁ!
…ん?ちょっと待てよ?
(冬川片思いやんけええええええええええ1)
「で……….?何したいの?言いふらしたら許さんからな〜?」
「は、はい」
「ま、そこはいいけど」
「じゃあね、これから会議行かなきゃだし」
「お、おう」
(…この関係ややこしすぎだろ!)
そして(恋の手伝いって簡単じゃねぇ…) と思い知らされるのだった…
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