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3 - 第3話 優勝するのは?veeのクイズSHOW編

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2025年09月21日

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眩しいライトと派手なBGMが鳴り響くステージ。そこには緑色の壁に囲まれたクイズ会場が広がり、司会者のVeeが堂々と立っていた。画面は光を帯び、アンテナをピンと立て、まるで王様のような振る舞いでマイクテイルを掲げる。


「ようこそ、みなさん!今夜のスペシャルクイズショーへ!出場者は…」


スポットライトが次々と照らす。

Dandyが腕を組んでニカッと笑い、Sproutは軽く手を振り、Shellyは「がんばるぞー!」と元気いっぱいに声をあげる。Dyleは静かに観客席を一瞥してから一礼し、Astroは少し眠そうな目で「…本当にやるんだ……」と呟く。

そして横にはPebble。小さな体でちょこんと座っているが、その瞳はキラキラしている。


「では第一問!計算問題です!」

Veeの声が鋭く響く。画面に数字が浮かび上がる。


「次の式を解きなさい。

2 ÷ 2 × 1 = ?」


「…簡単すぎませんか?」Dyleが小声で呟き、ペンを構える。

「いやいや、ひっかけかもしれないよ!」Sproutが眉をひそめる。

「わたし計算は得意!」Shellyが元気に解答用紙を見つめる。

「簡単に解けるよね…」Astroが書き始めたそのとき。


「ワン!」


Pebbleが突然鳴いた。

一瞬、会場が静まり返る。Veeの画面がピカッと光った。


「……正解!」


「えええぇぇーーっ!?!?」


出演者全員が椅子からずり落ちそうになる。


「今回の答えは 1。Pebbleの『ワン!』が見事正答です!」


Veeが満足そうに解説する。


Dandyは吹き出して笑いながらPebbleの頭を撫でた。

「いや〜、流石僕のペット!!僕に似たんだねきっと!」

Sproutは呆れ顔。「似てはないと思うよ多分」

Shellyは大喜びで「Pebbleすごい!クイズ王だよ!」と拍手する。

Dyleは目を細め「まさか偶然とはいえ…恐るべき直感です」

Astroは額に手を当て「…予想外すぎるよ……」


Veeはクスクスと笑う。


「さて、次の問題へいきましょう。皆さん、Pebbleに負けないように!」




「さあ、まだまだ続きます!次のコーナーは

“ジャンル別クイズバトル”!

歴史、理科、音楽、スポーツ…あなたの知識が試されます!」


◆音楽問題


「ベートーベンの代表曲『運命』。冒頭の有名なリズムは?」


Sprout:「タタタタターーーーン!」

「勢いはありますが“ターーーン”は余計です」


shelly:「ダダダダン!でしょ!」

「惜しい!!」


Dyle:「“ダダダダーン”が正解でしょう」

「正解!」


Dandy:「僕は“ジャーン!”って聞こえるな」 「それはただの効果音」


Pebble:「ワン!ワンワン!」

「……四拍子に聞こえなくもありませんね」


◆スポーツ問題


「サッカーでボールを手で扱える特別な選手は誰でしょう?」


Shelly:「キーパー!これは得意!」

「正解!」


Dandy:「観客!」

「それ反則」


Sprout:「……審判?」

「審判が触ったら試合壊れるに決まっているでしょう?ベリーボーイ。」


Pebble:「アーフ!」

「犬サッカーならそうかもしれません」


◆理科問題


「次の中で哺乳類はどれ? A.ペンギン B.イルカ C.カエル」


Dandy:「全部!」

「欲張りすぎです」


shelly:「イルカ!」

「正解!」


sprout:「えっ、ペンギンって哺乳類じゃなかったの!?羽あるのに!?」

「…それは鳥類です」


Dyle:「カエルは両生類。ペンギンは鳥類。したがってB」

「さすが冷静!」


Pebble:「ワンワン!」

「え?複数回答は受け付けてません」


◆歴史問題


「日本で一番古い貨幣の名前は?」


Shelly:「えっと…“お金の元祖”…とか?」

「ブッブー!創作しないでください」


Dandy:「“スーパードラゴンゴールドコイン”!」

「いやゲームかよ」


Sprout:「…米?」

「確かに昔はお米が価値を持ちましたが、貨幣ではありません!」


Dyle:「正解は“和同開珎”ですね」

「……唯一まともな答えです」


◆料理問題コーナー


「カレーのスパイス“ターメリック”は何の色付けに使われる?」


Sprout:「黄色!これならわかる!」

「正解!」


Dandy:「虹色にできたりしない?」

「そんな魔法スパイスありません!」


Shelly:「赤?トマトっぽいから!」

「トマトは別です」


Pebble:「ワンワン!」

Dyle:「……黄色を指したのかもしれませんね」

「偶然ながら正解判定します」


◆チャレンジコーナー


「今から私が出す指令をその場で実演してください!

