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続き
Matt side
「黄色いスイセンやっと買えた…」
僕は花を見ながら街を歩いていた。
これで翠の彼に渡して、喜んでもらうのだ。そうと決めたら家に帰ろう。その時だった。
「…?…あれは…Edd…?」
そう。最愛の彼、Eddが上を見上げぼーっとしていたのだ。僕もそれに釣られ、上を見る。
「ッッッ!?」
鉄の棒が彼に向かって落ちて行っている様だ。
Edd side
「…ぁ…」
俺は一瞬で死を覚悟した。あれはもう無理だ。俺は足も遅いから、今走ったって逃げられないだろう。
嗚呼、俺の人生は…愛する人に愛を精一杯伝えられず幕を閉じる様だな。
Matt「危ないッッッ!!!!」
「…え」
「M…att………?」
なん…で…俺を庇ったの……?
「…うぁぁ…あ…」
嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ俺のせいで俺のせいで俺のせいで俺のせいで俺のせいで俺のせいで俺のせいで
「…?」
ふと血だらけの彼の手元を見た。
黄色いスイセンが握られている。
俺はその血に濡れたスイセンを手に取った。
「ッッ………」
黄色い……スイ…セン………
…そっか。君は俺に愛されたかったんだね。………本当に……ごめんね…
「…ねぇ。今更こんなこと言ったって届かないだろうけど。…俺君の事が大好きだよ。他の誰より、世界の誰より。ずーっと好き。」
Matt「………」
俺がそう言うと、心なしか笑ったような気がした。
黄色いスイセンの花言葉
「もう一度愛してほしい」
______TRUE END…?_______
コメント
6件
カゲロウデイズ聞いてたから泣きそう(´;ω;`) というか泣いた…… 授業中見てたんだお……泣きそう……泣いたよ…… スイセンはずるいわ……。 似たようなの書こうかな()