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コメント
1件
...これで初投稿だと...?!プロ?天才?何を食べたらそうなれるんだ...やっぱ天才はパナいですね✨️!
初投稿のヌッシであります!まだ未熟者でありますが、
是非是非楽しんでほしいであります!
それではいってらっしゃい!
目を覚ますと知らない場所に座り込んでいた。
辺りは草原に囲まれて…
何より、関係あるかないかなどは分からないが、腹が減っている。
「……ここ、どこなんやろ」
思わず口に出たその瞬間、背後から声がした。
「目を覚ましたんですね。」
振り返ると、そこに立っていたのは——
「おそようございます。」
少年だった。見た目は…
かわいい少年って感じだ。
「あなた、倒れてたんですよ、三日も。」
年の頃は、やはり自分より離れているように見える。
少しくすんだような白色の髪、ぱっちりしている目。
見た目は普通の少年……のはずなのに、どこか現実味が薄い。
「三日も!? そら腹減るわけや……」
起き上がろうとした瞬間、ふらっと体が傾いた。
そのとき、腕を支えられる。
ちっこいのに、力はあるんやなぁと思った。
「無理しないでください。」
そう声を掛けられる…
けどそんなことより近い。
近くで見ても見なくとも普通に女の子と間違えるレベルやな…
声聞けばギリ分かるか…
「…あの、大丈夫ですか?」
「あぁ、助けてくれて、ありがとうな。俺、ユズって言うねん」
そう名乗ると、その人は一瞬だけ目を伏せた。
「……ボクは、モア」
「モア? 変わった名前やな」
「仮の名前ですよ♪」
さらっと言われて、俺は言葉に詰まった。
「仮って……本名ちゃうん?」
「はい♪」
それ以上、モアは何も語ろうとしなかった。
代わりに、水と簡単な食事を差し出してくる。
「ユズは、しばらく一人で歩くべきじゃないです」
「……それ、守ってくれるみたいな言い方やな?」
冗談めかして言ったつもりやった。
けど、モアはしばらくの間無表情だった。
「そう。ボクは、ユズを守るよ。」
やっと発言したと思えば、“守る”の断言やった。
そう言って笑うモアに、胸の奥が、少しだけざわつく。
懐かしいような、謎の感覚がした気がした。
「……なあモア」
「なに?」
「俺ら、前に会ったこと……あるんかな」
モアは答えなかった。
ただ、ほんの少しだけ、わざとらしく微笑んだ。
「今は、まだ言えないですかねぇ…」
その横顔を見て、俺は思ってしまった。
——この人、俺よりずっと孤独なんちゃうか。
「ま、まぁ、そんなことはおいておきましょう!」
「それじゃあ、街へ行きましょう」
モアはそう言って、何もない草原の向こうを指さした。