『一番“怪しい人”っぽい表情をしなさい!』」


Dandy:ニヤリと眉を上げて「へへっ」

Shelly:恐竜の真似をして「がおー!」

Sprout:そわそわして目を泳がせる。

Astro:ため息をついて肩をすくめる。

Dyle:無言で見透かすような目線を送る。

Pebble:「ワン!」と吠えてカメラにドアップ。



「……1番はPebble!完全に怪しかったです!」



◆早押しコーナー


「世界で一番高い山は?」


Astro:「エベレスト…」

「正解!」


「地球は一日で何回自転する?」


Sprout:「一回!」

「正解!」


「2+3×2=?」


Shelly:「10!」

「ブッブー」

Dandy:「8!」

「正解!」


Pebble:「ワン!」

「……また1を狙いましたね」



「さあ、このクイズ番組もそろそろクライマックスに近付いております!そこで!

特別に今回は『喋らず伝えろ!ジェスチャークイズ』を行います!」



◆第1問:お題「恐竜」


挑戦者:Shelly


Shellyは大きく腕を広げ、口をガバッと開いて「がおー!」と無言で動き回る。背中を丸めて尻尾を振るようなポーズ。


Sprout:「……え、怪獣?」

Dandy:「違うな、これは恐竜だ!」

Astro:「Dandyの答えで合ってると思う……」


「正解!」


Shellyはドヤ顔で親指を立てた。


◆第2問:お題「ケーキを食べる」


挑戦者:Sprout


スプーンを持つ仕草をして、大きく口を開けて「あーん」と黙って食べる動作をするSprout。


Dyle:「……食事?」

Dandy:「プリン!」

Shelly:「アイス!」

Astro:「……ケーキだったり…?」


「正解!」


Sproutはホッと胸をなで下ろす。「正直、伝わるか心配だった…」


◆第3問:お題「電車」


挑戦者:Dyle


Dyleは無言で腕を左右に揺らし、ガタンゴトンのリズムを再現。両手を前に動かして車掌の真似までしてみせる。


Dandy:「あれは間違いなく…電車!」

Shelly:「うん!汽車っぽいけど!」


「正解!」


◆第4問:お題「宇宙」


挑戦者:Astro


Astroは両手を広げて宙を仰ぎ、無重力で浮くような動きをする。


Sprout:「……風呂?」

Shelly:「バレエ?」

Dandy:「宇宙!宇宙だよ!!」


「正解!」


Astroは小さくうなずき「よかった…」と一言。


◆第5問:お題「犬」


挑戦者:Pebble


……。


Pebbleはその場で座り、首を傾げてから……

「ワン!」


会場は爆笑の渦。


「……ジェスチャーのはずが、鳴いたじゃないですか」


Shelly:「答えは犬だね!」

「正解。…というか、本人、いや本犬…?そのものでしたね」





ライトが一斉に明るくなり、Veeがステージ中央へ進み出た。

マイクテイルを掲げ、緑の画面を輝かせながら高らかに宣言する。


「さあ!全てのクイズとコーナーを終えて、いよいよ優勝者の発表です!」


ドラムロールが鳴り響き、スポットライトが次々と出場者たちに当たる。


「今回、最も正解を導き、最も会場を沸かせたのは……

――――Pebble!」


「ワン!!」


Pebbleが嬉しそうに飛び跳ねると、客席は大歓声。紙吹雪が降り注ぎ、拍手が響き渡った。


「おめでとうございますPebble!こちらが優勝者への景品、

金色の骨型トロフィーです!」


その言葉と同時に現れたのはPebbleの体に合わせて少し小さめに作られたキラキラ光る立派な骨の形をしたトロフィー。

Pebbleはそれを見て嬉しそうに尻尾をブンブン振った。


舞台裏にて


番組が終わり、ライトが落ちた backstage。

皆が着替えや片付けをしている中、笑い声が絶えなかった。


「優勝がPebbleだとはね……」Astroは少しフッと笑う。


「正直、僕らの必死さが恥ずかしくなるね…」


Sproutは肩を落とす。

Shellyはケラケラ笑いながらPebbleの頭をなでた。


「でも可愛いから許せちゃうんだよね!Pebble最高!」


Dyleは腕を組み、トロフィーを眺めながら静かに呟く。


「勝者に相応しい姿勢でした。偶然も、才能のうちでしょう」


Dandyは声をあげて笑った。


「いや〜、いい番組だったね!また出たいな!」


Pebbleは「ワン!」と鳴きながら金色の骨トロフィーを頭に乗せて走り回っている。

その姿にみんながつられて笑い、舞台裏は和やかな余韻に包まれるのだった。

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